東武伊勢崎線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年4月〜6月期の東武伊勢崎線 (浅草駅竹ノ塚駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 150万円/坪(45.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -1.7%( -2.5万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 75 件(1年前(2019年)に比べて -13.8%( -12件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 15.1年(昨年 19.5年から -22.4 %減)。平均土地面積は 38.4 坪 (昨年 30.6 坪から +25.5 %増)。平均建物面積は 46.9 坪 (昨年 42.5 坪から +10.4 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。鐘ケ淵駅五反野駅竹ノ塚駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは竹ノ塚駅で昨年に比べ +43.0 %、坪単価は 178 万円/坪となった。

上位 2 駅(竹ノ塚駅鐘ケ淵駅)は +34.5 %(坪単価 +44.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(小菅駅曳舟駅)は -62.6 %(坪単価 -142.5 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 19.5 年 → 2020年 15.1 年、-22.4 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 42.7 % → 2020年 55.7 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 25.6 % → 2020年 17.1 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2019年 10.3 分 → 2020年 11.9 分、+16.5 %と増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 17.2 % → 2020年 12.0 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 3.4 % → 2020年 2.7 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった押上駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 245万円/坪(74.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +9.4%( +21.1万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった曳舟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.7万円/坪(21.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -61.7%( -113.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

東武伊勢崎線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
東武伊勢崎線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
浅草駅209万/坪
(41.6年/61.1坪)
213万/坪
(37.6年/28.4坪)
281万/坪
(50.5年/32.8坪)
とうきょうスカイツリー駅-503万/坪
(49.3年/103坪)
256万/坪
(32.3年/46.9坪)
押上駅245万/坪
(0.25年/19.7坪)
224万/坪
(41.6年/56.3坪)
170万/坪
(39.9年/28.7坪)
曳舟駅70.7万/坪
(59.8年/18.2坪)
184万/坪
(17.0年/18.2坪)
182万/坪
(29.9年/41.1坪)
東向島駅131万/坪
(24.7年/22.1坪)
119万/坪
(18.3年/21.4坪)
152万/坪
(32.5年/44.2坪)
鐘ケ淵駅169万/坪
(26.8年/18.2坪)
134万/坪
(14.1年/16.9坪)
80.2万/坪
(26.3年/18.2坪)
堀切駅-205万/坪
(30.3年/46.9坪)
-
牛田駅175万/坪
(10.0年/37.1坪)
186万/坪
(30.3年/66.6坪)
-
北千住駅179万/坪
(22.1年/28.4坪)
170万/坪
(22.8年/26.3坪)
185万/坪
(22.2年/17.5坪)
小菅駅98.0万/坪
(23.3年/31.8坪)
269万/坪
(1.3年/56.0坪)
105万/坪
(18.3年/16.6坪)
五反野駅137万/坪
(6.3年/71.8坪)
111万/坪
(25.5年/27.2坪)
169万/坪
(33.6年/81.7坪)
梅島駅146万/坪
(1.2年/21.9坪)
129万/坪
(17.4年/25.3坪)
125万/坪
(17.1年/44.8坪)
西新井駅106万/坪
(17.1年/31.1坪)
102万/坪
(17.4年/42.0坪)
107万/坪
(26.3年/36.8坪)
竹ノ塚駅178万/坪
(10.8年/52.2坪)
125万/坪
(11.3年/28.9坪)
117万/坪
(18.0年/29.5坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

竹ノ塚駅178.2 万/坪(昨年同期比 +43.0 %)

竹ノ塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 178万円/坪(53.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +43.0%( +53.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 10.8年(昨年 11.3年から -4.4 %減)。平均土地面積は 52.2 坪 (昨年 28.9 坪から +80.5 %増)。平均建物面積は 29.6 坪 (昨年 33.9 坪から -12.5 %減)。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 64.7 % → 2020年 68.8 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 11.8 % → 2020年 6.2 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2019年 14.2 分 → 2020年 16.7 分、+17.4 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 11.8 % → 2020年 18.8 %)

鐘ケ淵駅168.5 万/坪(昨年同期比 +26.0 %)

鐘ケ淵駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 169万円/坪(51.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +26.0%( +34.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -60.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 26.8年(昨年 14.1年から +90.4 %増)。平均土地面積は 18.2 坪 (昨年 16.9 坪から +7.1 %増)。平均建物面積は 19.7 坪 (昨年 22.4 坪から -12.2 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 14.1 年 → 2020年 26.8 年、+90.4 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 5.4 分 → 2020年 7.5 分、+38.9 %と大きく増加)

小菅駅98.0 万/坪(昨年同期比 -63.6 %)

小菅駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 98.0万円/坪(29.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -63.6%( -171.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 23.3年(昨年 1.3年から +1758.4 %増)。平均土地面積は 31.8 坪 (昨年 56.0 坪から -43.2 %減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 40.8 坪から -14.8 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 9.0 分 → 2020年 4.5 分、-50.0 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 1.3 年 → 2020年 23.3 年、+1758.4 %と大きく増加)

曳舟駅70.7 万/坪(昨年同期比 -61.7 %)

曳舟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.7万円/坪(21.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -61.7%( -113.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 59.8年(昨年 17.0年から +251.5 %増)。平均土地面積は 18.2 坪 (昨年 18.2 坪から +0.0 %減)。平均建物面積は 21.9 坪 (昨年 26.5 坪から -17.1 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2019年 5.8 分 → 2020年 5.0 分、-13.0 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 % → 2020年 50.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 17.0 年 → 2020年 59.8 年、+251.5 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 % → 2020年 100.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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