東京メトロ丸ノ内分岐線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年7月〜9月期の東京メトロ丸ノ内分岐線 (中野坂上駅方南町駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 255万円/坪(77.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +18.5%( +39.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 18 件(1年前(2019年)に比べて +20.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 24.7年(昨年 26.5年から -6.9 %減)。平均土地面積は 28.7 坪 (昨年 33.4 坪から -14.1 %減)。平均建物面積は 37.9 坪 (昨年 45.6 坪から -16.8 %減)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。中野富士見町駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは中野富士見町駅で昨年に比べ +83.9 %、坪単価は 426 万円/坪となった。

上位 1 駅(中野富士見町駅)は +83.9 %(坪単価 +194.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(中野新橋駅)は -37.4 %(坪単価 -97.0 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 23.5 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 13.3 % → 2020年 17.6 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 26.7 % → 2020年 29.4 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 6.7 % → 2020年 5.6 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった中野富士見町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 426万円/坪(129万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +83.9%( +194.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて +400.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった方南町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 140万円/坪(42.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -22.1%( -39.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

東京メトロ丸ノ内分岐線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
東京メトロ丸ノ内分岐線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
中野坂上駅227万/坪
(23.9年/17.6坪)
211万/坪
(22.5年/23.3坪)
265万/坪
(26.8年/38.2坪)
中野新橋駅162万/坪
(38.3年/29.1坪)
259万/坪
(27.5年/53.3坪)
277万/坪
(23.7年/48.7坪)
中野富士見町駅426万/坪
(9.7年/44.2坪)
231万/坪
(-0.50年/21.2坪)
188万/坪
(26.5年/31.3坪)
方南町駅140万/坪
(32.9年/24.2坪)
180万/坪
(35.1年/29.9坪)
237万/坪
(7.7年/37.1坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

中野富士見町駅425.6 万/坪(昨年同期比 +83.9 %)

中野富士見町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 426万円/坪(129万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +83.9%( +194.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて +400.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 9.7年(昨年 -0.5年から -2047.6 %減)。平均土地面積は 44.2 坪 (昨年 21.2 坪から +108.6 %増)。平均建物面積は 34.5 坪 (昨年 30.3 坪から +14.0 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 -0.5 年 → 2020年 9.7 年、-2047.6 %と大きく減少)

中野新橋駅162.5 万/坪(昨年同期比 -37.4 %)

中野新橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 162万円/坪(49.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -37.4%( -97.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 38.3年(昨年 27.5年から +39.1 %増)。平均土地面積は 29.1 坪 (昨年 53.3 坪から -45.4 %減)。平均建物面積は 70.0 坪 (昨年 89.2 坪から -21.6 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 5.2 分 → 2020年 3.0 分、-42.9 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 % → 2020年 75.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 27.5 年 → 2020年 38.3 年、+39.1 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 % → 2020年 75.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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