中古一戸建て相場の概況
2021年10月〜12月期の東武佐野線 (田島駅~葛生駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.2万円/坪(16.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +31.3%( +12.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 30 件(1年前(2020年)に比べて -11.8%( -4件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 21.8年(昨年 22.7年から -4.3 %減)。平均土地面積は 113.8 坪 (昨年 98.9 坪から +15.1 %増)。平均建物面積は 39.8 坪 (昨年 40.0 坪から -0.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。佐野駅、田沼駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは佐野駅で昨年に比べ +34.8 %、坪単価は 38.8 万円/坪となった。
上位 1 駅(佐野駅)は +34.8 %(坪単価 +10.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(堀米駅)は -42.5 %(坪単価 -34.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.9 % → 2021年 6.7 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 30.0 % → 2021年 34.6 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 21.9 分 → 2021年 27.6 分、+26.3 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 30.8 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった佐野市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.3万円/坪(20.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +14.2%( +8.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 12 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった吉水駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.9万円/坪(8.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -34.3%( -14.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
東武佐野線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
田島駅 | 2.9万/坪 (36.3年/331坪) | - | 25.9万/坪 (43.3年/198坪) |
佐野市駅 | 68.3万/坪 (15.1年/79.4坪) | 59.8万/坪 (18.6年/91.1坪) | 69.3万/坪 (8.0年/90.4坪) |
佐野駅 | 38.8万/坪 (26.6年/105坪) | 28.8万/坪 (32.3年/79.4坪) | 61.9万/坪 (14.9年/69.1坪) |
堀米駅 | 46.3万/坪 (34.8年/56.0坪) | 80.5万/坪 (-0.25年/93.8坪) | 50.8万/坪 (13.0年/56.0坪) |
吉水駅 | 26.9万/坪 (15.8年/32.5坪) | 40.9万/坪 (31.8年/78.7坪) | 24.6万/坪 (28.8年/77.1坪) |
田沼駅 | 56.1万/坪 (23.4年/150坪) | 44.3万/坪 (10.6年/92.7坪) | 70.4万/坪 (4.3年/96.8坪) |
多田駅 | - | 15.7万/坪 (28.8年/49.9坪) | - |
葛生駅 | - | 7.4万/坪 (48.3年/230坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
佐野駅 38.8 万/坪(昨年同期比 +34.8 %)
佐野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.8万円/坪(11.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +34.8%( +10.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて -40.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.6年(昨年 32.3年から -17.7 %減)。平均土地面積は 105.4 坪 (昨年 79.4 坪から +32.7 %増)。平均建物面積は 31.3 坪 (昨年 49.1 坪から -36.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 32.3 年 → 2021年 26.6 年、-17.7 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 44.4 % → 2021年 33.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 14.5 分 → 2021年 23.7 分、+63.2 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 22.2 % → 2021年 33.3 %)
堀米駅 46.3 万/坪(昨年同期比 -42.5 %)
堀米駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.3万円/坪(14.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -42.5%( -34.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 34.8年(昨年 -0.2年から -14204.4 %減)。平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 93.8 坪から -40.3 %減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 34.8 坪から -13.0 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 -0.2 年 → 2021年 34.8 年、-14204.4 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 19.0 分 → 2021年 30.0 分、+57.9 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示