都営浅草線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年1月〜12月期の都営浅草線 (西馬込駅押上駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 262万円/坪(79.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -10.8%( -31.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 235 件(1年前(2018年)に比べて +7.3%( +16件/坪)と堅調に推移しています。)。

平均築年数は 26.2年(昨年 27.7年から -5.4 %減)。平均土地面積は 41.3 坪 (昨年 37.3 坪から +10.6 %増)。平均建物面積は 81.9 坪 (昨年 80.0 坪から +2.3 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が減少。

値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。宝町駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは戸越駅で昨年に比べ +162.9 %、坪単価は 223 万円/坪となった。

上位 2 駅(戸越駅宝町駅)は +96.4 %(坪単価 +121.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(浅草橋駅東銀座駅)は -51.8 %(坪単価 -391.1 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.5 % → 2019年 3.7 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 35.0 % → 2019年 31.2 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 31.8 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった東銀座駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 528万円/坪(160万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -50.4%( -536.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった蔵前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 169万円/坪(51.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +2.7%( +4.5万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2018年)に比べて -30.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

都営浅草線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
都営浅草線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
西馬込駅198万/坪
(12.8年/55.0坪)
271万/坪
(14.9年/37.1坪)
189万/坪
(14.8年/32.9坪)
馬込駅188万/坪
(19.2年/29.6坪)
195万/坪
(16.0年/29.8坪)
183万/坪
(14.1年/32.7坪)
中延駅253万/坪
(14.9年/27.8坪)
214万/坪
(23.9年/25.3坪)
179万/坪
(19.5年/25.0坪)
戸越駅223万/坪
(29.0年/47.6坪)
84.8万/坪
(34.7年/30.6坪)
186万/坪
(20.2年/72.5坪)
五反田駅375万/坪
(21.7年/59.5坪)
438万/坪
(28.0年/122坪)
329万/坪
(21.6年/48.6坪)
高輪台駅334万/坪
(20.9年/45.4坪)
297万/坪
(31.0年/42.6坪)
279万/坪
(25.9年/59.2坪)
泉岳寺駅305万/坪
(28.2年/43.5坪)
391万/坪
(6.5年/19.7坪)
-
三田駅379万/坪
(20.1年/40.8坪)
360万/坪
(44.2年/31.3坪)
417万/坪
(25.5年/31.4坪)
大門駅336万/坪
(47.7年/32.1坪)
361万/坪
(38.9年/42.0坪)
306万/坪
(32.8年/74.5坪)
新橋駅509万/坪
(33.4年/44.8坪)
427万/坪
(34.1年/29.3坪)
463万/坪
(45.6年/37.8坪)
東銀座駅528万/坪
(29.0年/40.8坪)
1,064万/坪
(29.8年/26.5坪)
542万/坪
(38.3年/73.1坪)
宝町駅458万/坪
(0.5年/60.5坪)
353万/坪
(-0.25年/60.5坪)
-
日本橋駅708万/坪
(26.3年/36.3坪)
-479万/坪
(41.5年/28.7坪)
人形町駅309万/坪
(37.2年/46.7坪)
263万/坪
(26.8年/51.8坪)
318万/坪
(35.1年/38.6坪)
東日本橋駅231万/坪
(41.9年/23.2坪)
302万/坪
(44.6年/32.8坪)
180万/坪
(28.9年/67.3坪)
浅草橋駅216万/坪
(31.6年/40.7坪)
461万/坪
(37.5年/34.2坪)
182万/坪
(33.1年/37.7坪)
蔵前駅169万/坪
(27.8年/47.8坪)
164万/坪
(46.9年/36.0坪)
301万/坪
(36.6年/71.7坪)
浅草駅403万/坪
(38.3年/37.1坪)
385万/坪
(37.1年/35.7坪)
223万/坪
(27.8年/35.2坪)
本所吾妻橋駅205万/坪
(38.3年/33.9坪)
194万/坪
(24.1年/30.7坪)
218万/坪
(28.8年/37.9坪)
押上駅224万/坪
(31.8年/45.1坪)
223万/坪
(28.4年/36.6坪)
165万/坪
(24.2年/37.8坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

戸越駅223.0 万/坪(昨年同期比 +162.9 %)

戸越駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 223万円/坪(67.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +162.9%( +138.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2018年)に比べて +200.0%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 29.0年(昨年 34.7年から -16.4 %減)。平均土地面積は 47.6 坪 (昨年 30.6 坪から +55.6 %増)。平均建物面積は 48.8 坪 (昨年 63.0 坪から -22.5 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2018年 34.7 年 → 2019年 29.0 年、-16.4 %と減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2018年 7.0 分 → 2019年 6.1 分、-13.1 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 66.7 % → 2019年 36.4 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 25.0 %)

宝町駅457.7 万/坪(昨年同期比 +29.8 %)

宝町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 458万円/坪(138万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +29.8%( +105.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 0.5年(昨年 -0.2年から -304.4 %減)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 60.5 坪から +0.0 %減)。平均建物面積は 393.3 坪 (昨年 453.8 坪から -13.3 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 -0.2 年 → 2019年 0.5 年、-304.4 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 100.0 %)

浅草橋駅215.8 万/坪(昨年同期比 -53.2 %)

浅草橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 216万円/坪(65.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -53.2%( -245.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(1年前(2018年)に比べて +54.5%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 31.6年(昨年 37.5年から -15.8 %減)。平均土地面積は 40.7 坪 (昨年 34.2 坪から +18.8 %増)。平均建物面積は 142.6 坪 (昨年 103.0 坪から +38.5 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2018年 37.5 年 → 2019年 31.6 年、-15.8 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 11.1 % → 2019年 26.7 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 44.4 % → 2019年 26.7 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2018年 44.4 % → 2019年 46.7 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 18.2 % → 2019年 17.6 %)

東銀座駅527.5 万/坪(昨年同期比 -50.4 %)

東銀座駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 528万円/坪(160万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -50.4%( -536.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 29.0年(昨年 29.8年から -2.5 %減)。平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 26.5 坪から +54.3 %増)。平均建物面積は 284.4 坪 (昨年 91.5 坪から +210.7 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 100.0 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 100.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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