JR常磐線快速 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年1月〜12月期のJR常磐線快速 (上野駅北千住駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 211万円/坪(63.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +17.2%( +30.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 89 件(1年前(2020年)に比べて -25.2%( -30件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 21.7年(昨年 21.2年から +2.4 %増)。平均土地面積は 32.1 坪 (昨年 34.2 坪から -6.1 %減)。平均建物面積は 56.4 坪 (昨年 43.2 坪から +30.8 %増)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。上野駅南千住駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは南千住駅で昨年に比べ +60.5 %、坪単価は 282 万円/坪となった。

上位 1 駅(南千住駅)は +60.5 %(坪単価 +106.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(日暮里駅)は -34.2 %(坪単価 -78.0 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2020年 9.1 分 → 2021年 8.1 分、-11.0 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 19.5 % → 2021年 27.0 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 30.8 % → 2021年 36.5 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 23.4 % → 2021年 28.4 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 4.2 % → 2021年 3.4 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった上野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 395万円/坪(119万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +42.1%( +117.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて -22.2%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった日暮里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 150万円/坪(45.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -34.2%( -78.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(前年比変わらず)。

JR常磐線快速(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR常磐線快速現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
上野駅395万/坪
(37.3年/23.3坪)
278万/坪
(35.0年/53.8坪)
330万/坪
(17.8年/45.7坪)
日暮里駅150万/坪
(29.9年/43.7坪)
228万/坪
(28.2年/27.1坪)
187万/坪
(27.1年/34.0坪)
三河島駅190万/坪
(13.8年/27.8坪)
170万/坪
(27.6年/31.1坪)
147万/坪
(19.1年/31.4坪)
南千住駅282万/坪
(22.4年/30.9坪)
176万/坪
(18.7年/32.6坪)
148万/坪
(22.4年/31.3坪)
北千住駅172万/坪
(21.7年/34.3坪)
165万/坪
(17.1年/34.3坪)
173万/坪
(17.8年/23.7坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

南千住駅282.1 万/坪(昨年同期比 +60.5 %)

南千住駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 282万円/坪(85.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +60.5%( +106.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(1年前(2020年)に比べて -41.4%( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 22.4年(昨年 18.7年から +19.7 %増)。平均土地面積は 30.9 坪 (昨年 32.6 坪から -5.4 %減)。平均建物面積は 54.4 坪 (昨年 35.5 坪から +53.1 %増)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 6.9 % → 2021年 11.8 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 29.6 % → 2021年 25.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2020年 18.7 年 → 2021年 22.4 年、+19.7 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 3.7 % → 2021年 18.8 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 31.2 %)

日暮里駅149.7 万/坪(昨年同期比 -34.2 %)

日暮里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 150万円/坪(45.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -34.2%( -78.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 29.9年(昨年 28.2年から +5.9 %増)。平均土地面積は 43.7 坪 (昨年 27.1 坪から +61.5 %増)。平均建物面積は 102.9 坪 (昨年 47.0 坪から +118.6 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 6.4 分 → 2021年 5.1 分、-20.3 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 40.0 % → 2021年 60.0 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 37.5 % → 2021年 62.5 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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