中古一戸建て相場の概況
2021年7月〜9月期の東京メトロ丸ノ内線 (池袋駅~荻窪駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 259万円/坪(78.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -10.9%( -31.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 67 件(1年前(2020年)に比べて -30.2%( -29件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.1年(昨年 17.2年から +5.2 %増)。平均土地面積は 42.8 坪 (昨年 33.1 坪から +29.5 %増)。平均建物面積は 56.5 坪 (昨年 44.8 坪から +26.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。新大塚駅、茗荷谷駅、後楽園駅、御茶ノ水駅、四谷三丁目駅、新高円寺駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは四谷三丁目駅で昨年に比べ +94.3 %、坪単価は 450 万円/坪となった。
上位 2 駅(四谷三丁目駅、御茶ノ水駅)は +81.6 %(坪単価 +187.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(南阿佐ケ谷駅、新中野駅)は -37.8 %(坪単価 -189.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 17.2 % → 2021年 12.9 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 3.4 % → 2021年 4.8 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 21.8 % → 2021年 29.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 37.9 % → 2021年 32.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった四谷三丁目駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 450万円/坪(136万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +94.3%( +218.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新中野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 163万円/坪(49.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -18.9%( -37.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
東京メトロ丸ノ内線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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池袋駅 | 199万/坪 (26.3年/77.1坪) | 223万/坪 (12.5年/34.8坪) | 294万/坪 (56.5年/45.4坪) |
新大塚駅 | 282万/坪 (23.3年/15.5坪) | 212万/坪 (27.1年/34.2坪) | 96.6万/坪 (30.5年/39.3坪) |
茗荷谷駅 | 423万/坪 (23.5年/34.0坪) | 264万/坪 (42.0年/40.1坪) | 205万/坪 (33.2年/35.5坪) |
後楽園駅 | 428万/坪 (3.5年/72.6坪) | 271万/坪 (30.5年/21.2坪) | 150万/坪 (25.5年/15.1坪) |
本郷三丁目駅 | - | 227万/坪 (28.5年/27.2坪) | - |
御茶ノ水駅 | 386万/坪 (15.5年/15.1坪) | 228万/坪 (38.5年/72.6坪) | - |
淡路町駅 | - | - | - |
大手町駅 | - | - | - |
東京駅 | - | - | - |
銀座駅 | - | - | - |
国会議事堂前駅 | - | - | - |
赤坂見附駅 | - | 496万/坪 (2.0年/144坪) | - |
四ツ谷駅 | - | 336万/坪 (11.5年/35.3坪) | 302万/坪 (9.5年/43.9坪) |
四谷三丁目駅 | 450万/坪 (4.5年/16.6坪) | 231万/坪 (44.5年/55.0坪) | 402万/坪 (19.5年/32.9坪) |
新宿御苑前駅 | - | 264万/坪 (52.5年/13.6坪) | 189万/坪 (31.5年/13.6坪) |
新宿三丁目駅 | - | - | 689万/坪 (68.6年/21.2坪) |
新宿駅 | - | - | 677万/坪 (42.5年/13.6坪) |
西新宿駅 | - | 187万/坪 (32.5年/66.6坪) | - |
中野坂上駅 | 234万/坪 (11.8年/20.2坪) | 227万/坪 (23.9年/17.6坪) | 211万/坪 (22.5年/23.3坪) |
新中野駅 | 163万/坪 (28.5年/51.4坪) | 201万/坪 (18.2年/13.6坪) | 186万/坪 (42.5年/57.5坪) |
東高円寺駅 | 198万/坪 (30.6年/30.0坪) | 230万/坪 (12.2年/34.4坪) | 238万/坪 (8.7年/33.3坪) |
新高円寺駅 | 295万/坪 (8.6年/46.6坪) | 198万/坪 (23.4年/23.8坪) | 207万/坪 (13.0年/34.4坪) |
南阿佐ケ谷駅 | 260万/坪 (14.5年/66.7坪) | 601万/坪 (3.4年/28.9坪) | 221万/坪 (17.2年/35.5坪) |
荻窪駅 | 241万/坪 (16.3年/36.3坪) | 251万/坪 (10.1年/28.0坪) | 263万/坪 (13.0年/34.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
四谷三丁目駅 449.5 万/坪(昨年同期比 +94.3 %)
四谷三丁目駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 450万円/坪(136万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +94.3%( +218.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 4.5年(昨年 44.5年から -89.9 %減)。平均土地面積は 16.6 坪 (昨年 55.0 坪から -69.7 %減)。平均建物面積は 38.6 坪 (昨年 94.5 坪から -59.2 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 44.5 年 → 2021年 4.5 年、-89.9 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 3.5 分 → 2021年 1.5 分、-57.1 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 100.0 %)
御茶ノ水駅 385.7 万/坪(昨年同期比 +68.8 %)
御茶ノ水駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 386万円/坪(117万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +68.8%( +157.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 15.5年(昨年 38.5年から -59.7 %減)。平均土地面積は 15.1 坪 (昨年 72.6 坪から -79.2 %減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 205.7 坪から -82.4 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 38.5 年 → 2021年 15.5 年、-59.7 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 6.0 分 → 2021年 7.0 分、+16.7 %と増加)
南阿佐ケ谷駅 259.6 万/坪(昨年同期比 -56.8 %)
南阿佐ケ谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 260万円/坪(78.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -56.8%( -341.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(1年前(2020年)に比べて -30.8%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.5年(昨年 3.4年から +323.2 %増)。平均土地面積は 66.7 坪 (昨年 28.9 坪から +131.2 %増)。平均建物面積は 70.8 坪 (昨年 25.4 坪から +179.0 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 7.7 % → 2021年 11.1 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 3.4 年 → 2021年 14.5 年、+323.2 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 7.7 % → 2021年 33.3 %)
新中野駅 163.1 万/坪(昨年同期比 -18.9 %)
新中野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 163万円/坪(49.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -18.9%( -37.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.5年(昨年 18.2年から +56.9 %増)。平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 13.6 坪から +277.8 %増)。平均建物面積は 46.1 坪 (昨年 23.2 坪から +98.9 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 18.2 年 → 2021年 28.5 年、+56.9 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 4.3 分 → 2021年 6.0 分、+38.5 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示