東急大井町線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年1月〜3月期の東急大井町線 (大井町駅二子玉川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 275万円/坪(83.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -6.4%( -18.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 62 件(1年前(2019年)に比べて +51.2%( +21件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 15.1年(昨年 14.7年から +3.1 %増)。平均土地面積は 41.0 坪 (昨年 36.4 坪から +12.6 %増)。平均建物面積は 50.4 坪 (昨年 48.9 坪から +3.1 %増)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。ほとんどの駅において下落した。緑が丘駅自由が丘駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは自由が丘駅で昨年に比べ +53.1 %、坪単価は 431 万円/坪となった。

上位 2 駅(自由が丘駅緑が丘駅)は +52.9 %(坪単価 +100.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(旗の台駅九品仏駅)は -32.5 %(坪単価 -128.3 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 21.1 % → 2020年 15.5 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 4.9 % → 2020年 6.5 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2019年 8.0 分 → 2020年 9.0 分、+12.9 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 13.2 % → 2020年 17.2 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 29.3 % → 2020年 22.6 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった自由が丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 431万円/坪(130万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +53.1%( +149.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった緑が丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 152万円/坪(45.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +52.8%( +52.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

東急大井町線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
東急大井町線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
大井町駅264万/坪
(15.1年/50.4坪)
305万/坪
(13.0年/25.2坪)
267万/坪
(7.7年/35.7坪)
下神明駅221万/坪
(5.3年/15.9坪)
271万/坪
(-0.50年/18.9坪)
160万/坪
(31.0年/20.4坪)
戸越公園駅254万/坪
(14.5年/25.7坪)
--
中延駅203万/坪
(33.5年/28.0坪)
180万/坪
(31.0年/36.3坪)
177万/坪
(1.0年/27.7坪)
荏原町駅240万/坪
(0年/28.7坪)
256万/坪
(29.0年/12.9坪)
130万/坪
(38.0年/34.8坪)
旗の台駅231万/坪
(17.3年/29.2坪)
382万/坪
(18.3年/53.4坪)
290万/坪
(0.3年/18.7坪)
北千束駅165万/坪
(25.0年/16.6坪)
193万/坪
(24.0年/25.7坪)
364万/坪
(1.0年/31.8坪)
大岡山駅290万/坪
(0.20年/40.2坪)
254万/坪
(11.5年/38.9坪)
244万/坪
(0.5年/43.1坪)
緑が丘駅152万/坪
(40.0年/169坪)
99.2万/坪
(44.0年/16.6坪)
265万/坪
(15.8年/33.7坪)
自由が丘駅431万/坪
(28.8年/31.8坪)
282万/坪
(37.8年/57.5坪)
273万/坪
(16.0年/92.3坪)
九品仏駅308万/坪
(17.7年/59.9坪)
414万/坪
(8.0年/40.8坪)
342万/坪
(28.7年/44.4坪)
尾山台駅392万/坪
(1.8年/31.8坪)
355万/坪
(6.5年/29.5坪)
275万/坪
(3.0年/18.2坪)
等々力駅252万/坪
(11.0年/39.8坪)
327万/坪
(1.0年/40.8坪)
186万/坪
(20.0年/44.3坪)
上野毛駅214万/坪
(18.0年/46.4坪)
230万/坪
(12.7年/36.3坪)
267万/坪
(12.0年/39.3坪)
二子玉川駅229万/坪
(17.6年/42.0坪)
280万/坪
(1.0年/33.8坪)
233万/坪
(0年/22.7坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

自由が丘駅430.9 万/坪(昨年同期比 +53.1 %)

自由が丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 431万円/坪(130万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +53.1%( +149.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 28.8年(昨年 37.8年から -23.8 %減)。平均土地面積は 31.8 坪 (昨年 57.5 坪から -44.7 %減)。平均建物面積は 41.6 坪 (昨年 81.7 坪から -49.1 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 37.8 年 → 2020年 28.8 年、-23.8 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 25.0 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 % → 2020年 50.0 %)

緑が丘駅151.5 万/坪(昨年同期比 +52.8 %)

緑が丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 152万円/坪(45.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +52.8%( +52.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 40.0年(昨年 44.0年から -9.1 %減)。平均土地面積は 169.4 坪 (昨年 16.6 坪から +918.2 %増)。平均建物面積は 145.2 坪 (昨年 18.2 坪から +700.0 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 100.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 3.0 分 → 2020年 9.0 分、+200.0 %と大きく増加)

旗の台駅231.0 万/坪(昨年同期比 -39.5 %)

旗の台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 231万円/坪(69.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -39.5%( -150.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 17.3年(昨年 18.3年から -5.5 %減)。平均土地面積は 29.2 坪 (昨年 53.4 坪から -45.3 %減)。平均建物面積は 44.9 坪 (昨年 66.0 坪から -32.1 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 6.0 分 → 2020年 3.0 分、-50.0 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 66.7 %)

価格下落要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 66.7 % → 2020年 66.7 %)

九品仏駅308.3 万/坪(昨年同期比 -25.5 %)

九品仏駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 308万円/坪(93.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -25.5%( -105.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2019年)に比べて +75.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 17.7年(昨年 8.0年から +121.5 %増)。平均土地面積は 59.9 坪 (昨年 40.8 坪から +46.6 %増)。平均建物面積は 52.5 坪 (昨年 38.9 坪から +34.8 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 8.0 年 → 2020年 17.7 年、+121.5 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 5.5 分 → 2020年 9.7 分、+76.6 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 14.3 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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