京成押上線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年10月〜12月期の京成押上線 (押上駅京成高砂駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 151万円/坪(45.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -15.7%( -28.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 64 件(1年前(2019年)に比べて +82.9%( +29件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 16.8年(昨年 13.8年から +21.8 %増)。平均土地面積は 28.3 坪 (昨年 30.8 坪から -8.1 %減)。平均建物面積は 40.3 坪 (昨年 44.5 坪から -9.3 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。八広駅京成高砂駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは八広駅で昨年に比べ +25.3 %、坪単価は 165 万円/坪となった。

上位 2 駅(八広駅京成高砂駅)は +23.3 %(坪単価 +33.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(青砥駅押上駅)は -44.3 %(坪単価 -119.1 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 10.0 分 → 2020年 7.7 分、-22.9 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 17.1 % → 2020年 29.7 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 2.9 % → 2020年 3.1 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 13.8 年 → 2020年 16.8 年、+21.8 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.1 % → 2020年 23.2 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 45.2 % → 2020年 41.1 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった京成高砂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 195万円/坪(59.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +21.2%( +34.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2019年)に比べて +14.3%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった青砥駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 113万円/坪(34.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -59.5%( -166.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(1年前(2019年)に比べて +116.7%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。

京成押上線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
京成押上線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
押上駅174万/坪
(31.4年/32.3坪)
246万/坪
(7.4年/34.8坪)
176万/坪
(27.8年/42.1坪)
京成曳舟駅145万/坪
(19.8年/26.7坪)
147万/坪
(29.8年/18.2坪)
146万/坪
(21.3年/36.1坪)
八広駅165万/坪
(5.3年/19.5坪)
132万/坪
(8.8年/92.3坪)
175万/坪
(0.8年/15.1坪)
四ツ木駅151万/坪
(7.8年/24.6坪)
156万/坪
(9.5年/28.5坪)
76.3万/坪
(18.8年/21.9坪)
京成立石駅139万/坪
(18.7年/27.5坪)
122万/坪
(22.5年/20.0坪)
133万/坪
(16.8年/19.8坪)
青砥駅113万/坪
(25.9年/36.4坪)
280万/坪
(21.9年/35.8坪)
159万/坪
(16.0年/30.9坪)
京成高砂駅195万/坪
(6.5年/28.5坪)
161万/坪
(0.6年/25.5坪)
151万/坪
(16.8年/34.8坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

八広駅165.1 万/坪(昨年同期比 +25.3 %)

八広駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 165万円/坪(49.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +25.3%( +33.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2019年)に比べて +400.0%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 5.3年(昨年 8.8年から -40.0 %減)。平均土地面積は 19.5 坪 (昨年 92.3 坪から -78.9 %減)。平均建物面積は 27.7 坪 (昨年 159.6 坪から -82.7 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 8.8 年 → 2020年 5.3 年、-40.0 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2019年 7.0 分 → 2020年 6.0 分、-14.3 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 70.0 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 40.0 %)

京成高砂駅195.0 万/坪(昨年同期比 +21.2 %)

京成高砂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 195万円/坪(59.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +21.2%( +34.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2019年)に比べて +14.3%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 6.5年(昨年 0.6年から +1077.1 %増)。平均土地面積は 28.5 坪 (昨年 25.5 坪から +12.0 %増)。平均建物面積は 29.5 坪 (昨年 28.3 坪から +4.2 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2019年 11.1 分 → 2020年 9.1 分、-18.1 %と減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 0.6 年 → 2020年 6.5 年、+1077.1 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 80.0 % → 2020年 50.0 %)

青砥駅113.4 万/坪(昨年同期比 -59.5 %)

青砥駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 113万円/坪(34.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -59.5%( -166.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(1年前(2019年)に比べて +116.7%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 25.9年(昨年 21.9年から +17.9 %増)。平均土地面積は 36.4 坪 (昨年 35.8 坪から +1.7 %増)。平均建物面積は 47.4 坪 (昨年 25.5 坪から +86.0 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2019年 11.7 分 → 2020年 9.6 分、-17.6 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 % → 2020年 30.8 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 33.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2019年 21.9 年 → 2020年 25.9 年、+17.9 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 % → 2020年 33.3 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 25.0 %)

押上駅174.3 万/坪(昨年同期比 -29.2 %)

押上駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 174万円/坪(52.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -29.2%( -71.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 31.4年(昨年 7.4年から +323.6 %増)。平均土地面積は 32.3 坪 (昨年 34.8 坪から -7.2 %減)。平均建物面積は 59.0 坪 (昨年 106.9 坪から -44.8 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 7.4 年 → 2020年 31.4 年、+323.6 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 33.3 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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