小田急小田原線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年1月〜3月期の小田急小田原線 (新宿駅町田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 202万円/坪(61.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +12.2%( +22.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 166 件(1年前(2019年)に比べて +30.7%( +39件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 13.9年(昨年 13.3年から +4.5 %増)。平均土地面積は 48.5 坪 (昨年 43.8 坪から +10.7 %増)。平均建物面積は 40.2 坪 (昨年 37.8 坪から +6.2 %増)。

近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が小幅増加。

値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。代々木上原駅下北沢駅玉川学園前駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは下北沢駅で昨年に比べ +37.3 %、坪単価は 296 万円/坪となった。

上位 2 駅(下北沢駅代々木上原駅)は +34.8 %(坪単価 +103.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(参宮橋駅梅ケ丘駅)は -39.7 %(坪単価 -104.2 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 1.7 % → 2020年 3.1 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 11.0 % → 2020年 11.4 %)

価格下落要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 52.5 % → 2020年 49.1 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 20.0 % → 2020年 21.4 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった代々木上原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 520万円/坪(157万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +32.2%( +126.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった鶴川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +16.0%( +16.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 22 件(1年前(2019年)に比べて +10.0%( +2件/坪)と好調に推移しています。)。

小田急小田原線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
小田急小田原線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
新宿駅862万/坪
(42.0年/35.8坪)
--
南新宿駅463万/坪
(9.0年/18.2坪)
-184万/坪
(26.0年/27.2坪)
参宮橋駅132万/坪
(0年/10.6坪)
296万/坪
(16.5年/17.4坪)
303万/坪
(8.5年/14.4坪)
代々木八幡駅296万/坪
(30.7年/34.8坪)
--
代々木上原駅520万/坪
(44.7年/52.9坪)
393万/坪
(4.5年/73.4坪)
285万/坪
(34.0年/68.4坪)
東北沢駅-214万/坪
(43.5年/26.5坪)
242万/坪
(26.0年/39.3坪)
下北沢駅296万/坪
(19.0年/57.5坪)
215万/坪
(35.5年/49.2坪)
423万/坪
(1.0年/33.3坪)
世田谷代田駅259万/坪
(6.0年/31.0坪)
284万/坪
(24.0年/40.3坪)
404万/坪
(1.0年/42.4坪)
梅ケ丘駅142万/坪
(38.0年/73.4坪)
187万/坪
(24.5年/20.2坪)
83.7万/坪
(34.0年/42.4坪)
豪徳寺駅-196万/坪
(29.0年/43.9坪)
346万/坪
(7.0年/47.4坪)
経堂駅208万/坪
(22.3年/24.6坪)
212万/坪
(8.3年/44.9坪)
238万/坪
(16.0年/86.9坪)
千歳船橋駅211万/坪
(14.3年/36.9坪)
202万/坪
(18.5年/31.6坪)
220万/坪
(19.7年/40.5坪)
祖師ケ谷大蔵駅261万/坪
(12.4年/54.2坪)
269万/坪
(7.2年/29.1坪)
216万/坪
(12.7年/34.0坪)
成城学園前駅292万/坪
(15.9年/79.2坪)
313万/坪
(21.2年/47.2坪)
288万/坪
(9.1年/54.6坪)
喜多見駅182万/坪
(6.9年/36.3坪)
192万/坪
(13.3年/45.9坪)
180万/坪
(9.2年/47.8坪)
狛江駅191万/坪
(7.6年/34.0坪)
168万/坪
(6.5年/36.3坪)
151万/坪
(17.1年/64.1坪)
和泉多摩川駅134万/坪
(17.5年/33.3坪)
125万/坪
(22.3年/34.5坪)
182万/坪
(1.0年/30.3坪)
鶴川駅116万/坪
(13.0年/58.6坪)
99.9万/坪
(7.7年/51.1坪)
111万/坪
(10.4年/67.5坪)
玉川学園前駅127万/坪
(8.0年/46.4坪)
105万/坪
(12.0年/49.1坪)
95.4万/坪
(15.8年/56.2坪)
町田駅130万/坪
(14.2年/46.9坪)
124万/坪
(11.5年/58.6坪)
123万/坪
(9.4年/43.7坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

下北沢駅295.8 万/坪(昨年同期比 +37.3 %)

下北沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 296万円/坪(89.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +37.3%( +80.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 19.0年(昨年 35.5年から -46.5 %減)。平均土地面積は 57.5 坪 (昨年 49.2 坪から +16.9 %増)。平均建物面積は 79.2 坪 (昨年 44.6 坪から +77.4 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 35.5 年 → 2020年 19.0 年、-46.5 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2019年 10.0 分 → 2020年 8.8 分、-12.5 %と減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 33.3 %)

代々木上原駅520.1 万/坪(昨年同期比 +32.2 %)

代々木上原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 520万円/坪(157万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +32.2%( +126.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 44.7年(昨年 4.5年から +892.7 %増)。平均土地面積は 52.9 坪 (昨年 73.4 坪から -27.8 %減)。平均建物面積は 35.8 坪 (昨年 99.8 坪から -64.1 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 4.5 年 → 2020年 44.7 年、+892.7 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 4.5 分 → 2020年 6.0 分、+33.3 %と大きく増加)

参宮橋駅132.2 万/坪(昨年同期比 -55.3 %)

参宮橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 132万円/坪(40.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -55.3%( -163.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均土地面積は 10.6 坪 (昨年 17.4 坪から -39.1 %減)。平均建物面積は 6.1 坪 (昨年 27.2 坪から -77.8 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 5.5 分 → 2020年 3.0 分、-45.5 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 100.0 %)

梅ケ丘駅142.1 万/坪(昨年同期比 -24.1 %)

梅ケ丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 142万円/坪(43.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -24.1%( -45.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 38.0年(昨年 24.5年から +55.1 %増)。平均土地面積は 73.4 坪 (昨年 20.2 坪から +263.8 %増)。平均建物面積は 74.1 坪 (昨年 28.2 坪から +162.5 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 50.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 24.5 年 → 2020年 38.0 年、+55.1 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 6.3 分 → 2020年 10.0 分、+57.9 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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