【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜12月期の西武有楽町線 (練馬駅~小竹向原駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 215万円/坪(65.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -4.9%( -11.0万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 41 件(1年前(2021年)に比べて -44.6%( -33件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.4年(昨年 15.2年から +80.3 %増)。平均土地面積は 41.8 坪 (昨年 32.0 坪から +30.7 %増)。平均建物面積は 48.6 坪 (昨年 39.0 坪から +24.6 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。練馬駅は、昨年から 5 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは練馬駅で昨年に比べ -14.3 %、坪単価は 199 万円/坪となった。
上位 1 駅(小竹向原駅)は +3.3 %(坪単価 +7.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(練馬駅)は -14.3 %(坪単価 -33.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 9.7 分 → 2022年 7.9 分、-19.1 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 21.6 % → 2022年 26.8 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 15.2 年 → 2022年 27.4 年、+80.3 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 15.5 % → 2022年 35.1 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 40.8 % → 2022年 27.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新桜台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 247万円/坪(74.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +0.1%( +0.3万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2021年)に比べて -27.3%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった練馬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 199万円/坪(60.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -14.3%( -33.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 17 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
西武有楽町線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
練馬駅 | 199万/坪 (32.9年/42.6坪) | 232万/坪 (21.1年/35.3坪) | 201万/坪 (14.9年/32.2坪) |
新桜台駅 | 247万/坪 (28.4年/45.0坪) | 246万/坪 (9.7年/38.5坪) | 211万/坪 (13.2年/24.0坪) |
小竹向原駅 | 216万/坪 (20.9年/39.3坪) | 209万/坪 (9.8年/25.6坪) | 169万/坪 (12.8年/25.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
小竹向原駅 215.8 万/坪(昨年同期比 +3.3 %)
小竹向原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 216万円/坪(65.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +3.3%( +7.0万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 16 件(1年前(2021年)に比べて -44.8%( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.9年(昨年 9.8年から +114.0 %増)。平均土地面積は 39.3 坪 (昨年 25.6 坪から +53.6 %増)。平均建物面積は 33.1 坪 (昨年 32.9 坪から +0.5 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 12.7 分 → 2022年 9.2 分、-27.8 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 9.8 年 → 2022年 20.9 年、+114.0 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 15.4 % → 2022年 35.7 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 57.7 % → 2022年 42.9 %)
練馬駅 199.1 万/坪(昨年同期比 -14.3 %)
練馬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 199万円/坪(60.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -14.3%( -33.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 17 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.9年(昨年 21.1年から +55.6 %増)。平均土地面積は 42.6 坪 (昨年 35.3 坪から +20.8 %増)。平均建物面積は 69.2 坪 (昨年 42.1 坪から +64.5 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 8.9 分 → 2022年 7.9 分、-10.9 %と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 21.1 年 → 2022年 32.9 年、+55.6 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 17.6 % → 2022年 33.3 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 35.3 % → 2022年 53.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示