近鉄名古屋線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年1月〜3月期の近鉄名古屋線 (米野駅近鉄弥富駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.6万円/坪(26.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -0.8%( -0.7万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 32 件(1年前(2020年)に比べて -5.9%( -2件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 8.4年(昨年 12.2年から -31.3 %減)。平均土地面積は 67.5 坪 (昨年 72.9 坪から -7.4 %減)。平均建物面積は 39.9 坪 (昨年 43.5 坪から -8.4 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。烏森駅佐古木駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは富吉駅で昨年に比べ +141.7 %、坪単価は 116 万円/坪となった。

上位 2 駅(富吉駅近鉄蟹江駅)は +139.6 %(坪単価 +58.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(黄金駅近鉄弥富駅)は -56.9 %(坪単価 -56.6 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 12.2 年 → 2021年 8.4 年、-31.3 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 60.6 % → 2021年 77.4 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.9 % → 2021年 9.4 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 13.8 分 → 2021年 16.8 分、+21.9 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 11.8 % → 2021年 3.1 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった富吉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +141.7%( +68.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった黄金駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.4万円/坪(10.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -69.6%( -78.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -85.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。

近鉄名古屋線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
近鉄名古屋線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
米野駅99.7万/坪
(19.5年/52.2坪)
137万/坪
(7.0年/31.8坪)
-
黄金駅34.4万/坪
(43.0年/72.6坪)
113万/坪
(0.3年/28.1坪)
100.0万/坪
(15.0年/20.4坪)
烏森駅105万/坪
(17.0年/77.1坪)
72.2万/坪
(24.5年/45.0坪)
110万/坪
(0.5年/26.5坪)
近鉄八田駅---
伏屋駅84.6万/坪
(3.8年/42.8坪)
99.5万/坪
(0.7年/43.4坪)
90.1万/坪
(2.3年/38.7坪)
戸田駅92.9万/坪
(0.4年/38.9坪)
100万/坪
(0.20年/48.7坪)
94.4万/坪
(21.5年/61.3坪)
近鉄蟹江駅82.6万/坪
(0年/333坪)
34.8万/坪
(52.0年/154坪)
37.6万/坪
(10.3年/101坪)
富吉駅116万/坪
(0.5年/48.4坪)
48.2万/坪
(21.0年/545坪)
-
佐古木駅95.2万/坪
(0年/188坪)
58.5万/坪
(16.3年/48.0坪)
58.7万/坪
(16.0年/49.2坪)
近鉄弥富駅43.4万/坪
(22.3年/56.5坪)
77.7万/坪
(8.4年/92.9坪)
88.0万/坪
(3.9年/55.4坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

富吉駅116.4 万/坪(昨年同期比 +141.7 %)

富吉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +141.7%( +68.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 0.5年(昨年 21.0年から -97.6 %減)。平均土地面積は 48.4 坪 (昨年 544.5 坪から -91.1 %減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 105.9 坪から -67.1 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 21.0 年 → 2021年 0.5 年、-97.6 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 30.0 分 → 2021年 6.0 分、-80.0 %と大きく減少)

近鉄蟹江駅82.6 万/坪(昨年同期比 +137.5 %)

近鉄蟹江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.6万円/坪(25.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +137.5%( +47.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 0.0年(昨年 52.0年から -100.0 %減)。平均土地面積は 332.8 坪 (昨年 154.3 坪から +115.7 %増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 75.6 坪から -60.0 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 52.0 年 → 2021年 0.0 年、-100.0 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 41.7 分 → 2021年 9.0 分、-78.4 %と大きく減少)

黄金駅34.4 万/坪(昨年同期比 -69.6 %)

黄金駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.4万円/坪(10.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -69.6%( -78.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -85.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 43.0年(昨年 0.3年から +12773.8 %増)。平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 28.1 坪から +158.5 %増)。平均建物面積は 145.2 坪 (昨年 33.7 坪から +330.8 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 7.4 分 → 2021年 2.0 分、-73.1 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 0.3 年 → 2021年 43.0 年、+12773.8 %と大きく増加)

近鉄弥富駅43.4 万/坪(昨年同期比 -44.1 %)

近鉄弥富駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.4万円/坪(13.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -44.1%( -34.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 22.3年(昨年 8.4年から +165.8 %増)。平均土地面積は 56.5 坪 (昨年 92.9 坪から -39.2 %減)。平均建物面積は 29.7 坪 (昨年 51.1 坪から -41.8 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 8.4 年 → 2021年 22.3 年、+165.8 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 14.4 分 → 2021年 20.7 分、+43.5 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 33.3 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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