JR岩徳線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年1月〜12月期のJR岩徳線 (岩国駅櫛ケ浜駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.2万円/坪(14.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -13.8%( -7.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 158 件(1年前(2019年)に比べて +37.4%( +43件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 26.4年(昨年 27.4年から -3.6 %減)。平均土地面積は 84.5 坪 (昨年 88.8 坪から -4.9 %減)。平均建物面積は 45.5 坪 (昨年 44.0 坪から +3.4 %増)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。ほとんどの駅において下落した。川西駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは川西駅で昨年に比べ +73.6 %、坪単価は 49.6 万円/坪となった。

上位 2 駅(川西駅櫛ケ浜駅)は +42.2 %(坪単価 +13.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(勝間駅大河内駅)は -68.5 %(坪単価 -22.3 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 36.3 % → 2020年 32.6 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.5 % → 2020年 27.1 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2019年 29.4 % → 2020年 30.2 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった岩国駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.5万円/坪(20.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -12.5%( -9.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 47 件(1年前(2019年)に比べて +51.6%( +16件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった大河内駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.1万円/坪(1.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -58.4%( -5.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。

JR岩徳線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR岩徳線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
岩国駅66.5万/坪
(24.7年/80.4坪)
75.9万/坪
(31.2年/85.7坪)
41.2万/坪
(34.4年/84.3坪)
西岩国駅47.1万/坪
(36.1年/71.7坪)
63.3万/坪
(18.0年/54.9坪)
69.9万/坪
(15.6年/73.2坪)
川西駅49.6万/坪
(28.6年/125坪)
28.6万/坪
(45.0年/287坪)
61.0万/坪
(26.6年/55.0坪)
柱野駅-3.7万/坪
(37.5年/45.4坪)
15.4万/坪
(0年/133坪)
欽明路駅---
玖珂駅34.5万/坪
(20.0年/123坪)
35.5万/坪
(28.8年/58.5坪)
35.0万/坪
(40.9年/185坪)
周防高森駅11.9万/坪
(37.4年/120坪)
20.0万/坪
(34.1年/164坪)
15.3万/坪
(46.3年/122坪)
米川駅57.9万/坪
(2.3年/78.7坪)
-23.5万/坪
(20.9年/66.6坪)
高水駅15.6万/坪
(38.1年/69.2坪)
17.5万/坪
(30.5年/110坪)
13.9万/坪
(34.6年/118坪)
勝間駅10.7万/坪
(40.5年/61.0坪)
49.6万/坪
(26.1年/62.8坪)
75.9万/坪
(32.7年/81.7坪)
大河内駅4.1万/坪
(48.6年/121坪)
9.8万/坪
(38.2年/182坪)
7.7万/坪
(38.5年/81.7坪)
周防久保駅32.5万/坪
(36.0年/71.4坪)
46.5万/坪
(23.3年/77.5坪)
22.8万/坪
(47.5年/83.9坪)
生野屋駅48.1万/坪
(24.2年/64.9坪)
59.2万/坪
(25.7年/99.1坪)
68.0万/坪
(14.6年/65.5坪)
周防花岡駅55.8万/坪
(16.7年/72.4坪)
76.8万/坪
(16.7年/64.5坪)
84.5万/坪
(11.1年/64.3坪)
櫛ケ浜駅56.6万/坪
(17.3年/81.1坪)
51.1万/坪
(28.9年/92.2坪)
36.1万/坪
(31.7年/119坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

川西駅49.6 万/坪(昨年同期比 +73.6 %)

川西駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.6万円/坪(15.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +73.6%( +21.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2019年)に比べて +700.0%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 28.6年(昨年 45.0年から -36.5 %減)。平均土地面積は 124.8 坪 (昨年 287.4 坪から -56.6 %減)。平均建物面積は 63.7 坪 (昨年 66.6 坪から -4.3 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 45.0 年 → 2020年 28.6 年、-36.5 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 57.1 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 8.0 分 → 2020年 16.8 分、+109.4 %と大きく増加)

櫛ケ浜駅56.6 万/坪(昨年同期比 +10.8 %)

櫛ケ浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.6万円/坪(17.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +10.8%( +5.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 19 件(1年前(2019年)に比べて -9.5%( -2件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 17.3年(昨年 28.9年から -40.0 %減)。平均土地面積は 81.1 坪 (昨年 92.2 坪から -12.0 %減)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 48.9 坪から -19.6 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 28.9 年 → 2020年 17.3 年、-40.0 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 11.1 % → 2020年 37.5 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 38.9 % → 2020年 18.8 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2019年 24.6 分 → 2020年 28.0 分、+13.7 %と増加)

勝間駅10.7 万/坪(昨年同期比 -78.5 %)

勝間駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.7万円/坪(3.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -78.5%( -38.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 40.5年(昨年 26.1年から +55.0 %増)。平均土地面積は 61.0 坪 (昨年 62.8 坪から -2.8 %減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 22.7 坪から +66.7 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 19.2 分 → 2020年 12.0 分、-37.4 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 26.1 年 → 2020年 40.5 年、+55.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 % → 2020年 33.3 %)

大河内駅4.1 万/坪(昨年同期比 -58.4 %)

大河内駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.1万円/坪(1.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -58.4%( -5.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 48.6年(昨年 38.2年から +27.3 %増)。平均土地面積は 121.0 坪 (昨年 181.5 坪から -33.3 %減)。平均建物面積は 35.3 坪 (昨年 29.7 坪から +18.6 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 38.2 年 → 2020年 48.6 年、+27.3 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 66.7 % → 2020年 100.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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