JR常磐線各駅停車 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年1月〜3月期のJR常磐線各駅停車 (北千住駅金町駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 144万円/坪(43.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +16.6%( +20.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 54 件(1年前(2018年)に比べて +22.7%( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 12.0年(昨年 15.4年から -21.8 %減)。平均土地面積は 41.8 坪 (昨年 42.7 坪から -2.1 %減)。平均建物面積は 32.0 坪 (昨年 37.7 坪から -15.1 %減)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。北千住駅金町駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは北千住駅で昨年に比べ +28.3 %、坪単価は 179 万円/坪となった。

上位 1 駅(北千住駅)は +28.3 %(坪単価 +39.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(亀有駅)は -18.7 %(坪単価 -21.1 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 15.4 年 → 2019年 12.0 年、-21.8 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 45.0 % → 2019年 60.8 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 15.0 % → 2019年 9.8 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 13.6 % → 2019年 5.6 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 15.0 % → 2019年 17.6 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった北千住駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 179万円/坪(54.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +28.3%( +39.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2018年)に比べて +150.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった亀有駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.8万円/坪(27.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -18.7%( -21.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 10 件(1年前(2018年)に比べて -9.1%( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。

JR常磐線各駅停車(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR常磐線各駅停車現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
北千住駅179万/坪
(14.6年/21.9坪)
140万/坪
(0年/32.1坪)
167万/坪
(12.2年/17.8坪)
綾瀬駅158万/坪
(14.8年/93.1坪)
158万/坪
(12.9年/82.3坪)
128万/坪
(17.8年/47.7坪)
亀有駅91.8万/坪
(17.9年/30.4坪)
113万/坪
(20.3年/44.3坪)
137万/坪
(15.0年/25.9坪)
金町駅144万/坪
(7.4年/35.9坪)
114万/坪
(15.4年/26.2坪)
106万/坪
(17.1年/30.8坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

北千住駅179.2 万/坪(昨年同期比 +28.3 %)

北千住駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 179万円/坪(54.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +28.3%( +39.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2018年)に比べて +150.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均土地面積は 21.9 坪 (昨年 32.1 坪から -31.8 %減)。平均建物面積は 24.5 坪 (昨年 45.9 坪から -46.6 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2018年 11.8 分 → 2019年 10.3 分、-12.3 %と減少)

価格下落要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 60.0 %)

亀有駅91.8 万/坪(昨年同期比 -18.7 %)

亀有駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.8万円/坪(27.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -18.7%( -21.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 10 件(1年前(2018年)に比べて -9.1%( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 17.9年(昨年 20.3年から -11.8 %減)。平均土地面積は 30.4 坪 (昨年 44.3 坪から -31.3 %減)。平均建物面積は 21.7 坪 (昨年 28.9 坪から -25.0 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2018年 20.3 年 → 2019年 17.9 年、-11.8 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 30.0 % → 2019年 40.0 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 30.0 % → 2019年 30.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 14.0 分 → 2019年 18.9 分、+35.0 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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