東急世田谷線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年1月〜12月期の東急世田谷線 (三軒茶屋駅下高井戸駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 264万円/坪(79.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +7.6%( +18.6万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 120 件(1年前(2020年)に比べて +22.4%( +22件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 18.4年(昨年 15.0年から +22.3 %増)。平均土地面積は 39.1 坪 (昨年 30.7 坪から +27.5 %増)。平均建物面積は 53.1 坪 (昨年 43.7 坪から +21.6 %増)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全体的に上昇基調。下高井戸駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは下高井戸駅で昨年に比べ +20.9 %、坪単価は 256 万円/坪となった。

上位 2 駅(下高井戸駅松原駅)は +20.3 %(坪単価 +43.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(宮の坂駅世田谷駅)は -8.9 %(坪単価 -24.1 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 4.1 % → 2021年 7.5 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 15.0 年 → 2021年 18.4 年、+22.3 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2020年 6.7 分 → 2021年 7.4 分、+10.8 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 21.6 % → 2021年 28.9 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 9.1 % → 2021年 14.9 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった西太子堂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 341万円/坪(103万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +8.9%( +27.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて -45.5%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった若林駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 220万円/坪(66.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +9.4%( +18.9万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 12 件(1年前(2020年)に比べて +20.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

東急世田谷線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
東急世田谷線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
三軒茶屋駅282万/坪
(24.3年/42.9坪)
249万/坪
(27.9年/28.5坪)
226万/坪
(26.1年/35.1坪)
西太子堂駅341万/坪
(17.2年/62.3坪)
314万/坪
(12.8年/32.6坪)
236万/坪
(27.3年/24.5坪)
若林駅220万/坪
(19.6年/32.4坪)
201万/坪
(17.5年/26.8坪)
220万/坪
(14.4年/33.3坪)
松陰神社前駅299万/坪
(11.2年/36.5坪)
296万/坪
(14.6年/38.2坪)
261万/坪
(7.9年/30.0坪)
世田谷駅230万/坪
(21.0年/51.2坪)
250万/坪
(0.7年/24.5坪)
248万/坪
(17.4年/31.2坪)
上町駅223万/坪
(21.4年/26.6坪)
234万/坪
(7.7年/32.8坪)
231万/坪
(20.1年/55.5坪)
宮の坂駅260万/坪
(9.1年/27.5坪)
289万/坪
(6.8年/46.1坪)
202万/坪
(22.6年/37.8坪)
山下駅-244万/坪
(0.8年/16.6坪)
-
松原駅263万/坪
(14.4年/39.3坪)
220万/坪
(12.8年/29.7坪)
255万/坪
(9.1年/36.9坪)
下高井戸駅256万/坪
(11.1年/36.7坪)
212万/坪
(16.8年/28.7坪)
239万/坪
(11.9年/30.6坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

下高井戸駅256.3 万/坪(昨年同期比 +20.9 %)

下高井戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 256万円/坪(77.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +20.9%( +44.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(1年前(2020年)に比べて +40.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 11.1年(昨年 16.8年から -34.1 %減)。平均土地面積は 36.7 坪 (昨年 28.7 坪から +27.8 %増)。平均建物面積は 35.1 坪 (昨年 33.1 坪から +6.1 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 16.8 年 → 2021年 11.1 年、-34.1 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 44.4 % → 2021年 53.8 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 22.2 % → 2021年 15.4 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 35.7 %)

松原駅262.7 万/坪(昨年同期比 +19.6 %)

松原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 263万円/坪(79.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +19.6%( +43.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 15 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 14.4年(昨年 12.8年から +12.4 %増)。平均土地面積は 39.3 坪 (昨年 29.7 坪から +32.2 %増)。平均建物面積は 45.8 坪 (昨年 40.2 坪から +13.8 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2020年 7.3 分 → 2021年 6.2 分、-15.5 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 26.7 % → 2021年 33.3 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 40.0 % → 2021年 46.7 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2020年 12.8 年 → 2021年 14.4 年、+12.4 %と増加)

宮の坂駅260.5 万/坪(昨年同期比 -9.8 %)

宮の坂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 260万円/坪(78.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -9.8%( -28.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +25.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 9.1年(昨年 6.8年から +34.1 %増)。平均土地面積は 27.5 坪 (昨年 46.1 坪から -40.3 %減)。平均建物面積は 34.5 坪 (昨年 68.1 坪から -49.3 %減)。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 60.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 6.8 年 → 2021年 9.1 年、+34.1 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 40.0 %)

世田谷駅230.4 万/坪(昨年同期比 -7.9 %)

世田谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 230万円/坪(69.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -7.9%( -19.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて +40.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 21.0年(昨年 0.7年から +3111.3 %増)。平均土地面積は 51.2 坪 (昨年 24.5 坪から +109.0 %増)。平均建物面積は 49.9 坪 (昨年 32.4 坪から +54.2 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 0.7 年 → 2021年 21.0 年、+3111.3 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 5.0 分 → 2021年 6.3 分、+25.7 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 16.7 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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