【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜3月期の多摩モノレール (上北台駅～多摩センター駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 108万円/坪(32.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -9.4％( -11.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 41 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 12.4年(昨年 7.2年から +72.7 ％増)。平均土地面積は 72.8 坪 (昨年 55.5 坪から +31.1 ％増)。平均建物面積は 41.8 坪 (昨年 42.6 坪から -1.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。玉川上水駅、高幡不動駅、大塚・帝京大学駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは大塚・帝京大学駅で昨年に比べ +40.0 ％、坪単価は 139 万円/坪となった。
上位 2 駅(大塚・帝京大学駅、高幡不動駅)は +38.4 ％(坪単価 +35.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(程久保駅、泉体育館駅)は -62.9 ％(坪単価 -77.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 12.2 ％ → 2021年 19.5 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 12.2 ％ → 2021年 10.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 7.2 年 → 2021年 12.4 年、+72.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.4 ％ → 2021年 12.8 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 68.3 ％ → 2021年 61.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった玉川上水駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 149万円/坪(45.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +26.8％( +31.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった程久保駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.8万円/坪(8.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -70.4％( -66.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| 多摩モノレール | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 上北台駅 | 76.2万/坪 (18.4年/86.4坪) | 90.0万/坪 (9.6年/46.0坪) | 91.1万/坪 (9.6年/52.0坪) |
| 桜街道駅 | 114万/坪 (4.8年/123坪) | 170万/坪 (0年/36.3坪) | 115万/坪 (0年/36.3坪) |
| 玉川上水駅 | 149万/坪 (3.8年/44.2坪) | 118万/坪 (11.2年/40.5坪) | 143万/坪 (14.9年/39.1坪) |
| 砂川七番駅 | - | 143万/坪 (1.0年/30.3坪) | 163万/坪 (0.7年/34.3坪) |
| 泉体育館駅 | 71.4万/坪 (35.0年/47.6坪) | 160万/坪 (0.8年/36.3坪) | 68.5万/坪 (19.0年/27.2坪) |
| 立飛駅 | - | 85.3万/坪 (32.0年/139坪) | 150万/坪 (1.0年/21.2坪) |
| 高松駅 | - | - | - |
| 立川北駅 | - | - | - |
| 立川南駅 | - | - | - |
| 柴崎体育館駅 | - | 188万/坪 (0.3年/34.3坪) | 76.3万/坪 (44.0年/80.9坪) |
| 甲州街道駅 | 125万/坪 (8.0年/35.5坪) | 114万/坪 (1.0年/103坪) | 106万/坪 (7.7年/50.4坪) |
| 万願寺駅 | 126万/坪 (5.7年/38.3坪) | 124万/坪 (2.5年/36.3坪) | 135万/坪 (6.2年/41.4坪) |
| 高幡不動駅 | 119万/坪 (6.3年/41.4坪) | 86.8万/坪 (18.0年/72.6坪) | 109万/坪 (12.7年/53.2坪) |
| 程久保駅 | 27.8万/坪 (49.5年/68.1坪) | 93.9万/坪 (10.0年/48.4坪) | 46.3万/坪 (32.0年/40.8坪) |
| 多摩動物公園駅 | - | - | 61.7万/坪 (34.0年/49.2坪) |
| 中央大学・明星大学駅 | 133万/坪 (12.5年/158坪) | - | 103万/坪 (1.0年/42.4坪) |
| 大塚・帝京大学駅 | 139万/坪 (0年/34.8坪) | 99.2万/坪 (8.5年/160坪) | 86.2万/坪 (11.0年/37.8坪) |
| 松が谷駅 | - | 118万/坪 (1.0年/36.3坪) | 86.9万/坪 (30.0年/78.7坪) |
| 多摩センター駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大塚・帝京大学駅 138.8 万/坪(昨年同期比 +40.0 ％)
大塚・帝京大学駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 139万円/坪(42.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +40.0％( +39.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.0年(昨年 8.5年から -100.0 ％減)。平均土地面積は 34.8 坪 (昨年 159.6 坪から -78.2 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 104.4 坪から -71.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 8.5 年 → 2021年 0.0 年、-100.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 50.0 ％)
高幡不動駅 118.8 万/坪(昨年同期比 +36.8 ％)
高幡不動駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 119万円/坪(35.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +36.8％( +32.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2020年)に比べて +166.7％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 6.3年(昨年 18.0年から -65.3 ％減)。平均土地面積は 41.4 坪 (昨年 72.6 坪から -43.0 ％減)。平均建物面積は 31.4 坪 (昨年 60.5 坪から -48.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 18.0 年 → 2021年 6.3 年、-65.3 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 ％ → 2021年 75.0 ％)
程久保駅 27.8 万/坪(昨年同期比 -70.4 ％)
程久保駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.8万円/坪(8.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -70.4％( -66.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 49.5年(昨年 10.0年から +394.9 ％増)。平均土地面積は 68.1 坪 (昨年 48.4 坪から +40.6 ％増)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 28.0 坪から +35.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 7.0 分 → 2021年 6.0 分、-14.3 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 10.0 年 → 2021年 49.5 年、+394.9 ％と大きく増加)
泉体育館駅 71.4 万/坪(昨年同期比 -55.4 ％)
泉体育館駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.4万円/坪(21.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -55.4％( -88.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.0年(昨年 0.8年から +4557.2 ％増)。平均土地面積は 47.6 坪 (昨年 36.3 坪から +31.2 ％増)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 28.7 坪から +47.4 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 0.8 年 → 2021年 35.0 年、+4557.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2020年 10.0 分 → 2021年 11.0 分、+10.0 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示