東急大井町線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年1月〜3月期の東急大井町線 (大井町駅二子玉川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 293万円/坪(88.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +18.8%( +46.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 41 件(1年前(2018年)に比べて -4.7%( -2件/坪)と小幅に減少しています。)。

平均築年数は 14.7年(昨年 13.3年から +10.5 %増)。平均土地面積は 36.4 坪 (昨年 38.4 坪から -5.0 %減)。平均建物面積は 48.9 坪 (昨年 57.9 坪から -15.6 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全体的に上昇基調。下神明駅荏原町駅旗の台駅九品仏駅尾山台駅等々力駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは荏原町駅で昨年に比べ +97.7 %、坪単価は 256 万円/坪となった。

上位 2 駅(荏原町駅等々力駅)は +86.8 %(坪単価 +133.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(緑が丘駅北千束駅)は -54.8 %(坪単価 -168.3 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 31.6 % → 2019年 21.1 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 25.6 % → 2019年 29.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2018年 13.3 年 → 2019年 14.7 年、+10.5 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 5.3 % → 2019年 13.2 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 47.4 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった九品仏駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 414万円/坪(125万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +21.1%( +72.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2018年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった緑が丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.2万円/坪(30.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -62.6%( -165.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

東急大井町線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
東急大井町線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
大井町駅305万/坪
(13.0年/25.2坪)
267万/坪
(7.7年/35.7坪)
300万/坪
(9.0年/30.3坪)
下神明駅271万/坪
(-0.50年/18.9坪)
160万/坪
(31.0年/20.4坪)
211万/坪
(36.0年/40.1坪)
戸越公園駅--219万/坪
(16.6年/29.3坪)
中延駅180万/坪
(31.0年/36.3坪)
177万/坪
(1.0年/27.7坪)
119万/坪
(27.0年/24.2坪)
荏原町駅256万/坪
(29.0年/12.9坪)
130万/坪
(38.0年/34.8坪)
165万/坪
(0年/21.2坪)
旗の台駅382万/坪
(18.3年/53.4坪)
290万/坪
(0.3年/18.7坪)
310万/坪
(0年/31.8坪)
北千束駅193万/坪
(24.0年/25.7坪)
364万/坪
(1.0年/31.8坪)
215万/坪
(3.0年/27.2坪)
大岡山駅254万/坪
(11.5年/38.9坪)
244万/坪
(0.5年/43.1坪)
259万/坪
(24.4年/22.9坪)
緑が丘駅99.2万/坪
(44.0年/16.6坪)
265万/坪
(15.8年/33.7坪)
-
自由が丘駅282万/坪
(37.8年/57.5坪)
273万/坪
(16.0年/92.3坪)
433万/坪
(13.3年/26.1坪)
九品仏駅414万/坪
(8.0年/40.8坪)
342万/坪
(28.7年/44.4坪)
210万/坪
(10.5年/39.7坪)
尾山台駅355万/坪
(6.5年/29.5坪)
275万/坪
(3.0年/18.2坪)
292万/坪
(20.8年/34.8坪)
等々力駅327万/坪
(1.0年/40.8坪)
186万/坪
(20.0年/44.3坪)
296万/坪
(1.0年/27.2坪)
上野毛駅230万/坪
(12.7年/36.3坪)
267万/坪
(12.0年/39.3坪)
266万/坪
(24.2年/35.3坪)
二子玉川駅280万/坪
(1.0年/33.8坪)
233万/坪
(0年/22.7坪)
292万/坪
(9.7年/36.7坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

荏原町駅256.2 万/坪(昨年同期比 +97.7 %)

荏原町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 256万円/坪(77.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +97.7%( +126.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 29.0年(昨年 38.0年から -23.7 %減)。平均土地面積は 12.9 坪 (昨年 34.8 坪から -63.0 %減)。平均建物面積は 15.9 坪 (昨年 75.6 坪から -79.0 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 38.0 年 → 2019年 29.0 年、-23.7 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 6.0 分 → 2019年 4.5 分、-25.0 %と大きく減少)

等々力駅326.6 万/坪(昨年同期比 +75.8 %)

等々力駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 327万円/坪(98.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +75.8%( +140.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2018年)に比べて -57.1%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 1.0年(昨年 20.0年から -95.0 %減)。平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 44.3 坪から -7.8 %減)。平均建物面積は 31.0 坪 (昨年 62.0 坪から -50.0 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 20.0 年 → 2019年 1.0 年、-95.0 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 10.3 分 → 2019年 7.0 分、-31.9 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 16.7 % → 2019年 100.0 %)

緑が丘駅99.2 万/坪(昨年同期比 -62.6 %)

緑が丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.2万円/坪(30.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -62.6%( -165.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 44.0年(昨年 15.8年から +179.4 %増)。平均土地面積は 16.6 坪 (昨年 33.7 坪から -50.6 %減)。平均建物面積は 18.2 坪 (昨年 40.5 坪から -55.1 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 5.8 分 → 2019年 3.0 分、-47.8 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 % → 2019年 100.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 15.8 年 → 2019年 44.0 年、+179.4 %と大きく増加)

北千束駅192.8 万/坪(昨年同期比 -47.0 %)

北千束駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 193万円/坪(58.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -47.0%( -170.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 24.0年(昨年 1.0年から +2301.6 %増)。平均土地面積は 25.7 坪 (昨年 31.8 坪から -19.0 %減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 30.3 坪から +20.0 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 1.0 年 → 2019年 24.0 年、+2301.6 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 3.0 分 → 2019年 4.0 分、+33.3 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 100.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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