JR青梅線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年7月〜9月期のJR青梅線 (立川駅奥多摩駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.2万円/坪(27.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -8.8%( -8.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 70 件(1年前(2018年)に比べて -32.7%( -34件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 16.6年(昨年 16.7年から -0.4 %減)。平均土地面積は 64.8 坪 (昨年 64.2 坪から +0.9 %増)。平均建物面積は 46.6 坪 (昨年 48.6 坪から -4.2 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく減少。

値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 11 駅。ほとんどの駅において下落した。羽村駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは二俣尾駅で昨年に比べ +225.1 %、坪単価は 91.5 万円/坪となった。

上位 2 駅(二俣尾駅東青梅駅)は +163.8 %(坪単価 +48.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(中神駅昭島駅)は -36.3 %(坪単価 -50.4 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 23.2 % → 2019年 22.4 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 17.2 % → 2019年 16.4 %)

価格下落要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 44.4 % → 2019年 41.8 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 2.9 % → 2019年 2.9 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった立川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 140万円/坪(42.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -3.0%( -4.4万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 11 件(1年前(2018年)に比べて +37.5%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった青梅駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.2万円/坪(12.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -9.1%( -4.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて -60.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

JR青梅線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR青梅線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
立川駅140万/坪
(15.9年/60.8坪)
144万/坪
(15.9年/42.9坪)
143万/坪
(15.4年/48.7坪)
西立川駅106万/坪
(6.0年/28.7坪)
146万/坪
(15.5年/74.4坪)
116万/坪
(6.8年/34.8坪)
東中神駅80.1万/坪
(15.2年/33.3坪)
83.4万/坪
(46.0年/62.0坪)
123万/坪
(12.3年/72.3坪)
中神駅71.1万/坪
(24.0年/37.8坪)
112万/坪
(1.1年/37.7坪)
135万/坪
(12.9年/43.6坪)
昭島駅107万/坪
(12.4年/42.9坪)
166万/坪
(17.1年/70.8坪)
98.5万/坪
(10.4年/38.2坪)
拝島駅71.9万/坪
(20.3年/46.1坪)
107万/坪
(11.8年/43.7坪)
105万/坪
(7.8年/37.1坪)
牛浜駅-73.7万/坪
(25.1年/138坪)
65.7万/坪
(16.5年/21.9坪)
福生駅68.6万/坪
(22.5年/39.3坪)
106万/坪
(16.2年/43.9坪)
81.3万/坪
(22.0年/52.7坪)
羽村駅97.4万/坪
(13.1年/36.0坪)
86.1万/坪
(14.4年/70.0坪)
244万/坪
(5.0年/80.8坪)
小作駅85.9万/坪
(15.2年/113坪)
90.1万/坪
(16.2年/81.8坪)
83.7万/坪
(18.1年/72.5坪)
河辺駅83.6万/坪
(8.0年/80.5坪)
91.1万/坪
(17.9年/53.1坪)
81.8万/坪
(5.3年/42.5坪)
東青梅駅65.4万/坪
(27.7年/73.4坪)
32.3万/坪
(39.9年/53.4坪)
75.8万/坪
(15.3年/48.7坪)
青梅駅41.2万/坪
(46.0年/57.5坪)
45.4万/坪
(16.1年/69.6坪)
49.2万/坪
(10.7年/47.2坪)
宮ノ平駅-38.1万/坪
(36.5年/52.9坪)
-
日向和田駅58.2万/坪
(0.5年/45.0坪)
64.0万/坪
(43.5年/129坪)
69.1万/坪
(1.5年/40.8坪)
石神前駅--13.2万/坪
(23.5年/28.7坪)
二俣尾駅91.5万/坪
(5.5年/169坪)
28.2万/坪
(28.0年/68.8坪)
-
軍畑駅--69.8万/坪
(0.5年/36.3坪)
沢井駅---
御嶽駅---
川井駅---
古里駅-15.0万/坪
(24.0年/44.6坪)
-
鳩ノ巣駅---
白丸駅---
奥多摩駅19.3万/坪
(38.5年/248坪)
--

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

二俣尾駅91.5 万/坪(昨年同期比 +225.1 %)

二俣尾駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.5万円/坪(27.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +225.1%( +63.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 5.5年(昨年 28.0年から -80.3 %減)。平均土地面積は 169.4 坪 (昨年 68.8 坪から +146.2 %増)。平均建物面積は 19.7 坪 (昨年 34.8 坪から -43.5 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 28.0 年 → 2019年 5.5 年、-80.3 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 14.5 分 → 2019年 10.0 分、-31.0 %と大きく減少)

東青梅駅65.4 万/坪(昨年同期比 +102.5 %)

東青梅駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 65.4万円/坪(19.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +102.5%( +33.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2018年)に比べて +200.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 27.7年(昨年 39.9年から -30.4 %減)。平均土地面積は 73.4 坪 (昨年 53.4 坪から +37.4 %増)。平均建物面積は 32.3 坪 (昨年 29.2 坪から +10.3 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 39.9 年 → 2019年 27.7 年、-30.4 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 66.7 % → 2019年 22.2 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 15.7 分 → 2019年 20.2 分、+29.1 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 44.4 %)

中神駅71.1 万/坪(昨年同期比 -36.7 %)

中神駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.1万円/坪(21.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -36.7%( -41.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて -83.3%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 24.0年(昨年 1.1年から +2005.2 %増)。平均土地面積は 37.8 坪 (昨年 37.7 坪から +0.3 %増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 30.3 坪から +0.0 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 1.1 年 → 2019年 24.0 年、+2005.2 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 14.1 分 → 2019年 20.0 分、+42.0 %と大きく増加)

昭島駅106.6 万/坪(昨年同期比 -35.9 %)

昭島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -35.9%( -59.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2018年)に比べて +60.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 12.4年(昨年 17.1年から -27.6 %減)。平均土地面積は 42.9 坪 (昨年 70.8 坪から -39.4 %減)。平均建物面積は 26.8 坪 (昨年 35.7 坪から -24.8 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 17.1 年 → 2019年 12.4 年、-27.6 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 12.6 分 → 2019年 16.6 分、+31.9 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 20.0 % → 2019年 25.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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