JR日南線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年10月〜12月期のJR日南線 (南宮崎駅福島高松駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.3万円/坪(16.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +9.8%( +4.7万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 47 件(1年前(2020年)に比べて +20.5%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 29.4年(昨年 29.0年から +1.3 %増)。平均土地面積は 95.1 坪 (昨年 86.8 坪から +9.6 %増)。平均建物面積は 39.5 坪 (昨年 37.9 坪から +4.3 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。南方駅飫肥駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは飫肥駅で昨年に比べ +89.1 %、坪単価は 30.9 万円/坪となった。

上位 2 駅(飫肥駅南方駅)は +71.3 %(坪単価 +20.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(油津駅日南駅)は -57.5 %(坪単価 -13.4 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 5.9 % → 2021年 15.9 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 35.3 % → 2021年 34.1 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2020年 18.7 分 → 2021年 22.1 分、+18.2 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 32.4 % → 2021年 36.4 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 5.1 % → 2021年 4.3 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった南方駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.9万円/坪(23.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +53.5%( +26.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて +40.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった南郷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.5万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +5.4%( +0.3万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

JR日南線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR日南線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
南宮崎駅75.5万/坪
(15.6年/83.3坪)
70.7万/坪
(30.0年/73.6坪)
57.6万/坪
(24.5年/78.9坪)
田吉駅62.1万/坪
(30.6年/79.7坪)
62.3万/坪
(23.3年/86.7坪)
73.9万/坪
(0.8年/46.9坪)
南方駅75.9万/坪
(24.6年/67.6坪)
49.4万/坪
(25.2年/66.6坪)
53.1万/坪
(17.1年/86.7坪)
木花駅62.1万/坪
(26.3年/87.7坪)
104万/坪
(0.8年/66.6坪)
41.0万/坪
(27.8年/160坪)
運動公園駅---
曽山寺駅---
子供の国駅--23.5万/坪
(27.8年/52.9坪)
青島駅---
折生迫駅--99.2万/坪
(0.8年/93.8坪)
内海駅7.6万/坪
(50.8年/33.3坪)
--
小内海駅---
伊比井駅--10.9万/坪
(0年/284坪)
北郷駅-30.3万/坪
(16.8年/136坪)
-
内之田駅---
飫肥駅30.9万/坪
(31.5年/136坪)
16.3万/坪
(25.8年/77.6坪)
46.9万/坪
(12.3年/90.8坪)
日南駅15.9万/坪
(42.0年/133坪)
33.5万/坪
(27.1年/69.6坪)
26.4万/坪
(47.8年/99.8坪)
油津駅5.6万/坪
(54.8年/47.6坪)
14.9万/坪
(38.8年/97.3坪)
-
大堂津駅6.1万/坪
(59.8年/87.7坪)
8.6万/坪
(21.8年/424坪)
11.1万/坪
(16.8年/178坪)
南郷駅5.5万/坪
(66.8年/299坪)
5.2万/坪
(48.8年/72.6坪)
15.7万/坪
(20.3年/287坪)
谷之口駅---
榎原駅---
日向大束駅---
日向北方駅--27.2万/坪
(27.8年/333坪)
串間駅-55.2万/坪
(31.4年/85.2坪)
22.2万/坪
(22.1年/164坪)
福島今町駅8.8万/坪
(37.8年/251坪)
--
福島高松駅--30.5万/坪
(29.8年/78.7坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

飫肥駅30.9 万/坪(昨年同期比 +89.1 %)

飫肥駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.9万円/坪(9.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +89.1%( +14.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 31.5年(昨年 25.8年から +22.3 %増)。平均土地面積は 136.1 坪 (昨年 77.6 坪から +75.3 %増)。平均建物面積は 40.1 坪 (昨年 23.2 坪から +72.8 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2020年 18.7 分 → 2021年 16.5 分、-11.6 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 50.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 25.8 年 → 2021年 31.5 年、+22.3 %と大きく増加)

南方駅75.9 万/坪(昨年同期比 +53.5 %)

南方駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.9万円/坪(23.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +53.5%( +26.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて +40.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 24.6年(昨年 25.2年から -2.2 %減)。平均土地面積は 67.6 坪 (昨年 66.6 坪から +1.6 %増)。平均建物面積は 28.3 坪 (昨年 31.2 坪から -9.2 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2020年 18.6 分 → 2021年 15.6 分、-16.3 %と減少)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 40.0 % → 2021年 42.9 %)

油津駅5.6 万/坪(昨年同期比 -62.6 %)

油津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.6万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -62.6%( -9.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 54.8年(昨年 38.8年から +41.3 %増)。平均土地面積は 47.6 坪 (昨年 97.3 坪から -51.0 %減)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 60.5 坪から -32.5 %減)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 50.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 38.8 年 → 2021年 54.8 年、+41.3 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 100.0 %)

日南駅15.9 万/坪(昨年同期比 -52.5 %)

日南駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.9万円/坪(4.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -52.5%( -17.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 42.0年(昨年 27.1年から +55.1 %増)。平均土地面積は 133.1 坪 (昨年 69.6 坪から +91.3 %増)。平均建物面積は 75.2 坪 (昨年 31.8 坪から +136.9 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2020年 18.7 分 → 2021年 15.5 分、-17.0 %と減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 27.1 年 → 2021年 42.0 年、+55.1 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 50.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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