あおなみ線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年1月〜12月期のあおなみ線 (名古屋駅野跡駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.2万円/坪(27.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -13.4%( -14.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 131 件(1年前(2018年)に比べて -12.7%( -19件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 14.9年(昨年 14.1年から +5.5 %増)。平均土地面積は 58.5 坪 (昨年 63.0 坪から -7.2 %減)。平均建物面積は 62.5 坪 (昨年 63.5 坪から -1.6 %減)。

近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。港北駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは港北駅で昨年に比べ +26.2 %、坪単価は 86.3 万円/坪となった。

上位 2 駅(港北駅荒子川公園駅)は +17.2 %(坪単価 +12.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(名古屋駅稲永駅)は -44.0 %(坪単価 -274.2 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 27.8 % → 2019年 21.4 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 6.0 % → 2019年 7.6 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 9.0 % → 2019年 14.3 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 52.8 % → 2019年 48.4 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった名古屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 254万円/坪(77.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -67.7%( -532.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2018年)に比べて +20.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった稲永駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.6万円/坪(18.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -20.2%( -15.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(1年前(2018年)に比べて -6.7%( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。

あおなみ線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
あおなみ線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
名古屋駅254万/坪
(30.4年/41.3坪)
787万/坪
(41.3年/90.4坪)
315万/坪
(39.8年/90.3坪)
ささしまライブ駅28.9万/坪
(29.4年/42.4坪)
--
小本駅95.3万/坪
(17.8年/33.3坪)
95.3万/坪
(10.1年/62.2坪)
113万/坪
(0.4年/38.9坪)
荒子駅88.4万/坪
(17.5年/69.6坪)
82.3万/坪
(17.2年/46.7坪)
82.6万/坪
(19.0年/48.1坪)
南荒子駅81.9万/坪
(19.8年/57.5坪)
96.9万/坪
(14.1年/54.2坪)
112万/坪
(4.4年/41.6坪)
中島駅84.4万/坪
(12.8年/50.8坪)
87.3万/坪
(11.6年/41.3坪)
89.4万/坪
(10.0年/57.4坪)
港北駅86.3万/坪
(10.3年/69.3坪)
68.4万/坪
(14.6年/84.1坪)
85.3万/坪
(8.6年/52.0坪)
荒子川公園駅89.6万/坪
(5.4年/59.6坪)
82.7万/坪
(9.3年/49.3坪)
78.3万/坪
(15.2年/69.9坪)
稲永駅62.6万/坪
(26.5年/50.5坪)
78.5万/坪
(20.0年/91.6坪)
66.4万/坪
(15.6年/95.4坪)
野跡駅--

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

港北駅86.3 万/坪(昨年同期比 +26.2 %)

港北駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.3万円/坪(26.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +26.2%( +17.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 30 件(1年前(2018年)に比べて -16.7%( -6件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 10.3年(昨年 14.6年から -29.6 %減)。平均土地面積は 69.3 坪 (昨年 84.1 坪から -17.6 %減)。平均建物面積は 63.8 坪 (昨年 69.6 坪から -8.3 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 14.6 年 → 2019年 10.3 年、-29.6 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 39.4 % → 2019年 20.7 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 48.5 % → 2019年 55.2 %)

荒子川公園駅89.6 万/坪(昨年同期比 +8.3 %)

荒子川公園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.6万円/坪(27.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +8.3%( +6.9万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 23 件(1年前(2018年)に比べて -36.1%( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 5.4年(昨年 9.3年から -41.9 %減)。平均土地面積は 59.6 坪 (昨年 49.3 坪から +20.9 %増)。平均建物面積は 36.8 坪 (昨年 36.3 坪から +1.5 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 9.3 年 → 2019年 5.4 年、-41.9 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 64.7 % → 2019年 73.9 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2018年 21.4 分 → 2019年 24.2 分、+13.2 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 5.9 % → 2019年 8.7 %)

名古屋駅254.4 万/坪(昨年同期比 -67.7 %)

名古屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 254万円/坪(77.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -67.7%( -532.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2018年)に比べて +20.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 30.4年(昨年 41.3年から -26.4 %減)。平均土地面積は 41.3 坪 (昨年 90.4 坪から -54.3 %減)。平均建物面積は 104.4 坪 (昨年 202.7 坪から -48.5 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 41.3 年 → 2019年 30.4 年、-26.4 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 60.0 % → 2019年 40.0 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 20.0 % → 2019年 16.7 %)

稲永駅62.6 万/坪(昨年同期比 -20.2 %)

稲永駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.6万円/坪(18.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -20.2%( -15.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(1年前(2018年)に比べて -6.7%( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 26.5年(昨年 20.0年から +32.2 %増)。平均土地面積は 50.5 坪 (昨年 91.6 坪から -44.9 %減)。平均建物面積は 49.2 坪 (昨年 113.2 坪から -56.5 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 46.7 % → 2019年 7.7 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 20.0 年 → 2019年 26.5 年、+32.2 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 21.3 分 → 2019年 34.1 分、+59.7 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 6.7 % → 2019年 38.5 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 40.0 % → 2019年 23.1 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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