東京メトロ半蔵門線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年1月〜12月期の東京メトロ半蔵門線 (渋谷駅押上駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 332万円/坪(100万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -20.0%( -83.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 100 件(1年前(2018年)に比べて -12.3%( -14件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 29.1年(昨年 28.2年から +3.3 %増)。平均土地面積は 44.3 坪 (昨年 48.0 坪から -7.7 %減)。平均建物面積は 98.0 坪 (昨年 104.4 坪から -6.2 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。大手町駅水天宮前駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは九段下駅で昨年に比べ +104.1 %、坪単価は 570 万円/坪となった。

上位 2 駅(九段下駅大手町駅)は +84.1 %(坪単価 +203.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(半蔵門駅青山一丁目駅)は -67.6 %(坪単価 -762.0 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 2.0 % → 2019年 5.6 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 35.3 % → 2019年 33.7 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 15.8 % → 2019年 9.0 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 35.1 % → 2019年 31.0 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった三越前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 992万円/坪(300万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +6.8%( +63.1万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった錦糸町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 184万円/坪(55.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -46.5%( -159.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(1年前(2018年)に比べて -44.4%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。

東京メトロ半蔵門線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
東京メトロ半蔵門線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
渋谷駅455万/坪
(34.7年/34.7坪)
510万/坪
(33.9年/61.7坪)
561万/坪
(23.7年/56.5坪)
表参道駅603万/坪
(19.7年/49.0坪)
722万/坪
(26.0年/54.6坪)
1,135万/坪
(31.5年/113坪)
青山一丁目駅442万/坪
(18.6年/52.9坪)
884万/坪
(37.5年/76.4坪)
484万/坪
(31.9年/32.5坪)
永田町駅---
半蔵門駅188万/坪
(46.8年/269坪)
1,270万/坪
(29.6年/99.2坪)
289万/坪
(30.6年/171坪)
九段下駅570万/坪
(30.4年/37.1坪)
279万/坪
(33.1年/80.7坪)
347万/坪
(22.3年/46.9坪)
神保町駅345万/坪
(26.1年/21.9坪)
434万/坪
(39.1年/39.0坪)
377万/坪
(29.0年/32.8坪)
大手町駅299万/坪
(44.9年/27.5坪)
182万/坪
(33.5年/46.4坪)
-
三越前駅992万/坪
(64.5年/10.6坪)
929万/坪
(19.8年/75.6坪)
207万/坪
(25.8年/33.3坪)
水天宮前駅345万/坪
(22.2年/34.8坪)
229万/坪
(31.4年/25.5坪)
262万/坪
(28.8年/43.9坪)
清澄白河駅194万/坪
(18.8年/19.4坪)
226万/坪
(9.8年/30.8坪)
241万/坪
(13.7年/48.1坪)
住吉駅296万/坪
(24.0年/44.9坪)
282万/坪
(26.4年/40.5坪)
191万/坪
(18.2年/42.7坪)
錦糸町駅184万/坪
(30.9年/48.4坪)
343万/坪
(25.4年/41.8坪)
227万/坪
(22.9年/46.7坪)
押上駅224万/坪
(31.8年/45.1坪)
223万/坪
(28.4年/36.6坪)
165万/坪
(24.2年/37.8坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

九段下駅569.6 万/坪(昨年同期比 +104.1 %)

九段下駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 570万円/坪(172万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +104.1%( +290.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 30.4年(昨年 33.1年から -8.2 %減)。平均土地面積は 37.1 坪 (昨年 80.7 坪から -54.1 %減)。平均建物面積は 87.7 坪 (昨年 243.0 坪から -63.9 %減)。

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 3.7 分 → 2019年 5.5 分、+50.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 66.7 % → 2019年 100.0 %)

大手町駅298.7 万/坪(昨年同期比 +64.1 %)

大手町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 299万円/坪(90.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +64.1%( +116.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2018年)に比べて +100.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 44.9年(昨年 33.5年から +33.8 %増)。平均土地面積は 27.5 坪 (昨年 46.4 坪から -40.8 %減)。平均建物面積は 83.9 坪 (昨年 347.9 坪から -75.9 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 16.7 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 33.5 年 → 2019年 44.9 年、+33.8 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 83.3 %)

半蔵門駅187.9 万/坪(昨年同期比 -85.2 %)

半蔵門駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 188万円/坪(56.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -85.2%( -1081.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて -71.4%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 46.8年(昨年 29.6年から +58.2 %増)。平均土地面積は 269.2 坪 (昨年 99.2 坪から +171.5 %増)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 192.5 坪から -85.1 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 29.6 年 → 2019年 46.8 年、+58.2 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 3.0 分 → 2019年 6.5 分、+116.7 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 100.0 %)

青山一丁目駅442.4 万/坪(昨年同期比 -50.0 %)

青山一丁目駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 442万円/坪(134万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -50.0%( -442.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 18.6年(昨年 37.5年から -50.3 %減)。平均土地面積は 52.9 坪 (昨年 76.4 坪から -30.7 %減)。平均建物面積は 115.0 坪 (昨年 93.8 坪から +22.6 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 37.5 年 → 2019年 18.6 年、-50.3 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 50.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 3.5 分 → 2019年 4.5 分、+28.6 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 100.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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