【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜3月期の富士急行線 (大月駅～河口湖駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.0万円/坪(14.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +78.1％( +21.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 32 件(１年前(2020年)に比べて +23.1％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.1年(昨年 30.7年から -2.0 ％減)。平均土地面積は 147.0 坪 (昨年 123.9 坪から +18.6 ％増)。平均建物面積は 38.8 坪 (昨年 45.4 坪から -14.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。富士山駅、河口湖駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは赤坂駅で昨年に比べ +1644.3 ％、坪単価は 109 万円/坪となった。
上位 2 駅(赤坂駅、谷村町駅)は +958.5 ％(坪単価 +62.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(三つ峠駅、都留市駅)は -32.5 ％(坪単価 -13.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 63.6 ％ → 2021年 35.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 4.5 ％ → 2021年 10.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 55.7 分 → 2021年 76.6 分、+37.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 18.2 ％ → 2021年 32.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった赤坂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 109万円/坪(33.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +1644.3％( +102.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった都留市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.2万円/坪(1.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -12.1％( -0.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 富士急行線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大月駅 | 33.1万/坪 (45.0年/72.6坪) | - | 39.7万/坪 (17.0年/139坪) |
| 上大月駅 | - | - | - |
| 田野倉駅 | 44.1万/坪 (35.0年/124坪) | - | - |
| 禾生駅 | - | - | - |
| 赤坂駅 | 109万/坪 (0年/75.6坪) | 6.3万/坪 (42.0年/115坪) | 110万/坪 (1.0年/69.6坪) |
| 都留市駅 | 6.2万/坪 (30.0年/98.8坪) | 7.0万/坪 (40.5年/203坪) | 3.9万/坪 (0年/99.8坪) |
| 谷村町駅 | 29.7万/坪 (16.5年/144坪) | 8.0万/坪 (27.0年/57.5坪) | - |
| 都留文科大学前駅 | - | - | - |
| 十日市場駅 | - | 20.0万/坪 (31.0年/424坪) | - |
| 東桂駅 | - | - | - |
| 三つ峠駅 | 23.1万/坪 (68.0年/148坪) | 49.1万/坪 (20.0年/62.0坪) | 20.6万/坪 (24.5年/200坪) |
| 寿駅 | - | - | - |
| 葭池温泉前駅 | - | - | - |
| 下吉田駅 | - | 24.8万/坪 (37.0年/182坪) | - |
| 月江寺駅 | - | 10.2万/坪 (44.0年/28.7坪) | - |
| 富士山駅 | 45.9万/坪 (36.8年/185坪) | 35.8万/坪 (14.3年/101坪) | 37.1万/坪 (24.9年/92.1坪) |
| 富士急ハイランド駅 | - | 22.0万/坪 (39.0年/245坪) | 38.6万/坪 (37.0年/69.6坪) |
| 河口湖駅 | 61.4万/坪 (25.0年/148坪) | 33.0万/坪 (32.4年/116坪) | 31.9万/坪 (29.4年/142坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
赤坂駅 109.1 万/坪(昨年同期比 +1644.3 ％)
赤坂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 109万円/坪(33.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +1644.3％( +102.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.0年(昨年 42.0年から -100.0 ％減)。平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 115.0 坪から -34.2 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 56.0 坪から -45.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 42.0 年 → 2021年 0.0 年、-100.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 19.0 分 → 2021年 9.0 分、-52.6 ％と大きく減少)
谷村町駅 29.7 万/坪(昨年同期比 +272.7 ％)
谷村町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.7万円/坪(9.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +272.7％( +21.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.5年(昨年 27.0年から -38.9 ％減)。平均土地面積は 143.7 坪 (昨年 57.5 坪から +150.0 ％増)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 87.7 坪から -50.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 27.0 年 → 2021年 16.5 年、-38.9 ％と大きく減少)
三つ峠駅 23.1 万/坪(昨年同期比 -52.9 ％)
三つ峠駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.1万円/坪(7.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -52.9％( -26.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 68.0年(昨年 20.0年から +240.0 ％増)。平均土地面積は 148.2 坪 (昨年 62.0 坪から +139.0 ％増)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 25.7 坪から +29.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 11.0 分 → 2021年 8.0 分、-27.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 20.0 年 → 2021年 68.0 年、+240.0 ％と大きく増加)
都留市駅 6.2 万/坪(昨年同期比 -12.1 ％)
都留市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.2万円/坪(1.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -12.1％( -0.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.0年(昨年 40.5年から -25.9 ％減)。平均土地面積は 98.8 坪 (昨年 202.7 坪から -51.2 ％減)。平均建物面積は 64.5 坪 (昨年 54.5 坪から +18.5 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 40.5 年 → 2021年 30.0 年、-25.9 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 75.0 分 → 2021年 31.3 分、-58.2 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示