【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年4月〜6月期のJR高山本線 (岐阜駅～杉原駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.5万円/坪(11.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -27.1％( -13.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 158 件(１年前(2018年)に比べて +51.9％( +54件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.5年(昨年 23.7年から +24.5 ％増)。平均土地面積は 89.3 坪 (昨年 79.0 坪から +13.0 ％増)。平均建物面積は 64.8 坪 (昨年 58.0 坪から +11.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。蘇原駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは杉崎駅で昨年に比べ +465.9 ％、坪単価は 16.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(杉崎駅、飛騨金山駅)は +310.8 ％(坪単価 +7.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(久々野駅、古井駅)は -90.9 ％(坪単価 -29.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 34.2 ％ → 2019年 28.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 23.7 年 → 2019年 29.5 年、+24.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 24.7 ％ → 2019年 41.4 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 27.4 ％ → 2019年 19.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった蘇原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.2万円/坪(26.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +34.1％( +22.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上呂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.8万円/坪(0.23万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -55.9％( -1.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR高山本線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 岐阜駅 | 40.2万/坪 (28.1年/84.8坪) | 55.2万/坪 (23.8年/77.5坪) | 53.7万/坪 (19.9年/71.1坪) |
| 那加駅 | 20.9万/坪 (28.3年/109坪) | 50.8万/坪 (21.6年/47.4坪) | - |
| 蘇原駅 | 87.2万/坪 (1.3年/40.8坪) | 65.0万/坪 (13.7年/92.6坪) | 42.3万/坪 (19.3年/59.0坪) |
| 各務ケ原駅 | 12.9万/坪 (50.3年/81.7坪) | - | - |
| 鵜沼駅 | 44.2万/坪 (23.3年/68.6坪) | 75.7万/坪 (16.3年/60.0坪) | 71.4万/坪 (15.0年/68.4坪) |
| 坂祝駅 | - | - | 6.2万/坪 (42.3年/40.8坪) |
| 美濃太田駅 | - | 19.2万/坪 (58.3年/203坪) | 53.4万/坪 (18.0年/95.0坪) |
| 古井駅 | 6.2万/坪 (56.3年/72.6坪) | 54.3万/坪 (1.3年/61.0坪) | 64.8万/坪 (10.6年/56.0坪) |
| 中川辺駅 | 29.5万/坪 (16.6年/257坪) | - | 41.7万/坪 (19.8年/79.4坪) |
| 下麻生駅 | - | 1.7万/坪 (0年/174坪) | 15.7万/坪 (44.8年/307坪) |
| 上麻生駅 | - | - | - |
| 白川口駅 | - | - | 6.2万/坪 (34.3年/22.7坪) |
| 下油井駅 | - | - | - |
| 飛騨金山駅 | 3.4万/坪 (52.8年/115坪) | 1.3万/坪 (0年/96.8坪) | 8.2万/坪 (32.6年/87.2坪) |
| 焼石駅 | - | - | - |
| 下呂駅 | 4.7万/坪 (41.8年/239坪) | 25.7万/坪 (15.3年/37.1坪) | 10.2万/坪 (45.3年/36.3坪) |
| 禅昌寺駅 | - | - | - |
| 飛騨萩原駅 | - | 11.5万/坪 (24.3年/59.0坪) | - |
| 上呂駅 | 0.8万/坪 (0年/178坪) | 1.7万/坪 (53.3年/63.5坪) | - |
| 飛騨宮田駅 | 4.0万/坪 (40.3年/134坪) | - | - |
| 飛騨小坂駅 | - | - | - |
| 渚駅 | 2.1万/坪 (45.3年/333坪) | - | - |
| 久々野駅 | 0.9万/坪 (0.25年/119坪) | 12.6万/坪 (11.3年/166坪) | - |
| 飛騨一ノ宮駅 | - | 103万/坪 (37.3年/194坪) | - |
| 高山駅 | 39.5万/坪 (32.8年/61.6坪) | 81.4万/坪 (32.5年/69.2坪) | 76.4万/坪 (20.6年/95.1坪) |
| 上枝駅 | - | - | - |
| 飛騨国府駅 | - | 7.8万/坪 (0年/148坪) | 73.5万/坪 (3.3年/103坪) |
| 飛騨古川駅 | 94.5万/坪 (22.3年/81.7坪) | - | 37.8万/坪 (44.3年/209坪) |
| 杉崎駅 | 16.4万/坪 (48.3年/69.6坪) | 2.9万/坪 (36.3年/37.1坪) | 9.0万/坪 (44.8年/74.9坪) |
| 飛騨細江駅 | - | - | - |
| 角川駅 | - | - | - |
| 坂上駅 | - | - | - |
| 打保駅 | - | - | - |
| 杉原駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
杉崎駅 16.4 万/坪(昨年同期比 +465.9 ％)
杉崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.4万円/坪(5.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +465.9％( +13.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 48.3年(昨年 36.3年から +33.1 ％増)。平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 37.1 坪から +87.8 ％増)。平均建物面積は 78.7 坪 (昨年 34.8 坪から +126.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 120.0 分 → 2019年 67.0 分、-44.2 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 36.3 年 → 2019年 48.3 年、+33.1 ％と大きく増加)
飛騨金山駅 3.4 万/坪(昨年同期比 +155.7 ％)
飛騨金山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.4万円/坪(1.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +155.7％( +2.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 115.0 坪 (昨年 96.8 坪から +18.8 ％増)。平均建物面積は 49.9 坪 (昨年 90.8 坪から -45.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 15.0 分 → 2019年 54.5 分、+263.3 ％と大きく増加)
久々野駅 0.9 万/坪(昨年同期比 -93.2 ％)
久々野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.9万円/坪(0.26万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -93.2％( -11.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 0.3年(昨年 11.3年から -97.8 ％減)。平均土地面積は 119.5 坪 (昨年 166.4 坪から -28.2 ％減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 31.8 坪から -19.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 11.3 年 → 2019年 0.3 年、-97.8 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 90.0 分 → 2019年 65.5 分、-27.2 ％と大きく減少)
古井駅 6.2 万/坪(昨年同期比 -88.6 ％)
古井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.2万円/坪(1.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -88.6％( -48.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 56.3年(昨年 1.3年から +4395.8 ％増)。平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 61.0 坪から +19.0 ％増)。平均建物面積は 24.2 坪 (昨年 34.8 坪から -30.4 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 1.3 年 → 2019年 56.3 年、+4395.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 16.0 分 → 2019年 20.0 分、+25.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示