東北新幹線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年1月〜3月期の東北新幹線 (一ノ関駅二戸駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.8万円/坪(19.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +7.6%( +4.4万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 60 件(1年前(2020年)に比べて -1.6%( -1件/坪)と僅かに減少しています。)。

平均築年数は 19.3年(昨年 22.4年から -13.6 %減)。平均土地面積は 87.2 坪 (昨年 107.5 坪から -18.9 %減)。平均建物面積は 41.7 坪 (昨年 43.8 坪から -4.6 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。

値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。一ノ関駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは一ノ関駅で昨年に比べ +27.2 %、坪単価は 71.8 万円/坪となった。

上位 1 駅(一ノ関駅)は +27.2 %(坪単価 +15.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(二戸駅)は -94.0 %(坪単価 -9.0 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2020年 22.4 年 → 2021年 19.3 年、-13.6 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 32.2 % → 2021年 45.6 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.9 % → 2021年 29.8 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 3.3 % → 2021年 1.7 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった北上駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.7万円/坪(22.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +17.4%( +11.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 14 件(1年前(2020年)に比べて +55.6%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった二戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.6万円/坪(0.17万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -94.0%( -9.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

東北新幹線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
東北新幹線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
一ノ関駅71.8万/坪
(10.6年/82.0坪)
56.5万/坪
(16.5年/126坪)
44.7万/坪
(22.7年/91.1坪)
水沢江刺駅---
北上駅74.7万/坪
(14.8年/101坪)
63.6万/坪
(20.5年/107坪)
47.9万/坪
(26.4年/139坪)
新花巻駅---
盛岡駅57.6万/坪
(23.1年/80.0坪)
60.9万/坪
(24.5年/97.8坪)
61.5万/坪
(22.4年/82.6坪)
いわて沼宮内駅8.6万/坪
(49.0年/175坪)
--
二戸駅0.6万/坪
(26.0年/25.7坪)
9.6万/坪
(46.5年/103坪)
-

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

一ノ関駅71.8 万/坪(昨年同期比 +27.2 %)

一ノ関駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.8万円/坪(21.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +27.2%( +15.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2020年)に比べて -23.5%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 10.6年(昨年 16.5年から -35.6 %減)。平均土地面積は 82.0 坪 (昨年 126.3 坪から -35.1 %減)。平均建物面積は 45.8 坪 (昨年 46.0 坪から -0.3 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 16.5 年 → 2021年 10.6 年、-35.6 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 52.9 % → 2021年 69.2 %)

二戸駅0.6 万/坪(昨年同期比 -94.0 %)

二戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.6万円/坪(0.17万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -94.0%( -9.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 26.0年(昨年 46.5年から -44.1 %減)。平均土地面積は 25.7 坪 (昨年 102.9 坪から -75.0 %減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 35.5 坪から -2.1 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 46.5 年 → 2021年 26.0 年、-44.1 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 23.0 分 → 2021年 120.0 分、+421.7 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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