東京メトロ日比谷線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2022年1月〜12月期の東京メトロ日比谷線 (北千住駅中目黒駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 354万円/坪(107万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +10.4%( +33.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 166 件(1年前(2021年)に比べて -9.8%( -18件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 29.8年(昨年 25.1年から +18.7 %増)。平均土地面積は 41.7 坪 (昨年 35.5 坪から +17.3 %増)。平均建物面積は 81.8 坪 (昨年 90.2 坪から -9.2 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。入谷駅人形町駅六本木駅恵比寿駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは築地駅で昨年に比べ +216.5 %、坪単価は 782 万円/坪となった。

上位 2 駅(築地駅三ノ輪駅)は +183.0 %(坪単価 +415.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(広尾駅銀座駅)は -41.2 %(坪単価 -386.1 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 6.0 % → 2022年 12.8 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.8 % → 2022年 5.9 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2021年 25.1 年 → 2022年 29.8 年、+18.7 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 29.9 % → 2022年 35.9 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 32.1 % → 2022年 23.8 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった銀座駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 855万円/坪(259万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -38.3%( -531.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった北千住駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 162万円/坪(48.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -5.8%( -9.9万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 30 件(1年前(2021年)に比べて -6.2%( -2件/坪)と弱含みに推移しています。)。

東京メトロ日比谷線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
東京メトロ日比谷線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
北千住駅162万/坪
(32.1年/29.8坪)
172万/坪
(21.7年/34.3坪)
165万/坪
(17.1年/34.3坪)
南千住駅199万/坪
(19.7年/24.1坪)
282万/坪
(22.4年/30.9坪)
176万/坪
(18.7年/32.6坪)
三ノ輪駅494万/坪
(33.4年/50.2坪)
198万/坪
(22.7年/22.2坪)
226万/坪
(30.3年/32.0坪)
入谷駅262万/坪
(35.7年/42.6坪)
174万/坪
(29.1年/33.0坪)
160万/坪
(33.9年/37.5坪)
上野駅282万/坪
(15.5年/12.9坪)
395万/坪
(37.3年/23.3坪)
278万/坪
(35.0年/53.8坪)
仲御徒町駅403万/坪
(14.3年/26.5坪)
183万/坪
(43.4年/30.1坪)
200万/坪
(36.0年/35.5坪)
秋葉原駅342万/坪
(31.3年/56.7坪)
485万/坪
(30.1年/44.1坪)
357万/坪
(43.6年/40.5坪)
小伝馬町駅701万/坪
(1.3年/23.4坪)
304万/坪
(28.8年/25.7坪)
273万/坪
(28.0年/62.5坪)
人形町駅421万/坪
(35.7年/29.3坪)
268万/坪
(33.6年/36.1坪)
522万/坪
(40.2年/41.1坪)
茅場町駅508万/坪
(16.6年/34.0坪)
774万/坪
(37.0年/22.3坪)
296万/坪
(44.0年/70.3坪)
八丁堀駅282万/坪
(36.0年/23.3坪)
281万/坪
(25.4年/36.0坪)
370万/坪
(30.8年/49.3坪)
築地駅782万/坪
(60.3年/42.9坪)
247万/坪
(41.3年/17.6坪)
-
東銀座駅288万/坪
(34.8年/70.3坪)
-633万/坪
(30.0年/40.8坪)
銀座駅855万/坪
(58.5年/22.7坪)
1,387万/坪
(29.5年/36.3坪)
1,703万/坪
(32.3年/25.7坪)
日比谷駅---
虎ノ門ヒルズ駅---
神谷町駅-792万/坪
(0.9年/52.4坪)
504万/坪
(44.0年/99.8坪)
六本木駅718万/坪
(31.1年/63.3坪)
488万/坪
(16.5年/41.7坪)
399万/坪
(31.2年/51.6坪)
広尾駅306万/坪
(29.7年/35.2坪)
546万/坪
(33.9年/84.7坪)
285万/坪
(29.5年/24.7坪)
恵比寿駅555万/坪
(28.6年/54.2坪)
454万/坪
(18.6年/46.7坪)
557万/坪
(23.3年/72.6坪)
中目黒駅465万/坪
(21.1年/98.5坪)
391万/坪
(18.2年/42.5坪)
365万/坪
(20.6年/34.7坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

築地駅781.9 万/坪(昨年同期比 +216.5 %)

