中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜12月期の名鉄竹鼻線 (笠松駅~江吉良駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.7万円/坪(17.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +20.3%( +9.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 91 件(1年前(2020年)に比べて -4.2%( -4件/坪)と小幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.6年(昨年 19.1年から -12.8 %減)。平均土地面積は 104.0 坪 (昨年 102.8 坪から +1.2 %増)。平均建物面積は 63.1 坪 (昨年 77.7 坪から -18.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全体的に上昇基調。西笠松駅、不破一色駅、竹鼻駅、羽島市役所前駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは須賀駅で昨年に比べ +194.1 %、坪単価は 60.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(須賀駅、羽島市役所前駅)は +122.8 %(坪単価 +31.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(南宿駅、江吉良駅)は -53.0 %(坪単価 -20.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 19.1 年 → 2021年 16.6 年、-12.8 %と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2020年 16.7 分 → 2021年 14.6 分、-12.5 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 43.7 % → 2021年 48.1 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 27.6 % → 2021年 23.5 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 11.6 % → 2021年 8.8 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった柳津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.5万円/坪(23.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +9.0%( +6.3万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 14 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった南宿駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.9万円/坪(3.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -69.7%( -27.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
名鉄竹鼻線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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笠松駅 | 43.8万/坪 (18.6年/99.6坪) | 62.3万/坪 (23.0年/107坪) | 79.2万/坪 (12.6年/115坪) |
西笠松駅 | 74.2万/坪 (14.5年/89.4坪) | 49.4万/坪 (24.6年/64.1坪) | 64.8万/坪 (10.1年/90.0坪) |
柳津駅 | 76.5万/坪 (7.1年/77.4坪) | 70.1万/坪 (11.0年/123坪) | 37.1万/坪 (28.6年/84.6坪) |
南宿駅 | 11.9万/坪 (40.3年/214坪) | 39.1万/坪 (23.6年/200坪) | - |
須賀駅 | 60.2万/坪 (17.5年/177坪) | 20.5万/坪 (33.6年/55.1坪) | 23.9万/坪 (31.1年/115坪) |
不破一色駅 | 48.3万/坪 (16.8年/99.3坪) | 34.4万/坪 (19.5年/79.4坪) | 56.1万/坪 (9.9年/61.0坪) |
竹鼻駅 | 57.8万/坪 (13.5年/76.6坪) | 41.0万/坪 (13.6年/76.7坪) | 51.7万/坪 (18.9年/84.2坪) |
羽島市役所前駅 | 70.4万/坪 (10.4年/112坪) | 46.5万/坪 (14.3年/106坪) | 25.0万/坪 (35.4年/137坪) |
江吉良駅 | 24.8万/坪 (36.9年/139坪) | 38.9万/坪 (22.3年/140坪) | 46.4万/坪 (16.2年/104坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
須賀駅 60.2 万/坪(昨年同期比 +194.1 %)
須賀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.2万円/坪(18.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +194.1%( +39.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.5年(昨年 33.6年から -47.9 %減)。平均土地面積は 177.5 坪 (昨年 55.1 坪から +222.3 %増)。平均建物面積は 164.9 坪 (昨年 40.8 坪から +303.7 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 33.6 年 → 2021年 17.5 年、-47.9 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 16.4 分 → 2021年 10.3 分、-37.0 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 33.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 66.7 %)
羽島市役所前駅 70.4 万/坪(昨年同期比 +51.6 %)
羽島市役所前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.4万円/坪(21.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +51.6%( +24.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(1年前(2020年)に比べて -5.9%( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 10.4年(昨年 14.3年から -27.3 %減)。平均土地面積は 111.5 坪 (昨年 105.8 坪から +5.4 %増)。平均建物面積は 73.1 坪 (昨年 91.5 坪から -20.1 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 14.3 年 → 2021年 10.4 年、-27.3 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 64.3 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 31.2 % → 2021年 14.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 9.8 分 → 2021年 13.7 分、+40.2 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 6.2 % → 2021年 14.3 %)
南宿駅 11.9 万/坪(昨年同期比 -69.7 %)
南宿駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.9万円/坪(3.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -69.7%( -27.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 40.3年(昨年 23.6年から +70.4 %増)。平均土地面積は 214.3 坪 (昨年 199.7 坪から +7.3 %増)。平均建物面積は 144.2 坪 (昨年 120.2 坪から +19.9 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 23.0 分 → 2021年 11.0 分、-52.2 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 33.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 23.6 年 → 2021年 40.3 年、+70.4 %と大きく増加)
江吉良駅 24.8 万/坪(昨年同期比 -36.3 %)
江吉良駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.8万円/坪(7.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -36.3%( -14.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて -53.3%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.9年(昨年 22.3年から +65.4 %増)。平均土地面積は 138.7 坪 (昨年 140.3 坪から -1.2 %減)。平均建物面積は 103.7 坪 (昨年 83.1 坪から +24.8 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 22.3 年 → 2021年 36.9 年、+65.4 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2020年 21.6 分 → 2021年 24.1 分、+11.8 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 30.8 % → 2021年 57.1 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示