中古一戸建て相場の概況
2021年4月〜6月期の名古屋市桜通線 (太閤通駅~徳重駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 129万円/坪(39.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -1.3%( -1.7万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 113 件(1年前(2020年)に比べて +27.0%( +24件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 12.9年(昨年 8.4年から +52.6 %増)。平均土地面積は 50.0 坪 (昨年 46.2 坪から +8.3 %増)。平均建物面積は 56.7 坪 (昨年 56.4 坪から +0.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が減少。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 11 駅。ほとんどの駅において下落した。桜山駅、鶴里駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは高岳駅で昨年に比べ +512.3 %、坪単価は 634 万円/坪となった。
上位 2 駅(高岳駅、桜山駅)は +276.0 %(坪単価 +287.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(今池駅、相生山駅)は -20.0 %(坪単価 -26.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 12.6 分 → 2021年 11.1 分、-12.0 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 19.1 % → 2021年 23.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 8.4 年 → 2021年 12.9 年、+52.6 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 7.2 % → 2021年 13.3 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 67.5 % → 2021年 56.2 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった高岳駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 634万円/坪(192万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +512.3%( +530.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった御器所駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.4万円/坪(18.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -13.5%( -9.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
名古屋市桜通線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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太閤通駅 | 108万/坪 (5.9年/35.2坪) | 133万/坪 (0.25年/23.8坪) | 285万/坪 (35.1年/92.0坪) |
名古屋駅 | 156万/坪 (35.8年/71.5坪) | - | 51.4万/坪 (29.3年/49.9坪) |
国際センター駅 | - | 209万/坪 (12.3年/60.5坪) | - |
丸の内駅 | - | - | - |
久屋大通駅 | 193万/坪 (1.3年/43.9坪) | - | - |
高岳駅 | 634万/坪 (45.3年/97.6坪) | 104万/坪 (21.3年/99.8坪) | - |
車道駅 | 125万/坪 (15.3年/38.6坪) | 124万/坪 (0.25年/16.6坪) | 167万/坪 (5.0年/39.3坪) |
今池駅 | 118万/坪 (1.6年/31.4坪) | 148万/坪 (8.0年/52.6坪) | 100万/坪 (21.3年/21.9坪) |
吹上駅 | 155万/坪 (11.0年/63.9坪) | 173万/坪 (9.4年/64.7坪) | 144万/坪 (1.9年/33.8坪) |
御器所駅 | 62.4万/坪 (44.3年/57.0坪) | 72.1万/坪 (30.3年/62.8坪) | 63.7万/坪 (31.3年/20.4坪) |
桜山駅 | 159万/坪 (11.9年/119坪) | 114万/坪 (16.9年/64.1坪) | 124万/坪 (13.9年/45.4坪) |
瑞穂区役所駅 | 133万/坪 (0.25年/27.7坪) | - | 130万/坪 (10.5年/27.8坪) |
瑞穂運動場西駅 | 142万/坪 (0.25年/29.7坪) | 156万/坪 (0.6年/36.8坪) | 162万/坪 (4.5年/33.0坪) |
新瑞橋駅 | 109万/坪 (27.1年/62.3坪) | 119万/坪 (0.25年/30.3坪) | 118万/坪 (5.5年/35.8坪) |
桜本町駅 | 114万/坪 (0.25年/33.5坪) | - | 132万/坪 (-0.75年/25.7坪) |
鶴里駅 | 105万/坪 (13.5年/29.5坪) | 75.4万/坪 (37.8年/40.8坪) | 120万/坪 (21.3年/48.1坪) |
野並駅 | 97.7万/坪 (16.4年/57.9坪) | 110万/坪 (4.7年/35.4坪) | 59.3万/坪 (21.8年/30.3坪) |
鳴子北駅 | 141万/坪 (6.3年/43.1坪) | 162万/坪 (0.8年/43.0坪) | 147万/坪 (1.9年/39.3坪) |
相生山駅 | 89.7万/坪 (15.3年/46.9坪) | 112万/坪 (5.5年/45.9坪) | 111万/坪 (7.2年/46.2坪) |
神沢駅 | 115万/坪 (12.9年/40.6坪) | 130万/坪 (5.4年/42.0坪) | 127万/坪 (0.25年/52.4坪) |
徳重駅 | 105万/坪 (10.9年/48.5坪) | 126万/坪 (5.8年/45.9坪) | 137万/坪 (3.7年/42.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
高岳駅 634.2 万/坪(昨年同期比 +512.3 %)
高岳駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 634万円/坪(192万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +512.3%( +530.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 45.3年(昨年 21.3年から +112.9 %増)。平均土地面積は 97.6 坪 (昨年 99.8 坪から -2.3 %減)。平均建物面積は 104.4 坪 (昨年 453.8 坪から -77.0 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 21.3 年 → 2021年 45.3 年、+112.9 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 4.0 分 → 2021年 6.0 分、+50.0 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 50.0 %)
桜山駅 158.7 万/坪(昨年同期比 +39.8 %)
桜山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 159万円/坪(48.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +39.8%( +45.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて -20.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 11.9年(昨年 16.9年から -29.3 %減)。平均土地面積は 119.1 坪 (昨年 64.1 坪から +85.7 %増)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 76.5 坪から -54.5 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 16.9 年 → 2021年 11.9 年、-29.3 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 25.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 33.3 %)
今池駅 117.9 万/坪(昨年同期比 -20.3 %)
今池駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 118万円/坪(35.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -20.3%( -30.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 1.6年(昨年 8.0年から -80.2 %減)。平均土地面積は 31.4 坪 (昨年 52.6 坪から -40.3 %減)。平均建物面積は 48.8 坪 (昨年 122.9 坪から -60.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 8.0 年 → 2021年 1.6 年、-80.2 %と大きく減少)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 75.0 % → 2021年 66.7 %)
相生山駅 89.7 万/坪(昨年同期比 -19.7 %)
相生山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.7万円/坪(27.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -19.7%( -22.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて -66.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.3年(昨年 5.5年から +178.6 %増)。平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 45.9 坪から +2.2 %増)。平均建物面積は 41.6 坪 (昨年 32.3 坪から +28.9 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 19.0 分 → 2021年 13.7 分、-28.1 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 5.5 年 → 2021年 15.3 年、+178.6 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 88.9 % → 2021年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示