JR仙石線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年1月〜3月期のJR仙石線 (あおば通駅石巻駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.5万円/坪(25.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +12.2%( +9.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 93 件(1年前(2020年)に比べて +8.1%( +7件/坪)と堅調に推移しています。)。

平均築年数は 16.3年(昨年 16.4年から -0.6 %減)。平均土地面積は 76.9 坪 (昨年 82.4 坪から -6.7 %減)。平均建物面積は 52.9 坪 (昨年 55.8 坪から -5.3 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。

値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。中野栄駅多賀城駅本塩釜駅東矢本駅蛇田駅陸前山下駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは仙台駅で昨年に比べ +154.7 %、坪単価は 175 万円/坪となった。

上位 2 駅(仙台駅東矢本駅)は +109.6 %(坪単価 +70.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(下馬駅東名駅)は -31.7 %(坪単価 -22.8 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 24.5 分 → 2021年 17.5 分、-28.7 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 15.5 % → 2021年 12.2 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 26.2 % → 2021年 25.6 %)

価格下落要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 52.4 % → 2021年 46.7 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 7.1 % → 2021年 6.5 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった仙台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 175万円/坪(52.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +154.7%( +106.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2020年)に比べて +11.1%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった東名駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.9万円/坪(9.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -25.8%( -10.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

JR仙石線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR仙石線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
あおば通駅---
仙台駅175万/坪
(11.4年/58.8坪)
68.5万/坪
(23.1年/134坪)
67.5万/坪
(37.0年/115坪)
榴ケ岡駅---
宮城野原駅-89.2万/坪
(16.0年/75.6坪)
67.9万/坪
(17.3年/36.8坪)
陸前原ノ町駅119万/坪
(10.0年/101坪)
117万/坪
(1.0年/34.0坪)
-
苦竹駅96.8万/坪
(9.7年/28.0坪)
106万/坪
(0年/36.3坪)
73.9万/坪
(32.0年/68.1坪)
小鶴新田駅123万/坪
(6.3年/60.0坪)
153万/坪
(2.0年/112坪)
-
福田町駅101万/坪
(5.1年/71.3坪)
106万/坪
(11.6年/62.8坪)
98.7万/坪
(7.7年/58.5坪)
陸前高砂駅75.7万/坪
(13.3年/52.7坪)
84.8万/坪
(10.6年/97.1坪)
127万/坪
(4.0年/69.8坪)
中野栄駅104万/坪
(0.7年/58.0坪)
66.6万/坪
(17.5年/49.9坪)
56.6万/坪
(32.5年/87.7坪)
多賀城駅65.5万/坪
(32.4年/88.5坪)
52.5万/坪
(21.0年/81.3坪)
91.8万/坪
(4.4年/103坪)
下馬駅58.4万/坪
(28.9年/97.6坪)
93.7万/坪
(11.3年/64.5坪)
49.3万/坪
(26.0年/128坪)
西塩釜駅39.1万/坪
(23.5年/51.0坪)
-57.9万/坪
(14.0年/49.4坪)
本塩釜駅51.5万/坪
(14.9年/91.9坪)
42.1万/坪
(29.0年/56.0坪)
53.3万/坪
(26.3年/43.9坪)
東塩釜駅62.2万/坪
(12.8年/139坪)
63.9万/坪
(20.6年/62.2坪)
67.6万/坪
(19.2年/62.9坪)
陸前浜田駅---
松島海岸駅-39.1万/坪
(33.0年/93.8坪)
-
高城町駅18.5万/坪
(50.0年/118坪)
--
手樽駅---
陸前富山駅---
陸前大塚駅---
東名駅29.9万/坪
(19.0年/227坪)
40.2万/坪
(1.0年/60.5坪)
26.4万/坪
(19.0年/77.6坪)
野蒜駅---
陸前小野駅--13.4万/坪
(36.5年/315坪)
鹿妻駅---
矢本駅-76.0万/坪
(12.5年/191坪)
68.5万/坪
(24.7年/73.0坪)
東矢本駅90.3万/坪
(0.7年/64.5坪)
54.9万/坪
(15.0年/53.7坪)
44.0万/坪
(32.2年/119坪)
陸前赤井駅46.7万/坪
(25.5年/76.4坪)
-22.0万/坪
(38.0年/60.5坪)
石巻あゆみ野駅15.7万/坪
(38.0年/81.7坪)
--
蛇田駅113万/坪
(14.8年/76.6坪)
87.1万/坪
(0.5年/68.1坪)
56.9万/坪
(25.8年/68.7坪)
陸前山下駅41.0万/坪
(28.7年/60.5坪)
30.3万/坪
(33.4年/55.5坪)
63.0万/坪
(13.5年/60.0坪)
石巻駅51.9万/坪
(20.3年/61.2坪)
46.7万/坪
(22.3年/132坪)
62.3万/坪
(9.0年/94.1坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

仙台駅174.5 万/坪(昨年同期比 +154.7 %)

仙台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 175万円/坪(52.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +154.7%( +106.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2020年)に比べて +11.1%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 11.4年(昨年 23.1年から -50.7 %減)。平均土地面積は 58.8 坪 (昨年 134.3 坪から -56.2 %減)。平均建物面積は 106.8 坪 (昨年 40.6 坪から +162.7 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 23.1 年 → 2021年 11.4 年、-50.7 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 82.6 分 → 2021年 15.0 分、-81.8 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.1 % → 2021年 50.0 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 11.1 % → 2021年 10.0 %)

東矢本駅90.3 万/坪(昨年同期比 +64.4 %)

東矢本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.3万円/坪(27.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +64.4%( +35.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 0.7年(昨年 15.0年から -95.6 %減)。平均土地面積は 64.5 坪 (昨年 53.7 坪から +20.2 %増)。平均建物面積は 31.3 坪 (昨年 28.0 坪から +11.7 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 15.0 年 → 2021年 0.7 年、-95.6 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 6.5 分 → 2021年 4.0 分、-38.5 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 100.0 %)

下馬駅58.4 万/坪(昨年同期比 -37.6 %)

下馬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.4万円/坪(17.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -37.6%( -35.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 28.9年(昨年 11.3年から +154.8 %増)。平均土地面積は 97.6 坪 (昨年 64.5 坪から +51.3 %増)。平均建物面積は 37.6 坪 (昨年 37.5 坪から +0.3 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 11.3 年 → 2021年 28.9 年、+154.8 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 50.0 %)

東名駅29.9 万/坪(昨年同期比 -25.8 %)

東名駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.9万円/坪(9.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -25.8%( -10.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 19.0年(昨年 1.0年から +1796.2 %増)。平均土地面積は 226.9 坪 (昨年 60.5 坪から +275.0 %増)。平均建物面積は 46.9 坪 (昨年 34.8 坪から +34.8 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 1.0 年 → 2021年 19.0 年、+1796.2 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 6.0 分 → 2021年 18.0 分、+200.0 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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