JR東海道本線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年1月〜12月期のJR東海道本線 (岐阜駅美濃赤坂駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.3万円/坪(14.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -4.7%( -2.4万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 768 件(1年前(2018年)に比べて +22.1%( +139件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 21.8年(昨年 21.0年から +3.8 %増)。平均土地面積は 81.6 坪 (昨年 90.9 坪から -10.2 %減)。平均建物面積は 56.8 坪 (昨年 66.0 坪から -14.0 %減)。

近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加、築 40 年を超える高経年物件数が増加。

値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。穂積駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは関ケ原駅で昨年に比べ +209.4 %、坪単価は 25.8 万円/坪となった。

上位 2 駅(関ケ原駅穂積駅)は +109.9 %(坪単価 +11.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(垂井駅岐阜駅)は -18.1 %(坪単価 -9.1 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 29.3 % → 2019年 26.5 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.7 % → 2019年 2.2 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 21.8 % → 2019年 25.5 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 1.6 % → 2019年 1.0 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった西岐阜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.1万円/坪(22.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -0.7%( -0.5万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 33 件(1年前(2018年)に比べて -19.5%( -8件/坪)と不調に推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった関ケ原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.8万円/坪(7.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +209.4%( +17.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2018年)に比べて +125.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

JR東海道本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR東海道本線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
岐阜駅45.6万/坪
(23.9年/77.1坪)
51.2万/坪
(23.0年/81.0坪)
51.2万/坪
(22.2年/82.0坪)
西岐阜駅73.1万/坪
(13.9年/80.7坪)
73.7万/坪
(15.2年/91.1坪)
94.6万/坪
(16.4年/93.2坪)
穂積駅53.5万/坪
(16.9年/87.1坪)
48.5万/坪
(16.5年/104坪)
51.1万/坪
(14.6年/114坪)
大垣駅49.4万/坪
(20.4年/88.4坪)
46.2万/坪
(22.3年/95.2坪)
59.5万/坪
(15.4年/92.7坪)
垂井駅37.3万/坪
(25.2年/81.9坪)
49.9万/坪
(17.6年/108坪)
54.4万/坪
(18.3年/81.7坪)
関ケ原駅25.8万/坪
(41.4年/145坪)
8.3万/坪
(33.7年/132坪)
20.3万/坪
(33.4年/154坪)
美濃赤坂駅---

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

関ケ原駅25.8 万/坪(昨年同期比 +209.4 %)

関ケ原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.8万円/坪(7.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +209.4%( +17.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2018年)に比べて +125.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 41.4年(昨年 33.7年から +22.8 %増)。平均土地面積は 145.4 坪 (昨年 132.3 坪から +9.9 %増)。平均建物面積は 117.6 坪 (昨年 48.4 坪から +143.0 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 28.6 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 33.7 年 → 2019年 41.4 年、+22.8 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 41.2 分 → 2019年 57.8 分、+40.1 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 % → 2019年 71.4 %)

穂積駅53.5 万/坪(昨年同期比 +10.4 %)

穂積駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.5万円/坪(16.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +10.4%( +5.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 123 件(1年前(2018年)に比べて +18.3%( +19件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 16.9年(昨年 16.5年から +2.7 %増)。平均土地面積は 87.1 坪 (昨年 104.2 坪から -16.4 %減)。平均建物面積は 46.0 坪 (昨年 66.8 坪から -31.1 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 29.9 % → 2019年 24.6 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 2.1 % → 2019年 2.6 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 11.3 % → 2019年 15.8 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 42.3 % → 2019年 39.5 %)

垂井駅37.3 万/坪(昨年同期比 -25.3 %)

垂井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.3万円/坪(11.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -25.3%( -12.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 24 件(1年前(2018年)に比べて -4.0%( -1件/坪)と小幅に減少しています。)。

平均築年数は 25.2年(昨年 17.6年から +43.1 %増)。平均土地面積は 81.9 坪 (昨年 108.3 坪から -24.4 %減)。平均建物面積は 37.2 坪 (昨年 48.1 坪から -22.8 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 32.0 % → 2019年 18.2 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2018年 4.0 % → 2019年 4.2 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 17.6 年 → 2019年 25.2 年、+43.1 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 16.0 % → 2019年 36.4 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 48.0 % → 2019年 31.8 %)

岐阜駅45.6 万/坪(昨年同期比 -10.8 %)

岐阜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.6万円/坪(13.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -10.8%( -5.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 429 件(1年前(2018年)に比べて +37.9%( +118件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 23.9年(昨年 23.0年から +3.9 %増)。平均土地面積は 77.1 坪 (昨年 81.0 坪から -4.8 %減)。平均建物面積は 60.7 坪 (昨年 64.1 坪から -5.3 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 30.8 % → 2019年 27.8 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 0.7 % → 2019年 1.0 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 24.9 % → 2019年 29.3 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 33.0 % → 2019年 32.4 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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