JR仙山線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年4月〜6月期のJR仙山線 (仙台駅奥新川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.7万円/坪(22.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -0.8%( -0.6万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 72 件(1年前(2019年)に比べて +4.3%( +3件/坪)と小幅に増加しています。)。

平均築年数は 16.6年(昨年 17.9年から -7.4 %減)。平均土地面積は 78.0 坪 (昨年 68.7 坪から +13.4 %増)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 44.7 坪から +1.6 %増)。

近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が増加。

値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。東北福祉大前駅陸前落合駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは仙台駅で昨年に比べ +208.4 %、坪単価は 104 万円/坪となった。

上位 2 駅(仙台駅陸前落合駅)は +112.7 %(坪単価 +41.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(東照宮駅愛子駅)は -27.4 %(坪単価 -22.2 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2019年 26.2 分 → 2020年 21.2 分、-19.0 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 44.4 % → 2020年 47.7 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 19.0 % → 2020年 15.4 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2019年 27.0 % → 2020年 27.7 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった仙台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +208.4%( +70.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった愛子駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.5万円/坪(15.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -25.0%( -17.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(1年前(2019年)に比べて +40.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

JR仙山線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR仙山線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
仙台駅104万/坪
(21.3年/56.0坪)
33.8万/坪
(32.8年/103坪)
151万/坪
(27.8年/150坪)
東照宮駅63.6万/坪
(13.6年/98.8坪)
90.5万/坪
(15.1年/65.4坪)
107万/坪
(11.4年/53.4坪)
北仙台駅80.9万/坪
(16.0年/61.4坪)
79.6万/坪
(19.4年/59.8坪)
83.1万/坪
(14.1年/65.9坪)
北山駅89.2万/坪
(16.3年/59.0坪)
91.4万/坪
(12.3年/49.2坪)
74.3万/坪
(16.5年/63.0坪)
東北福祉大前駅88.7万/坪
(22.9年/76.1坪)
76.4万/坪
(26.5年/61.7坪)
79.8万/坪
(28.0年/62.9坪)
国見駅71.1万/坪
(12.1年/66.7坪)
74.9万/坪
(15.3年/59.0坪)
84.2万/坪
(10.5年/89.8坪)
葛岡駅-101万/坪
(1.3年/54.5坪)
-
陸前落合駅81.7万/坪
(17.3年/96.8坪)
69.9万/坪
(11.4年/55.3坪)
69.3万/坪
(10.0年/71.5坪)
愛子駅52.5万/坪
(18.2年/97.4坪)
70.0万/坪
(24.9年/100坪)
88.1万/坪
(10.3年/80.1坪)
陸前白沢駅---
熊ケ根駅--6.0万/坪
(49.3年/112坪)
作並駅---
奥新川駅---

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

仙台駅104.3 万/坪(昨年同期比 +208.4 %)

仙台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +208.4%( +70.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 21.3年(昨年 32.8年から -35.1 %減)。平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 103.1 坪から -45.7 %減)。平均建物面積は 100.6 坪 (昨年 53.2 坪から +88.9 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 32.8 年 → 2020年 21.3 年、-35.1 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 102.7 分 → 2020年 10.0 分、-90.3 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 % → 2020年 50.0 %)

陸前落合駅81.7 万/坪(昨年同期比 +16.9 %)

陸前落合駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.7万円/坪(24.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +16.9%( +11.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 10 件(1年前(2019年)に比べて -16.7%( -2件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 17.3年(昨年 11.4年から +51.1 %増)。平均土地面積は 96.8 坪 (昨年 55.3 坪から +74.9 %増)。平均建物面積は 42.2 坪 (昨年 31.3 坪から +34.9 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 17.2 分 → 2020年 11.4 分、-33.9 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 8.3 % → 2020年 20.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 11.4 年 → 2020年 17.3 年、+51.1 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 % → 2020年 37.5 %)

東照宮駅63.6 万/坪(昨年同期比 -29.7 %)

東照宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.6万円/坪(19.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -29.7%( -26.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2019年)に比べて -25.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 13.6年(昨年 15.1年から -10.1 %減)。平均土地面積は 98.8 坪 (昨年 65.4 坪から +51.1 %増)。平均建物面積は 56.5 坪 (昨年 56.0 坪から +0.9 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2019年 15.1 年 → 2020年 13.6 年、-10.1 %と減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 11.2 分 → 2020年 15.3 分、+36.3 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 57.1 % → 2020年 50.0 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 14.3 % → 2020年 16.7 %)

愛子駅52.5 万/坪(昨年同期比 -25.0 %)

愛子駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.5万円/坪(15.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -25.0%( -17.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(1年前(2019年)に比べて +40.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 18.2年(昨年 24.9年から -27.0 %減)。平均土地面積は 97.4 坪 (昨年 100.2 坪から -2.7 %減)。平均建物面積は 45.3 坪 (昨年 77.9 坪から -41.9 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 24.9 年 → 2020年 18.2 年、-27.0 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 37.5 % → 2020年 10.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 18.8 分 → 2020年 28.7 分、+52.7 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 % → 2020年 40.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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