【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年7月〜9月期のJR常磐線快速 (上野駅～北千住駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 152万円/坪(45.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -1.2％( -1.9万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 31 件(１年前(2018年)に比べて +47.6％( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.2年(昨年 22.4年から +8.1 ％増)。平均土地面積は 26.9 坪 (昨年 44.7 坪から -39.7 ％減)。平均建物面積は 53.5 坪 (昨年 71.8 坪から -25.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。日暮里駅、三河島駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは三河島駅で昨年に比べ +24.1 ％、坪単価は 193 万円/坪となった。
上位 1 駅(三河島駅)は +24.1 ％(坪単価 +37.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(南千住駅)は -10.0 ％(坪単価 -13.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 28.6 ％ → 2019年 16.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 23.8 ％ → 2019年 32.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 38.1 ％ → 2019年 32.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった日暮里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 204万円/坪(61.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +22.6％( +37.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2018年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった南千住駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 117万円/坪(35.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -10.0％( -13.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 13 件(１年前(2018年)に比べて +116.7％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR常磐線快速 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 上野駅 | - | 220万/坪 (30.5年/43.9坪) | 452万/坪 (50.0年/147坪) |
| 日暮里駅 | 204万/坪 (24.3年/41.6坪) | 166万/坪 (14.2年/76.1坪) | 135万/坪 (32.5年/20.7坪) |
| 三河島駅 | 193万/坪 (3.5年/17.6坪) | 156万/坪 (31.5年/13.1坪) | 176万/坪 (7.5年/19.7坪) |
| 南千住駅 | 117万/坪 (33.7年/29.3坪) | 130万/坪 (33.9年/81.2坪) | 140万/坪 (26.9年/20.0坪) |
| 北千住駅 | 163万/坪 (18.7年/21.3坪) | 159万/坪 (12.5年/17.4坪) | 123万/坪 (37.1年/22.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
三河島駅 193.1 万/坪(昨年同期比 +24.1 ％)
三河島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 193万円/坪(58.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +24.1％( +37.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 3.5年(昨年 31.5年から -88.9 ％減)。平均土地面積は 17.6 坪 (昨年 13.1 坪から +34.6 ％増)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 22.7 坪から +20.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 31.5 年 → 2019年 3.5 年、-88.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 66.7 ％ → 2019年 66.7 ％)
南千住駅 116.8 万/坪(昨年同期比 -10.0 ％)
南千住駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 117万円/坪(35.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -10.0％( -13.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 13 件(１年前(2018年)に比べて +116.7％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.7年(昨年 33.9年から -0.5 ％減)。平均土地面積は 29.3 坪 (昨年 81.2 坪から -63.9 ％減)。平均建物面積は 63.1 坪 (昨年 110.7 坪から -43.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 11.5 分 → 2019年 10.0 分、-13.0 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 ％ → 2019年 46.2 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 16.7 ％ → 2019年 23.1 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 16.7 ％ → 2019年 7.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示