東京メトロ丸ノ内線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年1月〜3月期の東京メトロ丸ノ内線 (池袋駅荻窪駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 285万円/坪(86.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -7.2%( -21.9万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 85 件(1年前(2020年)に比べて +16.4%( +12件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 14.4年(昨年 25.0年から -42.6 %減)。平均土地面積は 37.4 坪 (昨年 47.4 坪から -21.1 %減)。平均建物面積は 57.8 坪 (昨年 61.3 坪から -5.7 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。池袋駅茗荷谷駅東高円寺駅荻窪駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは四ツ谷駅で昨年に比べ +127.5 %、坪単価は 955 万円/坪となった。

上位 2 駅(四ツ谷駅池袋駅)は +84.7 %(坪単価 +301.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(四谷三丁目駅南阿佐ケ谷駅)は -16.4 %(坪単価 -55.0 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 25.0 年 → 2021年 14.4 年、-42.6 %と大きく減少)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.5 % → 2021年 5.0 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.8 % → 2021年 42.5 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 31.5 % → 2021年 21.2 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 6.8 % → 2021年 4.7 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった四ツ谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 955万円/坪(289万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +127.5%( +535.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった南阿佐ケ谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 207万円/坪(62.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -6.2%( -13.7万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 11 件(1年前(2020年)に比べて -15.4%( -2件/坪)と不調に推移しています。)。

東京メトロ丸ノ内線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
東京メトロ丸ノ内線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
池袋駅228万/坪
(20.8年/56.6坪)
161万/坪
(34.7年/23.7坪)
590万/坪
(37.4年/20.2坪)
新大塚駅229万/坪
(10.5年/21.6坪)
226万/坪
(14.0年/57.2坪)
217万/坪
(23.4年/26.0坪)
茗荷谷駅330万/坪
(41.0年/32.5坪)
254万/坪
(46.4年/66.0坪)
200万/坪
(40.5年/26.5坪)
後楽園駅317万/坪
(17.0年/15.1坪)
296万/坪
(10.0年/42.4坪)
-
本郷三丁目駅444万/坪
(56.0年/40.8坪)
430万/坪
(52.0年/30.8坪)
503万/坪
(47.5年/62.8坪)
御茶ノ水駅--132万/坪
(30.0年/10.6坪)
淡路町駅478万/坪
(-1.00年/30.3坪)
--
大手町駅--299万/坪
(44.9年/27.5坪)
東京駅-751万/坪
(0年/40.8坪)
-
銀座駅--1,302万/坪
(31.0年/25.7坪)
国会議事堂前駅---
赤坂見附駅--248万/坪
(38.0年/37.8坪)
四ツ谷駅955万/坪
(0年/57.5坪)
420万/坪
(51.0年/39.3坪)
-
四谷三丁目駅265万/坪
(18.2年/42.1坪)
362万/坪
(4.5年/27.6坪)
291万/坪
(17.8年/49.9坪)
新宿御苑前駅284万/坪
(1.0年/16.6坪)
-341万/坪
(22.0年/33.3坪)
新宿三丁目駅-1,146万/坪
(51.5年/18.2坪)
-
新宿駅877万/坪
(15.0年/33.3坪)
862万/坪
(42.0年/35.8坪)
-
西新宿駅-273万/坪
(1.0年/49.9坪)
-
中野坂上駅271万/坪
(5.3年/25.0坪)
245万/坪
(31.4年/64.3坪)
248万/坪
(25.2年/35.0坪)
新中野駅237万/坪
(20.0年/41.7坪)
-163万/坪
(23.5年/14.6坪)
東高円寺駅238万/坪
(4.7年/23.1坪)
191万/坪
(26.3年/91.2坪)
212万/坪
(7.5年/64.7坪)
新高円寺駅267万/坪
(4.3年/24.0坪)
228万/坪
(11.9年/36.7坪)
176万/坪
(26.4年/70.2坪)
南阿佐ケ谷駅207万/坪
(19.5年/24.3坪)
220万/坪
(11.4年/38.4坪)
240万/坪
(3.7年/23.2坪)
荻窪駅288万/坪
(13.1年/51.4坪)
229万/坪
(29.8年/39.6坪)
217万/坪
(15.9年/61.9坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

四ツ谷駅955.0 万/坪(昨年同期比 +127.5 %)

四ツ谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 955万円/坪(289万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +127.5%( +535.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 0.0年(昨年 51.0年から -100.0 %減)。平均土地面積は 57.5 坪 (昨年 39.3 坪から +46.2 %増)。平均建物面積は 136.1 坪 (昨年 63.5 坪から +114.3 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 51.0 年 → 2021年 0.0 年、-100.0 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2020年 3.5 分 → 2021年 3.0 分、-14.3 %と減少)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)

池袋駅227.8 万/坪(昨年同期比 +41.8 %)

池袋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 228万円/坪(68.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +41.8%( +67.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 20.8年(昨年 34.7年から -40.0 %減)。平均土地面積は 56.6 坪 (昨年 23.7 坪から +138.7 %増)。平均建物面積は 150.0 坪 (昨年 35.3 坪から +325.1 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 34.7 年 → 2021年 20.8 年、-40.0 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 12.3 分 → 2021年 9.0 分、-27.0 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 % → 2021年 20.0 %)

価格下落要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 20.0 %)

四谷三丁目駅265.5 万/坪(昨年同期比 -26.6 %)

四谷三丁目駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 265万円/坪(80.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -26.6%( -96.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 18.2年(昨年 4.5年から +303.7 %増)。平均土地面積は 42.1 坪 (昨年 27.6 坪から +52.5 %増)。平均建物面積は 94.0 坪 (昨年 64.7 坪から +45.4 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 4.5 年 → 2021年 18.2 年、+303.7 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2020年 4.0 分 → 2021年 4.7 分、+16.7 %と増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 75.0 % → 2021年 33.3 %)

南阿佐ケ谷駅206.6 万/坪(昨年同期比 -6.2 %)

南阿佐ケ谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 207万円/坪(62.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -6.2%( -13.7万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 11 件(1年前(2020年)に比べて -15.4%( -2件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 19.5年(昨年 11.4年から +71.0 %増)。平均土地面積は 24.3 坪 (昨年 38.4 坪から -36.6 %減)。平均建物面積は 26.6 坪 (昨年 39.8 坪から -33.1 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2020年 12.4 分 → 2021年 10.5 分、-14.9 %と減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 10.0 % → 2021年 10.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 11.4 年 → 2021年 19.5 年、+71.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 40.0 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 60.0 % → 2021年 30.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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