東急大井町線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年1月〜12月期の東急大井町線 (大井町駅二子玉川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 275万円/坪(83.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +3.8%( +10.0万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 193 件(1年前(2020年)に比べて -15.4%( -35件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 18.8年(昨年 15.9年から +18.1 %増)。平均土地面積は 45.3 坪 (昨年 42.7 坪から +6.0 %増)。平均建物面積は 53.3 坪 (昨年 48.7 坪から +9.5 %増)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全体的に上昇基調。中延駅北千束駅自由が丘駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは北千束駅で昨年に比べ +68.5 %、坪単価は 332 万円/坪となった。

上位 2 駅(北千束駅中延駅)は +49.3 %(坪単価 +93.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(等々力駅戸越公園駅)は -11.0 %(坪単価 -32.1 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 3.9 % → 2021年 6.7 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 % → 2021年 29.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2020年 15.9 年 → 2021年 18.8 年、+18.1 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 18.5 % → 2021年 24.6 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 42.2 % → 2021年 34.4 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった自由が丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 474万円/坪(143万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +20.6%( +80.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて -41.7%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった中延駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 225万円/坪(68.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +30.1%( +52.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2020年)に比べて +25.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

東急大井町線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
東急大井町線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
大井町駅264万/坪
(19.9年/54.5坪)
243万/坪
(15.7年/36.8坪)
233万/坪
(14.1年/28.7坪)
下神明駅246万/坪
(17.9年/34.5坪)
244万/坪
(12.6年/28.7坪)
231万/坪
(8.9年/22.7坪)
戸越公園駅256万/坪
(21.1年/22.4坪)
279万/坪
(17.8年/46.0坪)
208万/坪
(22.6年/93.4坪)
中延駅225万/坪
(26.0年/41.0坪)
173万/坪
(29.9年/39.3坪)
253万/坪
(14.9年/27.8坪)
荏原町駅245万/坪
(20.6年/40.7坪)
248万/坪
(4.8年/24.7坪)
231万/坪
(17.6年/26.7坪)
旗の台駅283万/坪
(13.2年/27.1坪)
257万/坪
(26.0年/21.5坪)
258万/坪
(14.6年/58.6坪)
北千束駅332万/坪
(31.8年/75.8坪)
197万/坪
(19.8年/31.8坪)
230万/坪
(34.0年/29.5坪)
大岡山駅291万/坪
(21.1年/40.0坪)
249万/坪
(18.6年/39.3坪)
257万/坪
(19.6年/38.7坪)
緑が丘駅283万/坪
(13.6年/32.8坪)
249万/坪
(20.2年/45.8坪)
280万/坪
(19.2年/44.1坪)
自由が丘駅474万/坪
(12.6年/57.9坪)
393万/坪
(19.3年/48.3坪)
336万/坪
(36.8年/70.5坪)
九品仏駅263万/坪
(27.7年/45.5坪)
284万/坪
(17.9年/45.5坪)
335万/坪
(12.6年/45.2坪)
尾山台駅283万/坪
(26.4年/37.0坪)
281万/坪
(13.0年/66.2坪)
317万/坪
(9.6年/36.5坪)
等々力駅260万/坪
(25.5年/52.4坪)
302万/坪
(10.4年/57.8坪)
278万/坪
(24.4年/36.2坪)
上野毛駅298万/坪
(16.7年/99.8坪)
283万/坪
(12.4年/40.1坪)
266万/坪
(17.0年/58.0坪)
二子玉川駅238万/坪
(10.1年/39.8坪)
228万/坪
(11.9年/34.6坪)
273万/坪
(13.1年/45.5坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

北千束駅332.2 万/坪(昨年同期比 +68.5 %)

北千束駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 332万円/坪(100万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +68.5%( +135.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +33.3%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 31.8年(昨年 19.8年から +60.3 %増)。平均土地面積は 75.8 坪 (昨年 31.8 坪から +138.7 %増)。平均建物面積は 48.1 坪 (昨年 34.2 坪から +40.9 %増)。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 42.9 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 19.8 年 → 2021年 31.8 年、+60.3 %と大きく増加)

中延駅225.1 万/坪(昨年同期比 +30.1 %)

中延駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 225万円/坪(68.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +30.1%( +52.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2020年)に比べて +25.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 26.0年(昨年 29.9年から -13.1 %減)。平均土地面積は 41.0 坪 (昨年 39.3 坪から +4.2 %増)。平均建物面積は 93.1 坪 (昨年 66.0 坪から +41.1 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2020年 29.9 年 → 2021年 26.0 年、-13.1 %と減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2020年 3.9 分 → 2021年 3.2 分、-17.4 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 12.5 % → 2021年 33.3 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 % → 2021年 40.0 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 % → 2021年 44.4 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 50.0 %)

等々力駅260.3 万/坪(昨年同期比 -13.8 %)

等々力駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 260万円/坪(78.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -13.8%( -41.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 11 件(1年前(2020年)に比べて -42.1%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 25.5年(昨年 10.4年から +145.2 %増)。平均土地面積は 52.4 坪 (昨年 57.8 坪から -9.4 %減)。平均建物面積は 52.0 坪 (昨年 40.0 坪から +29.9 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 14.5 分 → 2021年 10.7 分、-26.2 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 10.4 年 → 2021年 25.5 年、+145.2 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 5.6 % → 2021年 27.3 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.1 % → 2021年 36.4 %)

戸越公園駅256.4 万/坪(昨年同期比 -8.2 %)

戸越公園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 256万円/坪(77.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -8.2%( -22.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて -28.6%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 21.1年(昨年 17.8年から +18.9 %増)。平均土地面積は 22.4 坪 (昨年 46.0 坪から -51.4 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 85.8 坪から -63.0 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2020年 4.0 分 → 2021年 3.4 分、-15.0 %と減少)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 14.3 % → 2021年 20.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2020年 17.8 年 → 2021年 21.1 年、+18.9 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 14.3 % → 2021年 60.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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