【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年4月〜6月期のJR呉線 (三原駅～広島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.7万円/坪(22.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +1.9％( +1.4万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 187 件(１年前(2018年)に比べて +92.8％( +90件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.7年(昨年 25.3年から -2.5 ％減)。平均土地面積は 59.6 坪 (昨年 57.8 坪から +3.2 ％増)。平均建物面積は 53.9 坪 (昨年 56.2 坪から -4.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が減少、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。呉駅、坂駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは三原駅で昨年に比べ +305.1 ％、坪単価は 37.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(三原駅、竹原駅)は +257.7 ％(坪単価 +26.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(仁方駅、安浦駅)は -75.2 ％(坪単価 -27.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 36.4 ％ → 2019年 31.1 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.1 ％ → 2019年 2.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 21.6 ％ → 2019年 25.5 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 5.2 ％ → 2019年 2.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった向洋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 105万円/坪(31.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -0.6％( -0.6万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 4 件(１年前(2018年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった仁方駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.3万円/坪(0.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -97.0％( -43.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| JR呉線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 三原駅 | 37.0万/坪 (33.4年/56.9坪) | 9.1万/坪 (33.3年/43.9坪) | 45.8万/坪 (24.3年/53.9坪) |
| 須波駅 | - | - | - |
| 安芸幸崎駅 | - | - | - |
| 忠海駅 | - | 65.4万/坪 (58.8年/63.0坪) | 17.5万/坪 (38.3年/51.4坪) |
| 安芸長浜駅 | 8.7万/坪 (38.3年/197坪) | - | - |
| 大乗駅 | - | - | - |
| 竹原駅 | 36.7万/坪 (11.3年/38.8坪) | 11.8万/坪 (52.3年/36.3坪) | 29.5万/坪 (17.8年/74.6坪) |
| 吉名駅 | - | - | 7.6万/坪 (23.3年/87.7坪) |
| 安芸津駅 | - | 111万/坪 (25.3年/227坪) | - |
| 風早駅 | - | - | - |
| 安浦駅 | 9.8万/坪 (43.9年/134坪) | 20.9万/坪 (40.3年/393坪) | - |
| 安登駅 | - | - | 15.9万/坪 (33.3年/42.4坪) |
| 安芸川尻駅 | 44.6万/坪 (25.8年/52.2坪) | - | 21.5万/坪 (21.3年/60.5坪) |
| 仁方駅 | 1.3万/坪 (35.3年/43.9坪) | 44.4万/坪 (27.3年/40.8坪) | 20.8万/坪 (11.3年/63.5坪) |
| 広駅 | 46.5万/坪 (24.9年/66.9坪) | 66.7万/坪 (11.8年/45.0坪) | 79.7万/坪 (10.3年/36.3坪) |
| 新広駅 | 69.9万/坪 (28.5年/56.7坪) | 84.2万/坪 (-0.75年/71.1坪) | 74.7万/坪 (9.6年/74.6坪) |
| 安芸阿賀駅 | 14.7万/坪 (57.8年/69.6坪) | - | 36.5万/坪 (38.0年/35.5坪) |
| 呉駅 | 46.0万/坪 (28.3年/75.0坪) | 33.8万/坪 (30.4年/52.7坪) | 47.3万/坪 (28.1年/83.1坪) |
| 川原石駅 | 55.9万/坪 (27.9年/79.8坪) | - | 13.4万/坪 (41.3年/63.5坪) |
| 吉浦駅 | 19.6万/坪 (39.3年/45.4坪) | - | 57.0万/坪 (21.3年/69.6坪) |
| かるが浜駅 | - | - | - |
| 天応駅 | 24.6万/坪 (45.6年/65.4坪) | - | 16.6万/坪 (67.3年/57.5坪) |
| 呉ポートピア駅 | - | - | - |
| 小屋浦駅 | 55.1万/坪 (21.3年/127坪) | - | 48.8万/坪 (0年/25.7坪) |
| 水尻駅 | - | - | - |
| 坂駅 | 94.5万/坪 (0.25年/36.3坪) | 66.1万/坪 (1.3年/66.6坪) | 83.8万/坪 (8.3年/82.2坪) |
| 矢野駅 | 72.7万/坪 (16.7年/63.6坪) | 77.6万/坪 (18.3年/42.7坪) | 62.3万/坪 (18.6年/72.8坪) |
| 海田市駅 | 89.2万/坪 (0.6年/41.1坪) | 119万/坪 (0.25年/40.1坪) | 72.2万/坪 (19.7年/46.6坪) |
| 向洋駅 | 105万/坪 (11.0年/48.8坪) | 106万/坪 (27.6年/59.5坪) | 104万/坪 (25.0年/50.5坪) |
| 広島駅 | 104万/坪 (20.7年/49.6坪) | 90.0万/坪 (24.7年/54.3坪) | 84.1万/坪 (23.9年/56.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
三原駅 37.0 万/坪(昨年同期比 +305.1 ％)
三原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.0万円/坪(11.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +305.1％( +27.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(１年前(2018年)に比べて +650.0％( +13件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.4年(昨年 33.3年から +0.2 ％増)。平均土地面積は 56.9 坪 (昨年 43.9 坪から +29.7 ％増)。平均建物面積は 46.5 坪 (昨年 56.7 坪から -18.1 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 ％ → 2019年 30.8 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 8.5 分 → 2019年 23.3 分、+174.5 ％と大きく増加)
竹原駅 36.7 万/坪(昨年同期比 +210.3 ％)
竹原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.7万円/坪(11.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +210.3％( +24.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 11.3年(昨年 52.3年から -78.5 ％減)。平均土地面積は 38.8 坪 (昨年 36.3 坪から +6.9 ％増)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 25.7 坪から +5.9 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 52.3 年 → 2019年 11.3 年、-78.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 9.0 分 → 2019年 15.7 分、+74.1 ％と大きく増加)
仁方駅 1.3 万/坪(昨年同期比 -97.0 ％)
仁方駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.3万円/坪(0.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -97.0％( -43.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 35.3年(昨年 27.3年から +29.4 ％増)。平均土地面積は 43.9 坪 (昨年 40.8 坪から +7.4 ％増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 32.5 坪から -7.0 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 27.3 年 → 2019年 35.3 年、+29.4 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 63.0 分 → 2019年 105.0 分、+66.7 ％と大きく増加)
安浦駅 9.8 万/坪(昨年同期比 -53.4 ％)
安浦駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.8万円/坪(3.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -53.4％( -11.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 43.9年(昨年 40.3年から +9.1 ％増)。平均土地面積は 134.1 坪 (昨年 393.3 坪から -65.9 ％減)。平均建物面積は 78.7 坪 (昨年 45.4 坪から +73.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 29.0 分 → 2019年 25.3 分、-12.6 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示