都営新宿線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年1月〜12月期の都営新宿線 (新宿駅篠崎駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 203万円/坪(61.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +5.3%( +10.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 399 件(1年前(2020年)に比べて +8.4%( +31件/坪)と堅調に推移しています。)。

平均築年数は 15.5年(昨年 15.8年から -1.6 %減)。平均土地面積は 38.7 坪 (昨年 33.7 坪から +14.8 %増)。平均建物面積は 55.0 坪 (昨年 50.4 坪から +9.1 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 12 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。全体的に上昇基調。新宿駅森下駅西大島駅大島駅東大島駅瑞江駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは神保町駅で昨年に比べ +132.2 %、坪単価は 384 万円/坪となった。

上位 2 駅(神保町駅東大島駅)は +96.8 %(坪単価 +143.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(新宿三丁目駅九段下駅)は -61.5 %(坪単価 -590.4 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 42.4 % → 2021年 45.7 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 17.5 % → 2021年 13.8 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 18.9 % → 2021年 25.5 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 13.9 % → 2021年 11.3 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった新宿駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1,991万円/坪(602万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +51.1%( +673.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった篠崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 147万円/坪(44.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +2.9%( +4.1万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 80 件(1年前(2020年)に比べて +29.0%( +18件/坪)と大幅に増加しています。)。

都営新宿線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
都営新宿線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
新宿駅1,991万/坪
(31.2年/24.7坪)
1,318万/坪
(41.6年/29.9坪)
267万/坪
(43.2年/36.6坪)
新宿三丁目駅230万/坪
(32.8年/27.2坪)
1,146万/坪
(51.5年/18.2坪)
490万/坪
(54.2年/28.7坪)
曙橋駅284万/坪
(12.6年/31.3坪)
325万/坪
(29.0年/65.9坪)
210万/坪
(24.5年/44.6坪)
市ケ谷駅350万/坪
(27.5年/36.3坪)
361万/坪
(42.8年/32.8坪)
414万/坪
(32.9年/40.4坪)
九段下駅350万/坪
(45.7年/46.9坪)
614万/坪
(30.0年/76.1坪)
570万/坪
(30.4年/37.1坪)
神保町駅384万/坪
(31.9年/44.6坪)
165万/坪
(50.0年/13.6坪)
345万/坪
(26.1年/21.9坪)
小川町駅240万/坪
(48.2年/43.3坪)
320万/坪
(37.0年/30.3坪)
345万/坪
(43.3年/35.2坪)
岩本町駅365万/坪
(36.9年/50.4坪)
481万/坪
(32.4年/39.3坪)
527万/坪
(45.4年/23.6坪)
馬喰横山駅206万/坪
(60.5年/22.7坪)
281万/坪
(25.8年/28.7坪)
189万/坪
(35.0年/60.5坪)
浜町駅317万/坪
(8.4年/52.2坪)
281万/坪
(19.9年/29.5坪)
470万/坪
(32.9年/67.2坪)
森下駅304万/坪
(21.5年/34.9坪)
250万/坪
(50.7年/33.3坪)
168万/坪
(30.4年/31.0坪)
菊川駅199万/坪
(21.6年/35.1坪)
331万/坪
(20.4年/59.6坪)
233万/坪
(8.6年/65.2坪)
住吉駅227万/坪
(23.3年/36.8坪)
217万/坪
(13.1年/51.5坪)
296万/坪
(24.0年/44.9坪)
西大島駅220万/坪
(15.6年/56.0坪)
154万/坪
(22.7年/31.7坪)
172万/坪
(14.7年/28.6坪)
大島駅227万/坪
(25.5年/42.9坪)
158万/坪
(13.1年/20.1坪)
166万/坪
(12.5年/25.5坪)
東大島駅182万/坪
(12.6年/27.2坪)
113万/坪
(23.6年/36.5坪)
153万/坪
(8.8年/42.8坪)
船堀駅184万/坪
(14.6年/41.5坪)
157万/坪
(7.3年/28.7坪)
138万/坪
(13.2年/41.8坪)
一之江駅156万/坪
(11.8年/42.5坪)
143万/坪
(10.2年/27.4坪)
120万/坪
(17.6年/37.6坪)
瑞江駅165万/坪
(8.8年/34.7坪)
122万/坪
(14.0年/38.2坪)
149万/坪
(13.7年/35.4坪)
篠崎駅147万/坪
(13.1年/36.7坪)
143万/坪
(12.5年/34.6坪)
122万/坪
(16.4年/33.9坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

神保町駅383.8 万/坪(昨年同期比 +132.2 %)

神保町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 384万円/坪(116万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +132.2%( +218.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて +200.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 31.9年(昨年 50.0年から -36.2 %減)。平均土地面積は 44.6 坪 (昨年 13.6 坪から +227.8 %増)。平均建物面積は 158.8 坪 (昨年 45.4 坪から +250.0 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 50.0 年 → 2021年 31.9 年、-36.2 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 50.0 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 33.3 %)

東大島駅181.9 万/坪(昨年同期比 +61.5 %)

東大島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 182万円/坪(55.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +61.5%( +69.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(1年前(2020年)に比べて +15.4%( +2件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 12.6年(昨年 23.6年から -46.5 %減)。平均土地面積は 27.2 坪 (昨年 36.5 坪から -25.5 %減)。平均建物面積は 35.4 坪 (昨年 32.0 坪から +10.7 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 23.6 年 → 2021年 12.6 年、-46.5 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 38.5 % → 2021年 58.3 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 38.5 % → 2021年 25.0 %)

新宿三丁目駅230.0 万/坪(昨年同期比 -79.9 %)

新宿三丁目駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 230万円/坪(69.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -79.9%( -916.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 32.8年(昨年 51.5年から -36.4 %減)。平均土地面積は 27.2 坪 (昨年 18.2 坪から +50.0 %増)。平均建物面積は 49.4 坪 (昨年 43.1 坪から +14.6 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 51.5 年 → 2021年 32.8 年、-36.4 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 33.3 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 3.0 分 → 2021年 7.7 分、+155.6 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 66.7 %)

九段下駅349.7 万/坪(昨年同期比 -43.1 %)

九段下駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 350万円/坪(106万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -43.1%( -264.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 45.7年(昨年 30.0年から +52.1 %増)。平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 76.1 坪から -38.4 %減)。平均建物面積は 157.3 坪 (昨年 217.8 坪から -27.8 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 30.0 年 → 2021年 45.7 年、+52.1 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2020年 4.3 分 → 2021年 5.0 分、+15.4 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 50.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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