東京メトロ東西線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年1月〜3月期の東京メトロ東西線 (中野駅葛西駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 211万円/坪(63.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -6.5%( -14.7万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 49 件(1年前(2018年)に比べて +28.9%( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 23.7年(昨年 21.4年から +10.8 %増)。平均土地面積は 41.1 坪 (昨年 49.2 坪から -16.4 %減)。平均建物面積は 72.9 坪 (昨年 90.7 坪から -19.6 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。落合駅高田馬場駅門前仲町駅南砂町駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは高田馬場駅で昨年に比べ +79.1 %、坪単価は 312 万円/坪となった。

上位 2 駅(高田馬場駅落合駅)は +74.2 %(坪単価 +134.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(飯田橋駅中野駅)は -51.4 %(坪単価 -191.1 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2018年 8.8 分 → 2019年 7.6 分、-13.5 %と減少)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 5.4 % → 2019年 8.7 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 35.1 % → 2019年 30.4 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2018年 21.4 年 → 2019年 23.7 年、+10.8 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 18.9 % → 2019年 28.3 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 32.4 % → 2019年 23.9 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった落合駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 320万円/坪(96.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +69.3%( +131.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった西葛西駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 109万円/坪(33.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -17.4%( -23.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2018年)に比べて +20.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

東京メトロ東西線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
東京メトロ東西線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
中野駅177万/坪
(15.5年/27.7坪)
306万/坪
(7.8年/32.4坪)
201万/坪
(10.3年/38.9坪)
落合駅320万/坪
(0.5年/36.3坪)
189万/坪
(46.5年/56.7坪)
200万/坪
(11.5年/31.0坪)
高田馬場駅312万/坪
(53.0年/19.2坪)
174万/坪
(28.0年/194坪)
305万/坪
(7.0年/26.7坪)
早稲田駅221万/坪
(21.0年/20.0坪)
232万/坪
(13.0年/29.2坪)
92.6万/坪
(38.5年/84.7坪)
神楽坂駅219万/坪
(10.7年/32.5坪)
199万/坪
(51.5年/112坪)
172万/坪
(12.0年/78.7坪)
飯田橋駅165万/坪
(35.5年/74.9坪)
418万/坪
(46.5年/25.0坪)
-
九段下駅-271万/坪
(36.0年/19.7坪)
364万/坪
(12.0年/43.9坪)
竹橋駅---
大手町駅299万/坪
(44.9年/27.5坪)
--
日本橋駅---
茅場町駅238万/坪
(52.0年/18.2坪)
345万/坪
(26.5年/28.7坪)
-
門前仲町駅244万/坪
(26.5年/34.8坪)
192万/坪
(41.0年/12.1坪)
112万/坪
(23.8年/63.5坪)
木場駅185万/坪
(0年/15.1坪)
274万/坪
(3.0年/25.7坪)
180万/坪
(0年/27.2坪)
東陽町駅137万/坪
(14.0年/16.6坪)
203万/坪
(5.5年/101坪)
94.2万/坪
(50.0年/60.5坪)
南砂町駅186万/坪
(0.20年/18.5坪)
154万/坪
(9.0年/21.9坪)
144万/坪
(1.0年/13.6坪)
西葛西駅109万/坪
(21.5年/58.0坪)
132万/坪
(15.2年/72.9坪)
131万/坪
(23.8年/56.4坪)
葛西駅153万/坪
(21.0年/151坪)
150万/坪
(15.8年/47.5坪)
134万/坪
(17.4年/41.5坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

高田馬場駅311.6 万/坪(昨年同期比 +79.1 %)

高田馬場駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 312万円/坪(94.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +79.1%( +137.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2018年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 53.0年(昨年 28.0年から +89.3 %増)。平均土地面積は 19.2 坪 (昨年 193.6 坪から -90.1 %減)。平均建物面積は 21.2 坪 (昨年 574.8 坪から -96.3 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 8.0 分 → 2019年 6.0 分、-25.0 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 28.0 年 → 2019年 53.0 年、+89.3 %と大きく増加)

落合駅319.9 万/坪(昨年同期比 +69.3 %)

落合駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 320万円/坪(96.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +69.3%( +131.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 0.5年(昨年 46.5年から -98.9 %減)。平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 56.7 坪から -36.0 %減)。平均建物面積は 41.6 坪 (昨年 42.4 坪から -1.8 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 46.5 年 → 2019年 0.5 年、-98.9 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2018年 8.5 分 → 2019年 7.5 分、-11.8 %と減少)

飯田橋駅165.3 万/坪(昨年同期比 -60.5 %)

飯田橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 165万円/坪(50.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -60.5%( -253.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2018年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 35.5年(昨年 46.5年から -23.7 %減)。平均土地面積は 74.9 坪 (昨年 25.0 坪から +200.0 %増)。平均建物面積は 95.8 坪 (昨年 55.2 坪から +73.5 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 46.5 年 → 2019年 35.5 年、-23.7 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 25.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 2.0 分 → 2019年 6.3 分、+216.7 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 33.3 %)

中野駅176.7 万/坪(昨年同期比 -42.3 %)

中野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 177万円/坪(53.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -42.3%( -129.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2018年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 15.5年(昨年 7.8年から +98.7 %増)。平均土地面積は 27.7 坪 (昨年 32.4 坪から -14.3 %減)。平均建物面積は 47.9 坪 (昨年 42.0 坪から +13.9 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 7.8 年 → 2019年 15.5 年、+98.7 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 20.0 % → 2019年 50.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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