中古一戸建て相場の概況
2019年4月〜6月期のJR常磐線快速 (上野駅~北千住駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 180万円/坪(54.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +11.1%( +18.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 22 件(1年前(2018年)に比べて +37.5%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.1年(昨年 20.9年から -8.6 %減)。平均土地面積は 34.1 坪 (昨年 20.5 坪から +66.2 %増)。平均建物面積は 53.2 坪 (昨年 32.2 坪から +65.2 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。南千住駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは南千住駅で昨年に比べ +51.9 %、坪単価は 176 万円/坪となった。
上位 1 駅(南千住駅)は +51.9 %(坪単価 +60.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(北千住駅)は -8.3 %(坪単価 -15.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 26.7 % → 2019年 10.0 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 6.2 % → 2019年 9.1 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 37.5 % → 2019年 22.7 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 26.7 % → 2019年 30.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった南千住駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 176万円/坪(53.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +51.9%( +60.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2018年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった三河島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 138万円/坪(41.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +3.5%( +4.6万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2018年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR常磐線快速 | 現状(2019) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
上野駅 | 456万/坪 (1.3年/61.3坪) | - | - |
日暮里駅 | - | - | 176万/坪 (25.3年/40.8坪) |
三河島駅 | 138万/坪 (24.3年/30.3坪) | 133万/坪 (15.0年/26.6坪) | 169万/坪 (0.25年/22.7坪) |
南千住駅 | 176万/坪 (14.3年/48.8坪) | 116万/坪 (26.8年/18.9坪) | 172万/坪 (34.9年/34.8坪) |
北千住駅 | 170万/坪 (22.8年/26.3坪) | 185万/坪 (22.2年/17.5坪) | 131万/坪 (20.9年/24.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
南千住駅 176.2 万/坪(昨年同期比 +51.9 %)
南千住駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 176万円/坪(53.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +51.9%( +60.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2018年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 14.3年(昨年 26.8年から -46.7 %減)。平均土地面積は 48.8 坪 (昨年 18.9 坪から +158.0 %増)。平均建物面積は 135.4 坪 (昨年 29.5 坪から +359.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 26.8 年 → 2019年 14.3 年、-46.7 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 75.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 3.0 分 → 2019年 10.2 分、+241.7 %と大きく増加)
北千住駅 169.5 万/坪(昨年同期比 -8.3 %)
北千住駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 170万円/坪(51.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -8.3%( -15.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 13 件(1年前(2018年)に比べて +44.4%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.8年(昨年 22.2年から +2.8 %増)。平均土地面積は 26.3 坪 (昨年 17.5 坪から +50.4 %増)。平均建物面積は 31.6 坪 (昨年 23.9 坪から +32.6 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 22.2 % → 2019年 16.7 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2018年 22.2 % → 2019年 23.1 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 44.4 % → 2019年 33.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示