中古一戸建て相場の概況
2021年10月〜12月期のJR東海道本線 (岐阜駅~美濃赤坂駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.1万円/坪(14.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -6.6%( -3.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 194 件(1年前(2020年)に比べて -6.3%( -13件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 24.3年(昨年 20.3年から +19.7 %増)。平均土地面積は 85.2 坪 (昨年 81.7 坪から +4.3 %増)。平均建物面積は 60.3 坪 (昨年 54.6 坪から +10.5 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。穂積駅、大垣駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは穂積駅で昨年に比べ +11.1 %、坪単価は 52.5 万円/坪となった。
上位 1 駅(穂積駅)は +11.1 %(坪単価 +5.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(垂井駅)は -58.4 %(坪単価 -27.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.1 % → 2021年 1.1 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 20.3 年 → 2021年 24.3 年、+19.7 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 21.2 % → 2021年 27.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 30.4 % → 2021年 25.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西岐阜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.9万円/坪(26.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +4.2%( +3.6万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 8 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった垂井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.9万円/坪(6.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -58.4%( -27.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて -54.5%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR東海道本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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岐阜駅 | 42.8万/坪 (28.6年/81.5坪) | 52.4万/坪 (22.9年/75.0坪) | 44.9万/坪 (23.1年/73.4坪) |
西岐阜駅 | 88.9万/坪 (10.6年/57.3坪) | 85.3万/坪 (13.9年/65.2坪) | 60.5万/坪 (22.2年/116坪) |
穂積駅 | 52.5万/坪 (15.5年/110坪) | 47.2万/坪 (18.4年/116坪) | 42.4万/坪 (21.6年/86.0坪) |
大垣駅 | 59.3万/坪 (21.4年/85.7坪) | 53.5万/坪 (17.5年/68.6坪) | 43.3万/坪 (20.7年/101坪) |
垂井駅 | 19.9万/坪 (44.1年/60.2坪) | 47.8万/坪 (16.9年/114坪) | 22.8万/坪 (41.9年/65.5坪) |
関ケ原駅 | - | 13.5万/坪 (44.8年/154坪) | 10.4万/坪 (43.1年/160坪) |
美濃赤坂駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
穂積駅 52.5 万/坪(昨年同期比 +11.1 %)
穂積駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.5万円/坪(15.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +11.1%( +5.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 28 件(1年前(2020年)に比べて -9.7%( -3件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 15.5年(昨年 18.4年から -16.0 %減)。平均土地面積は 109.8 坪 (昨年 116.5 坪から -5.8 %減)。平均建物面積は 47.6 坪 (昨年 81.4 坪から -41.6 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 18.4 年 → 2021年 15.5 年、-16.0 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.9 % → 2021年 36.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 20.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 14.8 % → 2021年 16.0 %)
垂井駅 19.9 万/坪(昨年同期比 -58.4 %)
垂井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.9万円/坪(6.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -58.4%( -27.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて -54.5%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 44.1年(昨年 16.9年から +161.6 %増)。平均土地面積は 60.2 坪 (昨年 114.3 坪から -47.3 %減)。平均建物面積は 23.3 坪 (昨年 69.6 坪から -66.5 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 32.1 分 → 2021年 15.2 分、-52.6 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 16.9 年 → 2021年 44.1 年、+161.6 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 10.0 % → 2021年 33.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示