近鉄生駒線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年1月〜12月期の近鉄生駒線 (王寺駅生駒駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.4万円/坪(14.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -12.1%( -6.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 155 件(1年前(2020年)に比べて -10.4%( -18件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 30.5年(昨年 24.5年から +24.8 %増)。平均土地面積は 74.0 坪 (昨年 68.7 坪から +7.7 %増)。平均建物面積は 45.0 坪 (昨年 36.8 坪から +22.0 %増)。

近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。勢野北口駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは勢野北口駅で昨年に比べ +25.2 %、坪単価は 58.4 万円/坪となった。

上位 2 駅(勢野北口駅南生駒駅)は +16.8 %(坪単価 +8.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(一分駅竜田川駅)は -32.7 %(坪単価 -15.4 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 6.4 % → 2021年 8.4 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 0.6 % → 2021年 1.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 24.5 年 → 2021年 30.5 年、+24.8 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 27.3 % → 2021年 38.8 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 30.9 % → 2021年 36.2 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった菜畑駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 96.1万円/坪(29.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +1.0%( +0.9万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった竜田川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.2万円/坪(4.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -29.4%( -5.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて -28.6%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

近鉄生駒線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
近鉄生駒線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
王寺駅43.2万/坪
(31.5年/91.1坪)
55.4万/坪
(22.5年/63.1坪)
51.6万/坪
(23.0年/60.2坪)
信貴山下駅33.8万/坪
(28.9年/59.5坪)
47.2万/坪
(29.6年/74.2坪)
45.8万/坪
(24.8年/65.4坪)
勢野北口駅58.4万/坪
(22.1年/60.5坪)
46.7万/坪
(25.6年/64.4坪)
48.5万/坪
(23.5年/53.8坪)
竜田川駅14.2万/坪
(45.8年/83.5坪)
20.1万/坪
(28.0年/43.9坪)
26.1万/坪
(40.8年/77.1坪)
平群駅39.5万/坪
(30.6年/61.5坪)
37.8万/坪
(29.7年/60.5坪)
34.6万/坪
(29.7年/63.9坪)
元山上口駅16.8万/坪
(42.9年/76.9坪)
20.1万/坪
(39.5年/62.0坪)
25.7万/坪
(37.0年/77.4坪)
東山駅50.9万/坪
(19.8年/62.0坪)
71.5万/坪
(16.3年/62.8坪)
68.5万/坪
(3.5年/58.0坪)
萩の台駅32.8万/坪
(29.8年/67.1坪)
33.1万/坪
(39.3年/59.0坪)
62.5万/坪
(20.0年/46.1坪)
南生駒駅65.5万/坪
(29.5年/66.9坪)
60.5万/坪
(17.5年/58.7坪)
47.6万/坪
(19.3年/54.2坪)
一分駅44.5万/坪
(24.9年/77.1坪)
69.5万/坪
(10.4年/47.3坪)
63.1万/坪
(21.6年/62.6坪)
菜畑駅96.1万/坪
(24.3年/65.8坪)
95.2万/坪
(6.3年/61.3坪)
57.4万/坪
(20.6年/111坪)
生駒駅56.3万/坪
(30.4年/69.2坪)
60.9万/坪
(25.6年/83.6坪)
63.3万/坪
(25.7年/61.9坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

勢野北口駅58.4 万/坪(昨年同期比 +25.2 %)

勢野北口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.4万円/坪(17.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +25.2%( +11.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて -61.1%( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 22.1年(昨年 25.6年から -13.8 %減)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 64.4 坪から -6.1 %減)。平均建物面積は 35.0 坪 (昨年 35.2 坪から -0.6 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2020年 25.6 年 → 2021年 22.1 年、-13.8 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 17.6 % → 2021年 42.9 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 8.8 分 → 2021年 11.3 分、+28.6 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 35.3 % → 2021年 42.9 %)

南生駒駅65.5 万/坪(昨年同期比 +8.3 %)

南生駒駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 65.5万円/坪(19.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +8.3%( +5.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて -20.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 29.5年(昨年 17.5年から +68.8 %増)。平均土地面積は 66.9 坪 (昨年 58.7 坪から +14.0 %増)。平均建物面積は 46.3 坪 (昨年 38.0 坪から +22.0 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 55.6 % → 2021年 50.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 17.5 年 → 2021年 29.5 年、+68.8 %と大きく増加)

一分駅44.5 万/坪(昨年同期比 -36.0 %)

一分駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.5万円/坪(13.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -36.0%( -25.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(1年前(2020年)に比べて +57.1%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 24.9年(昨年 10.4年から +140.0 %増)。平均土地面積は 77.1 坪 (昨年 47.3 坪から +63.0 %増)。平均建物面積は 50.1 坪 (昨年 26.8 坪から +86.8 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2020年 11.7 分 → 2021年 10.2 分、-13.1 %と減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 10.4 年 → 2021年 24.9 年、+140.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 14.3 % → 2021年 36.4 %)

竜田川駅14.2 万/坪(昨年同期比 -29.4 %)

竜田川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.2万円/坪(4.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -29.4%( -5.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて -28.6%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 45.8年(昨年 28.0年から +63.9 %増)。平均土地面積は 83.5 坪 (昨年 43.9 坪から +90.3 %増)。平均建物面積は 29.5 坪 (昨年 30.8 坪から -4.1 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 25.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 28.0 年 → 2021年 45.8 年、+63.9 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 7.7 分 → 2021年 10.6 分、+37.4 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 % → 2021年 75.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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