築地駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 782万円/坪(237万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +216.5%( +534.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 60.3年(昨年 41.3年から +46.1 %増)。平均土地面積は 42.9 坪 (昨年 17.6 坪から +142.9 %増)。平均建物面積は 52.4 坪 (昨年 60.5 坪から -13.3 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 4.7 分 → 2022年 3.0 分、-35.7 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 41.3 年 → 2022年 60.3 年、+46.1 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 % → 2022年 100.0 %)

三ノ輪駅494.3 万/坪(昨年同期比 +149.4 %)

三ノ輪駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 494万円/坪(150万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +149.4%( +296.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(1年前(2021年)に比べて -30.4%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 33.4年(昨年 22.7年から +47.4 %増)。平均土地面積は 50.2 坪 (昨年 22.2 坪から +125.8 %増)。平均建物面積は 54.3 坪 (昨年 37.7 坪から +44.0 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 9.7 分 → 2022年 7.4 分、-23.3 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 22.2 % → 2022年 15.4 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 22.7 年 → 2022年 33.4 年、+47.4 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 27.8 % → 2022年 53.8 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 21.7 % → 2022年 12.5 %)

広尾駅305.6 万/坪(昨年同期比 -44.1 %)

広尾駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 306万円/坪(92.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -44.1%( -240.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(1年前(2021年)に比べて +42.9%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 29.7年(昨年 33.9年から -12.3 %減)。平均土地面積は 35.2 坪 (昨年 84.7 坪から -58.4 %減)。平均建物面積は 74.8 坪 (昨年 144.3 坪から -48.2 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2021年 33.9 年 → 2022年 29.7 年、-12.3 %と減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 10.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 7.4 分 → 2022年 9.9 分、+33.3 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 70.0 %)

銀座駅855.4 万/坪(昨年同期比 -38.3 %)

銀座駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 855万円/坪(259万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -38.3%( -531.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 58.5年(昨年 29.5年から +98.3 %増)。平均土地面積は 22.7 坪 (昨年 36.3 坪から -37.5 %減)。平均建物面積は 121.0 坪 (昨年 169.4 坪から -28.6 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 1.5 分 → 2022年 1.0 分、-33.3 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 29.5 年 → 2022年 58.5 年、+98.3 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 100.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

ウチノカチの安心・安全への取り組み

国土交通省 ウチノカチは、国土交通省 土地鑑定委員会の取引情報提供制度により収集された最新の不動産取引データに基づく相場情報を提供します。
個人情報保護に留意 ウチノカチは、誰もが安心して不動産取引を行えるように、個人情報保護に留意しながら品質の高い不動産価格情報の提供に取り組みます。
情報の信頼性 ウチノカチは、情報の信頼性を高め、ユーザのみなさまに安心して土地相場をお調べいただけるよう、様々な取組みを行なっています。

メディアへの掲載について

『ウチノカチ』は、全国の様々なエリア、駅周辺の不動産相場をお調べいただける『不動産の価格相場』に関する国内最大規模の無料のウェブサービスです。 ウチノカチにおける不動産価格情報は、国土交通省の最新の土地総合情報システムのデータに基づき算定しています。

本ウェブサービスは、不動産の売買、賃貸だけでなく、相続、譲渡などの際に不動産相場を身近に感じて頂き、広く活用いただくことを目的としています。 弊社では、新聞、雑誌、ウェブメディア等の様々なメディアの各種記事において活用できる各種不動産情報の提供を積極的に行っております。 提供可能な不動産情報の内容、提供条件等についてはお気軽に『お問い合わせフォーム』からお問い合わせください。

運営会社

運営会社 ウチノカチ
ウチノカチ 全国25万地点、2万以上の沿線・駅周辺のマンション、住宅、土地および賃貸物件の価格相場・価格推移、家賃相場・家賃推移を提供する不動産メディア
トチノカチ 国土交通省の地価公示に基づき、全国1万のエリア・駅周辺の公示地価、路線価(相続税評価額)、固定資産税評価額を提供する不動産メディア
所在地 東京都千代田区九段南1-5-6
電話番号 050-5899-8351
(※お問い合わせフォームからお問い合わせください)
サービス開始 2014年11月
ミッション 過去のマンション、土地、住宅の取引情報に基づき、日本中あらゆる地点の不動産価値を見える化し、ユーザーへ適切に提供すること