名古屋市桜通線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年10月〜12月期の名古屋市桜通線 (太閤通駅徳重駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 122万円/坪(36.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -3.2%( -4.0万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 95 件(1年前(2018年)に比べて -12.8%( -14件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 9.6年(昨年 16.0年から -40.0 %減)。平均土地面積は 50.4 坪 (昨年 50.9 坪から -0.9 %減)。平均建物面積は 59.7 坪 (昨年 61.4 坪から -2.7 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。名古屋駅桜山駅野並駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは野並駅で昨年に比べ +48.6 %、坪単価は 109 万円/坪となった。

上位 2 駅(野並駅桜山駅)は +43.8 %(坪単価 +38.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(瑞穂区役所駅鶴里駅)は -58.2 %(坪単価 -87.3 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 16.0 年 → 2019年 9.6 年、-40.0 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 37.5 % → 2019年 48.8 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 26.0 % → 2019年 17.4 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2018年 10.8 分 → 2019年 12.6 分、+16.6 %と増加)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 5.5 % → 2019年 4.3 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 15.6 % → 2019年 14.9 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった名古屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 158万円/坪(47.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +22.5%( +29.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった瑞穂区役所駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.1万円/坪(13.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -66.4%( -86.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -85.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。

名古屋市桜通線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
名古屋市桜通線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
太閤通駅142万/坪
(10.8年/36.3坪)
120万/坪
(10.0年/68.7坪)
49.8万/坪
(40.3年/67.6坪)
名古屋駅158万/坪
(16.8年/31.0坪)
129万/坪
(39.8年/72.6坪)
84.1万/坪
(60.8年/215坪)
国際センター駅-102万/坪
(35.8年/28.4坪)
-
丸の内駅-301万/坪
(43.8年/60.5坪)
1,763万/坪
(27.8年/78.7坪)
久屋大通駅260万/坪
(17.3年/69.6坪)
--
高岳駅106万/坪
(0年/96.8坪)
116万/坪
(15.3年/58.2坪)
132万/坪
(26.8年/33.3坪)
車道駅119万/坪
(5.8年/36.3坪)
115万/坪
(12.4年/37.8坪)
156万/坪
(0.8年/44.6坪)
今池駅61.4万/坪
(23.8年/31.4坪)
119万/坪
(20.4年/40.6坪)
100万/坪
(21.3年/77.1坪)
吹上駅133万/坪
(10.5年/50.8坪)
136万/坪
(28.8年/41.7坪)
129万/坪
(6.5年/26.4坪)
御器所駅-149万/坪
(8.6年/45.7坪)
121万/坪
(12.3年/34.8坪)
桜山駅144万/坪
(0.6年/32.3坪)
104万/坪
(22.2年/60.4坪)
146万/坪
(17.1年/74.6坪)
瑞穂区役所駅44.1万/坪
(33.8年/124坪)
131万/坪
(19.3年/44.5坪)
-
瑞穂運動場西駅-89.7万/坪
(29.5年/49.9坪)
120万/坪
(13.2年/26.0坪)
新瑞橋駅134万/坪
(8.4年/79.7坪)
181万/坪
(10.0年/32.4坪)
120万/坪
(16.0年/62.4坪)
桜本町駅83.0万/坪
(9.1年/45.0坪)
-107万/坪
(13.8年/58.5坪)
鶴里駅87.3万/坪
(14.1年/58.5坪)
175万/坪
(0.8年/52.9坪)
85.7万/坪
(14.1年/33.3坪)
野並駅109万/坪
(10.2年/90.8坪)
73.1万/坪
(27.0年/32.1坪)
104万/坪
(11.6年/57.9坪)
鳴子北駅143万/坪
(0.00年/35.9坪)
143万/坪
(0.8年/44.2坪)
94.6万/坪
(14.3年/116坪)
相生山駅111万/坪
(11.6年/54.3坪)
142万/坪
(5.8年/92.6坪)
102万/坪
(13.1年/62.9坪)
神沢駅104万/坪
(14.5年/52.3坪)
119万/坪
(18.2年/44.3坪)
118万/坪
(6.2年/43.6坪)
徳重駅128万/坪
(5.2年/45.8坪)
127万/坪
(8.9年/48.7坪)
119万/坪
(5.5年/48.8坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

野並駅108.7 万/坪(昨年同期比 +48.6 %)

野並駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 109万円/坪(32.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +48.6%( +35.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 10.2年(昨年 27.0年から -62.3 %減)。平均土地面積は 90.8 坪 (昨年 32.1 坪から +183.0 %増)。平均建物面積は 67.8 坪 (昨年 26.6 坪から +154.5 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 27.0 年 → 2019年 10.2 年、-62.3 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 14.6 分 → 2019年 9.0 分、-38.4 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 20.0 % → 2019年 80.0 %)

桜山駅144.4 万/坪(昨年同期比 +39.0 %)

桜山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 144万円/坪(43.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +39.0%( +40.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2018年)に比べて -35.7%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 0.6年(昨年 22.2年から -97.2 %減)。平均土地面積は 32.3 坪 (昨年 60.4 坪から -46.6 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 83.5 坪から -61.9 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 22.2 年 → 2019年 0.6 年、-97.2 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 10.4 分 → 2019年 7.7 分、-26.0 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 40.0 % → 2019年 71.4 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 14.3 % → 2019年 11.1 %)

瑞穂区役所駅44.1 万/坪(昨年同期比 -66.4 %)

瑞穂区役所駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.1万円/坪(13.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -66.4%( -86.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -85.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 33.8年(昨年 19.3年から +75.3 %増)。平均土地面積は 124.0 坪 (昨年 44.5 坪から +178.6 %増)。平均建物面積は 363.0 坪 (昨年 42.4 坪から +757.1 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 8.6 分 → 2019年 4.0 分、-53.3 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 28.6 % → 2019年 100.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 19.3 年 → 2019年 33.8 年、+75.3 %と大きく増加)

鶴里駅87.3 万/坪(昨年同期比 -50.1 %)

鶴里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.3万円/坪(26.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -50.1%( -87.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2018年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 14.1年(昨年 0.8年から +1770.8 %増)。平均土地面積は 58.5 坪 (昨年 52.9 坪から +10.5 %増)。平均建物面積は 79.2 坪 (昨年 51.4 坪から +53.9 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 0.8 年 → 2019年 14.1 年、+1770.8 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 7.0 分 → 2019年 9.0 分、+28.6 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 33.3 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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