JR山手線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年10月〜12月期のJR山手線 (品川駅田町駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 479万円/坪(145万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +79.7%( +212.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 52 件(1年前(2020年)に比べて -8.8%( -5件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 27.3年(昨年 28.1年から -2.8 %減)。平均土地面積は 40.2 坪 (昨年 43.0 坪から -6.6 %減)。平均建物面積は 77.6 坪 (昨年 81.3 坪から -4.6 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。巣鴨駅田端駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは駒込駅で昨年に比べ +197.4 %、坪単価は 636 万円/坪となった。

上位 2 駅(駒込駅上野駅)は +175.9 %(坪単価 +354.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(日暮里駅新大久保駅)は -41.6 %(坪単価 -128.4 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 3.5 % → 2021年 7.7 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 45.3 % → 2021年 39.1 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 26.3 % → 2021年 21.2 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 15.1 % → 2021年 4.3 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった駒込駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 636万円/坪(192万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +197.4%( +422.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて -28.6%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった日暮里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 115万円/坪(34.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -44.5%( -92.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。

JR山手線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR山手線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
品川駅331万/坪
(42.8年/16.6坪)
-258万/坪
(43.8年/15.1坪)
大崎駅204万/坪
(14.4年/27.2坪)
-365万/坪
(11.3年/28.0坪)
五反田駅406万/坪
(29.8年/46.9坪)
-253万/坪
(5.8年/28.7坪)
目黒駅469万/坪
(0.8年/43.9坪)
195万/坪
(26.8年/19.7坪)
256万/坪
(15.8年/69.6坪)
恵比寿駅629万/坪
(20.8年/41.8坪)
895万/坪
(32.8年/42.4坪)
266万/坪
(35.3年/36.8坪)
渋谷駅1,273万/坪
(32.1年/106坪)
-275万/坪
(45.4年/37.5坪)
原宿駅--1,479万/坪
(18.8年/43.9坪)
代々木駅--293万/坪
(35.8年/141坪)
新宿駅2,548万/坪
(39.3年/20.4坪)
-182万/坪
(47.0年/43.9坪)
新大久保駅259万/坪
(21.8年/28.0坪)
424万/坪
(45.3年/29.5坪)
294万/坪
(29.5年/58.2坪)
高田馬場駅183万/坪
(48.3年/121坪)
234万/坪
(25.8年/37.2坪)
339万/坪
(30.8年/24.2坪)
目白駅-275万/坪
(6.8年/51.4坪)
261万/坪
(15.8年/30.3坪)
池袋駅274万/坪
(26.4年/31.5坪)
332万/坪
(26.6年/63.0坪)
248万/坪
(31.9年/52.4坪)
大塚駅377万/坪
(42.8年/37.8坪)
167万/坪
(41.1年/25.3坪)
189万/坪
(24.4年/36.8坪)
巣鴨駅254万/坪
(13.4年/29.2坪)
132万/坪
(34.8年/28.7坪)
151万/坪
(53.5年/68.8坪)
駒込駅636万/坪
(16.8年/32.7坪)
214万/坪
(19.9年/27.0坪)
144万/坪
(33.4年/43.1坪)
田端駅211万/坪
(22.3年/25.7坪)
140万/坪
(31.4年/42.9坪)
164万/坪
(27.8年/40.8坪)
西日暮里駅138万/坪
(42.8年/21.9坪)
150万/坪
(22.8年/31.8坪)
292万/坪
(20.3年/35.5坪)
日暮里駅115万/坪
(40.0年/28.0坪)
208万/坪
(14.8年/26.5坪)
167万/坪
(21.8年/18.9坪)
鶯谷駅-321万/坪
(25.5年/46.1坪)
126万/坪
(49.0年/25.0坪)
上野駅471万/坪
(20.3年/29.2坪)
185万/坪
(52.8年/10.6坪)
339万/坪
(29.8年/36.3坪)
御徒町駅---
秋葉原駅-250万/坪
(44.3年/29.5坪)
-
神田駅--486万/坪
(23.4年/48.4坪)
東京駅---
有楽町駅---
新橋駅--426万/坪
(48.8年/39.3坪)
浜松町駅---
田町駅-256万/坪
(27.3年/38.6坪)
-

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

駒込駅636.2 万/坪(昨年同期比 +197.4 %)

駒込駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 636万円/坪(192万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +197.4%( +422.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて -28.6%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 16.8年(昨年 19.9年から -15.9 %減)。平均土地面積は 32.7 坪 (昨年 27.0 坪から +21.0 %増)。平均建物面積は 31.0 坪 (昨年 33.5 坪から -7.5 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2020年 19.9 年 → 2021年 16.8 年、-15.9 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 50.0 %)

上野駅470.9 万/坪(昨年同期比 +154.4 %)

上野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 471万円/坪(142万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +154.4%( +285.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 20.3年(昨年 52.8年から -61.6 %減)。平均土地面積は 29.2 坪 (昨年 10.6 坪から +176.2 %増)。平均建物面積は 99.8 坪 (昨年 37.8 坪から +164.0 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 52.8 年 → 2021年 20.3 年、-61.6 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 50.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 3.0 分 → 2021年 5.7 分、+88.9 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 33.3 %)

日暮里駅115.4 万/坪(昨年同期比 -44.5 %)

日暮里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 115万円/坪(34.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -44.5%( -92.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 40.0年(昨年 14.8年から +171.1 %増)。平均土地面積は 28.0 坪 (昨年 26.5 坪から +5.7 %増)。平均建物面積は 112.7 坪 (昨年 69.2 坪から +62.8 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 7.0 分 → 2021年 3.5 分、-50.0 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 % → 2021年 75.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 14.8 年 → 2021年 40.0 年、+171.1 %と大きく増加)

新大久保駅259.4 万/坪(昨年同期比 -38.8 %)

新大久保駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 259万円/坪(78.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -38.8%( -164.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 21.8年(昨年 45.3年から -51.9 %減)。平均土地面積は 28.0 坪 (昨年 29.5 坪から -5.1 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 21.2 坪から +50.0 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 45.3 年 → 2021年 21.8 年、-51.9 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 50.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 6.0 分 → 2021年 9.5 分、+58.3 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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