中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期の京王井の頭線 (渋谷駅~吉祥寺駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 331万円/坪(100万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +18.9%( +52.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 48 件(1年前(2021年)に比べて -42.9%( -36件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.8年(昨年 13.8年から +29.7 %増)。平均土地面積は 44.8 坪 (昨年 39.6 坪から +13.3 %増)。平均建物面積は 51.3 坪 (昨年 40.9 坪から +25.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 12 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全体的に上昇基調。渋谷駅、池ノ上駅、下北沢駅、新代田駅、永福町駅、久我山駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは神泉駅で昨年に比べ +120.0 %、坪単価は 661 万円/坪となった。
上位 2 駅(神泉駅、永福町駅)は +89.5 %(坪単価 +250.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(高井戸駅、富士見ケ丘駅)は -34.0 %(坪単価 -80.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.2 % → 2022年 4.3 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 16.0 % → 2022年 15.2 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 13.8 年 → 2022年 17.8 年、+29.7 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 9.8 分 → 2022年 11.1 分、+13.7 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 13.6 % → 2022年 28.3 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 53.1 % → 2022年 37.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった渋谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 947万円/坪(286万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +33.0%( +234.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった高井戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 125万円/坪(37.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -44.9%( -101.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -87.5%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
京王井の頭線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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渋谷駅 | 947万/坪 (17.0年/80.2坪) | 712万/坪 (24.0年/15.1坪) | 801万/坪 (24.8年/48.0坪) |
神泉駅 | 661万/坪 (34.0年/40.8坪) | 301万/坪 (15.0年/112坪) | 601万/坪 (47.0年/27.2坪) |
駒場東大前駅 | 313万/坪 (58.0年/36.3坪) | - | - |
池ノ上駅 | 381万/坪 (1.0年/62.0坪) | 316万/坪 (9.0年/25.7坪) | 310万/坪 (37.0年/49.9坪) |
下北沢駅 | 407万/坪 (0年/36.3坪) | 319万/坪 (22.5年/59.4坪) | 296万/坪 (19.0年/57.5坪) |
新代田駅 | 362万/坪 (23.0年/28.7坪) | 248万/坪 (22.0年/18.2坪) | 282万/坪 (3.7年/66.0坪) |
東松原駅 | 177万/坪 (42.0年/63.5坪) | 166万/坪 (48.0年/75.6坪) | 168万/坪 (39.5年/24.2坪) |
明大前駅 | 243万/坪 (14.0年/34.0坪) | 239万/坪 (27.4年/37.3坪) | 222万/坪 (21.0年/50.7坪) |
永福町駅 | 379万/坪 (1.5年/76.4坪) | 238万/坪 (12.9年/33.5坪) | 252万/坪 (10.9年/31.6坪) |
西永福駅 | 319万/坪 (8.7年/70.1坪) | 285万/坪 (2.7年/30.3坪) | 330万/坪 (7.4年/28.1坪) |
浜田山駅 | 310万/坪 (5.0年/25.0坪) | 285万/坪 (7.1年/37.1坪) | 202万/坪 (22.5年/33.8坪) |
高井戸駅 | 125万/坪 (26.0年/21.2坪) | 227万/坪 (19.0年/46.1坪) | 227万/坪 (5.3年/28.3坪) |
富士見ケ丘駅 | 194万/坪 (26.0年/30.8坪) | 252万/坪 (19.3年/35.5坪) | 209万/坪 (22.6年/67.5坪) |
久我山駅 | 330万/坪 (12.1年/41.7坪) | 274万/坪 (3.7年/34.8坪) | 253万/坪 (4.4年/37.8坪) |
三鷹台駅 | 212万/坪 (20.0年/37.4坪) | 237万/坪 (0.20年/28.4坪) | 207万/坪 (11.8年/32.1坪) |
井の頭公園駅 | - | 401万/坪 (13.3年/36.3坪) | 354万/坪 (4.0年/30.3坪) |
吉祥寺駅 | 287万/坪 (24.3年/41.8坪) | 277万/坪 (26.8年/50.5坪) | 223万/坪 (27.4年/50.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
神泉駅 661.2 万/坪(昨年同期比 +120.0 %)
神泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 661万円/坪(200万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +120.0%( +360.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 34.0年(昨年 15.0年から +126.6 %増)。平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 111.9 坪から -63.5 %減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 166.4 坪から -78.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 7.0 分 → 2022年 2.0 分、-71.4 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 15.0 年 → 2022年 34.0 年、+126.6 %と大きく増加)
永福町駅 379.0 万/坪(昨年同期比 +59.1 %)
永福町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 379万円/坪(115万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +59.1%( +140.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -71.4%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 1.5年(昨年 12.9年から -88.3 %減)。平均土地面積は 76.4 坪 (昨年 33.5 坪から +128.1 %増)。平均建物面積は 63.5 坪 (昨年 28.5 坪から +122.7 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 12.9 年 → 2022年 1.5 年、-88.3 %と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 14.3 % → 2022年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 8.1 分 → 2022年 9.0 分、+10.5 %と増加)
高井戸駅 124.9 万/坪(昨年同期比 -44.9 %)
高井戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 125万円/坪(37.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -44.9%( -101.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -87.5%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.0年(昨年 19.0年から +36.8 %増)。平均土地面積は 21.2 坪 (昨年 46.1 坪から -54.1 %減)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 30.0 坪から +36.0 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 19.0 年 → 2022年 26.0 年、+36.8 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 8.2 分 → 2022年 15.0 分、+81.8 %と大きく増加)
富士見ケ丘駅 193.9 万/坪(昨年同期比 -23.1 %)
富士見ケ丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 194万円/坪(58.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -23.1%( -58.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.0年(昨年 19.3年から +34.5 %増)。平均土地面積は 30.8 坪 (昨年 35.5 坪から -13.5 %減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 25.5 坪から +12.9 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 33.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 19.3 年 → 2022年 26.0 年、+34.5 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 8.2 分 → 2022年 10.3 分、+26.5 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示