東武東上本線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年4月〜6月期の東武東上本線 (池袋駅成増駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 195万円/坪(58.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +2.5%( +4.7万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 62 件(1年前(2020年)に比べて +21.6%( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 12.8年(昨年 11.0年から +15.5 %増)。平均土地面積は 36.9 坪 (昨年 34.7 坪から +6.3 %増)。平均建物面積は 38.2 坪 (昨年 39.4 坪から -2.9 %減)。

近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全体的に上昇基調。北池袋駅下板橋駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは下板橋駅で昨年に比べ +45.1 %、坪単価は 325 万円/坪となった。

上位 2 駅(下板橋駅北池袋駅)は +33.6 %(坪単価 +72.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大山駅下赤塚駅)は -27.6 %(坪単価 -59.7 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 7.8 % → 2021年 21.0 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 14.9 % → 2021年 12.1 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2020年 11.0 年 → 2021年 12.8 年、+15.5 %と増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2020年 9.9 分 → 2021年 11.4 分、+14.7 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 8.5 % → 2021年 19.0 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 66.0 % → 2021年 53.4 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった下板橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 325万円/坪(98.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +45.1%( +101.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった下赤塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 134万円/坪(40.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -20.9%( -35.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて +16.7%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。

東武東上本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
東武東上本線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
池袋駅202万/坪
(20.5年/22.2坪)
229万/坪
(30.1年/71.1坪)
102万/坪
(36.3年/72.6坪)
北池袋駅238万/坪
(14.7年/27.0坪)
195万/坪
(11.7年/22.1坪)
247万/坪
(15.3年/48.0坪)
下板橋駅325万/坪
(22.8年/50.7坪)
224万/坪
(0.6年/23.7坪)
149万/坪
(38.8年/21.7坪)
大山駅161万/坪
(36.3年/16.6坪)
245万/坪
(35.3年/45.4坪)
137万/坪
(27.3年/25.4坪)
中板橋駅214万/坪
(9.8年/40.8坪)
205万/坪
(12.8年/48.4坪)
157万/坪
(26.5年/36.9坪)
ときわ台駅207万/坪
(8.1年/72.9坪)
205万/坪
(0.25年/19.7坪)
252万/坪
(14.1年/74.3坪)
上板橋駅174万/坪
(13.4年/25.5坪)
177万/坪
(6.1年/22.7坪)
126万/坪
(28.3年/32.1坪)
東武練馬駅181万/坪
(11.3年/31.3坪)
168万/坪
(10.5年/29.9坪)
127万/坪
(21.7年/26.3坪)
下赤塚駅134万/坪
(14.4年/29.6坪)
169万/坪
(2.4年/26.0坪)
128万/坪
(19.8年/32.7坪)
成増駅182万/坪
(5.9年/31.8坪)
177万/坪
(7.8年/31.3坪)
197万/坪
(15.4年/33.0坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

下板橋駅324.8 万/坪(昨年同期比 +45.1 %)

下板橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 325万円/坪(98.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +45.1%( +101.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 22.8年(昨年 0.6年から +3783.4 %増)。平均土地面積は 50.7 坪 (昨年 23.7 坪から +113.8 %増)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 30.8 坪から -16.4 %減)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 50.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 0.6 年 → 2021年 22.8 年、+3783.4 %と大きく増加)

北池袋駅238.5 万/坪(昨年同期比 +22.0 %)

北池袋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 238万円/坪(72.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +22.0%( +43.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて +40.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 14.7年(昨年 11.7年から +26.0 %増)。平均土地面積は 27.0 坪 (昨年 22.1 坪から +22.3 %増)。平均建物面積は 37.4 坪 (昨年 30.3 坪から +23.6 %増)。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 60.0 % → 2021年 71.4 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 11.7 年 → 2021年 14.7 年、+26.0 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 6.6 分 → 2021年 8.4 分、+27.7 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 28.6 %)

大山駅160.8 万/坪(昨年同期比 -34.3 %)

大山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 161万円/坪(48.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -34.3%( -84.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 36.3年(昨年 35.3年から +2.8 %増)。平均土地面積は 16.6 坪 (昨年 45.4 坪から -63.3 %減)。平均建物面積は 56.0 坪 (昨年 40.8 坪から +37.0 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 9.0 分 → 2021年 6.0 分、-33.3 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)

下赤塚駅133.7 万/坪(昨年同期比 -20.9 %)

下赤塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 134万円/坪(40.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -20.9%( -35.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて +16.7%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 14.4年(昨年 2.4年から +496.1 %増)。平均土地面積は 29.6 坪 (昨年 26.0 坪から +14.0 %増)。平均建物面積は 39.8 坪 (昨年 28.5 坪から +39.6 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 2.4 年 → 2021年 14.4 年、+496.1 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 83.3 % → 2021年 66.7 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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