東京メトロ丸ノ内線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2022年1月〜3月期の東京メトロ丸ノ内線 (池袋駅荻窪駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 275万円/坪(83.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -3.6%( -10.1万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 68 件(1年前(2021年)に比べて -20.0%( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 25.7年(昨年 14.4年から +78.8 %増)。平均土地面積は 53.1 坪 (昨年 37.4 坪から +42.1 %増)。平均建物面積は 87.9 坪 (昨年 57.8 坪から +52.0 %増)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。ほとんどの駅において下落した。池袋駅新大塚駅後楽園駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは池袋駅で昨年に比べ +50.9 %、坪単価は 344 万円/坪となった。

上位 2 駅(池袋駅後楽園駅)は +43.6 %(坪単価 +115.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(四ツ谷駅本郷三丁目駅)は -55.8 %(坪単価 -399.2 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2021年 8.6 分 → 2022年 7.3 分、-15.2 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 21.2 % → 2022年 29.4 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 4.7 % → 2022年 8.8 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 14.4 年 → 2022年 25.7 年、+78.8 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 11.2 % → 2022年 28.8 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 42.5 % → 2022年 25.8 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった新宿駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 551万円/坪(167万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -37.2%( -326.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった新宿御苑前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 175万円/坪(53.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -38.2%( -108.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

東京メトロ丸ノ内線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
東京メトロ丸ノ内線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
池袋駅344万/坪
(36.7年/63.3坪)
228万/坪
(20.8年/56.6坪)
161万/坪
(34.7年/23.7坪)
新大塚駅279万/坪
(12.3年/83.6坪)
229万/坪
(10.5年/21.6坪)
226万/坪
(14.0年/57.2坪)
茗荷谷駅274万/坪
(0年/15.1坪)
330万/坪
(41.0年/32.5坪)
254万/坪
(46.4年/66.0坪)
後楽園駅432万/坪
(1.0年/22.7坪)
317万/坪
(17.0年/15.1坪)
296万/坪
(10.0年/42.4坪)
本郷三丁目駅211万/坪
(36.3年/31.8坪)
444万/坪
(56.0年/40.8坪)
430万/坪
(52.0年/30.8坪)
御茶ノ水駅---
淡路町駅-478万/坪
(-1.00年/30.3坪)
-
大手町駅---
東京駅125万/坪
(75.1年/12.1坪)
-751万/坪
(0年/40.8坪)
銀座駅---
国会議事堂前駅---
赤坂見附駅---
四ツ谷駅389万/坪
(56.4年/76.1坪)
955万/坪
(0年/57.5坪)
420万/坪
(51.0年/39.3坪)
四谷三丁目駅253万/坪
(49.4年/59.0坪)
265万/坪
(18.2年/42.1坪)
362万/坪
(4.5年/27.6坪)
新宿御苑前駅175万/坪
(37.0年/87.7坪)
284万/坪
(1.0年/16.6坪)
-
新宿三丁目駅--1,146万/坪
(51.5年/18.2坪)
新宿駅551万/坪
(42.0年/33.3坪)
877万/坪
(15.0年/33.3坪)
862万/坪
(42.0年/35.8坪)
西新宿駅--273万/坪
(1.0年/49.9坪)
中野坂上駅238万/坪
(24.0年/83.2坪)
271万/坪
(5.3年/25.0坪)
245万/坪
(31.4年/64.3坪)
新中野駅211万/坪
(10.0年/45.4坪)
237万/坪
(20.0年/41.7坪)
-
東高円寺駅286万/坪
(12.8年/39.6坪)
238万/坪
(4.7年/23.1坪)
191万/坪
(26.3年/91.2坪)
新高円寺駅233万/坪
(16.6年/32.2坪)
267万/坪
(4.3年/24.0坪)
228万/坪
(11.9年/36.7坪)
南阿佐ケ谷駅242万/坪
(24.0年/56.1坪)
207万/坪
(19.5年/24.3坪)
220万/坪
(11.4年/38.4坪)
荻窪駅284万/坪
(19.4年/47.3坪)
288万/坪
(13.1年/51.4坪)
229万/坪
(29.8年/39.6坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

池袋駅343.8 万/坪(昨年同期比 +50.9 %)

池袋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 344万円/坪(104万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +50.9%( +116.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて +20.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 36.7年(昨年 20.8年から +76.3 %増)。平均土地面積は 63.3 坪 (昨年 56.6 坪から +11.9 %増)。平均建物面積は 154.5 坪 (昨年 150.0 坪から +3.0 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 9.0 分 → 2022年 6.5 分、-27.8 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 20.8 年 → 2022年 36.7 年、+76.3 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 % → 2022年 50.0 %)

後楽園駅432.3 万/坪(昨年同期比 +36.2 %)

後楽園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 432万円/坪(131万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +36.2%( +114.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 1.0年(昨年 17.0年から -94.1 %減)。平均土地面積は 22.7 坪 (昨年 15.1 坪から +50.0 %増)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 22.7 坪から +73.3 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 17.0 年 → 2022年 1.0 年、-94.1 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 9.0 分 → 2022年 12.0 分、+33.3 %と大きく増加)

四ツ谷駅389.3 万/坪(昨年同期比 -59.2 %)

四ツ谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 389万円/坪(118万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -59.2%( -565.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均土地面積は 76.1 坪 (昨年 57.5 坪から +32.5 %増)。平均建物面積は 117.0 坪 (昨年 136.1 坪から -14.1 %減)。

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 3.0 分 → 2022年 6.0 分、+100.0 %と大きく増加)

本郷三丁目駅211.2 万/坪(昨年同期比 -52.4 %)

本郷三丁目駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 211万円/坪(63.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -52.4%( -232.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて +150.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 36.3年(昨年 56.0年から -35.3 %減)。平均土地面積は 31.8 坪 (昨年 40.8 坪から -22.2 %減)。平均建物面積は 116.8 坪 (昨年 220.1 坪から -46.9 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 56.0 年 → 2022年 36.3 年、-35.3 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 80.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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