JR宇部線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2022年1月〜12月期のJR宇部線 (新山口駅宇部駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.0万円/坪(12.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -4.8%( -2.1万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 175 件(1年前(2021年)に比べて -11.6%( -23件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 30.1年(昨年 26.3年から +14.3 %増)。平均土地面積は 96.1 坪 (昨年 103.0 坪から -6.7 %減)。平均建物面積は 43.6 坪 (昨年 44.9 坪から -3.0 %減)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。ほとんどの駅において下落した。新山口駅上嘉川駅東新川駅岩鼻駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは周防佐山駅で昨年に比べ +399.4 %、坪単価は 81.7 万円/坪となった。

上位 2 駅(周防佐山駅岐波駅)は +264.4 %(坪単価 +59.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(居能駅宇部岬駅)は -61.0 %(坪単価 -15.4 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.5 % → 2022年 6.3 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 26.9 % → 2022年 25.5 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2021年 26.3 年 → 2022年 30.1 年、+14.3 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.9 % → 2022年 43.6 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 1.5 % → 2022年 0.6 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった岐波駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 96.2万円/坪(29.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +129.4%( +54.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -83.3%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった居能駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.3万円/坪(1.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -81.1%( -14.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。

JR宇部線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR宇部線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
新山口駅66.6万/坪
(25.0年/105坪)
53.7万/坪
(22.7年/133坪)
26.9万/坪
(41.8年/189坪)
上嘉川駅16.6万/坪
(42.8年/81.7坪)
13.0万/坪
(38.3年/165坪)
52.5万/坪
(27.8年/125坪)
深溝駅8.4万/坪
(0年/218坪)
-17.9万/坪
(19.5年/157坪)
周防佐山駅81.7万/坪
(0.5年/69.6坪)
16.4万/坪
(35.3年/96.8坪)
18.5万/坪
(36.0年/126坪)
岩倉駅105万/坪
(-0.25年/78.7坪)
--
阿知須駅50.6万/坪
(25.4年/81.0坪)
64.2万/坪
(16.7年/71.7坪)
54.4万/坪
(19.5年/101坪)
岐波駅96.2万/坪
(0.25年/63.5坪)
41.9万/坪
(16.8年/175坪)
32.0万/坪
(36.0年/174坪)
丸尾駅24.6万/坪
(35.0年/120坪)
23.8万/坪
(31.1年/129坪)
30.4万/坪
(23.0年/81.4坪)
床波駅50.0万/坪
(26.9年/93.2坪)
57.3万/坪
(19.9年/106坪)
70.2万/坪
(12.2年/113坪)
常盤駅33.1万/坪
(32.4年/185坪)
44.7万/坪
(22.1年/101坪)
49.2万/坪
(30.6年/86.6坪)
草江駅38.4万/坪
(32.3年/96.0坪)
49.6万/坪
(30.1年/94.5坪)
46.7万/坪
(30.2年/94.3坪)
宇部岬駅23.8万/坪
(39.5年/90.3坪)
40.2万/坪
(22.9年/77.1坪)
26.2万/坪
(33.1年/83.3坪)
東新川駅57.9万/坪
(23.9年/87.2坪)
46.6万/坪
(23.8年/96.4坪)
43.8万/坪
(29.6年/85.0坪)
琴芝駅34.0万/坪
(28.7年/110坪)
34.5万/坪
(34.5年/129坪)
30.8万/坪
(34.6年/84.7坪)
宇部新川駅38.2万/坪
(36.4年/79.8坪)
38.8万/坪
(31.4年/101坪)
27.2万/坪
(32.4年/109坪)
居能駅3.3万/坪
(53.7年/129坪)
17.7万/坪
(37.1年/63.0坪)
23.4万/坪
(28.9年/109坪)
岩鼻駅65.3万/坪
(9.1年/91.5坪)
34.7万/坪
(38.5年/109坪)
68.1万/坪
(15.2年/80.8坪)
宇部駅39.4万/坪
(34.4年/67.4坪)
51.9万/坪
(20.9年/91.0坪)
53.6万/坪
(20.9年/75.4坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

周防佐山駅81.7 万/坪(昨年同期比 +399.4 %)

周防佐山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.7万円/坪(24.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +399.4%( +65.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 0.5年(昨年 35.3年から -98.6 %減)。平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 96.8 坪から -28.1 %減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 28.7 坪から -10.5 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 35.3 年 → 2022年 0.5 年、-98.6 %と大きく減少)

岐波駅96.2 万/坪(昨年同期比 +129.4 %)

岐波駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 96.2万円/坪(29.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +129.4%( +54.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -83.3%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 0.3年(昨年 16.8年から -98.5 %減)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 175.5 坪から -63.8 %減)。平均建物面積は 16.6 坪 (昨年 42.4 坪から -60.7 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 16.8 年 → 2022年 0.3 年、-98.5 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 100.0 %)

居能駅3.3 万/坪(昨年同期比 -81.1 %)

居能駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.3万円/坪(1.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -81.1%( -14.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 53.7年(昨年 37.1年から +44.7 %増)。平均土地面積は 129.1 坪 (昨年 63.0 坪から +105.0 %増)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 67.5 坪から -32.8 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 16.7 分 → 2022年 11.3 分、-32.0 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 37.1 年 → 2022年 53.7 年、+44.7 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 100.0 %)

宇部岬駅23.8 万/坪(昨年同期比 -40.8 %)

宇部岬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.8万円/坪(7.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -40.8%( -16.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて -36.4%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 39.5年(昨年 22.9年から +72.5 %増)。平均土地面積は 90.3 坪 (昨年 77.1 坪から +17.1 %増)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 36.6 坪から -0.8 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 22.9 年 → 2022年 39.5 年、+72.5 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 60.0 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.5 % → 2022年 20.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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