近鉄大阪線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年1月〜12月期の近鉄大阪線 (関屋駅三本松駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.6万円/坪(17.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +0.9%( +0.5万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 272 件(1年前(2018年)に比べて +5.0%( +13件/坪)と堅調に推移しています。)。

平均築年数は 21.1年(昨年 20.3年から +4.0 %増)。平均土地面積は 68.6 坪 (昨年 72.2 坪から -5.0 %減)。平均建物面積は 43.6 坪 (昨年 40.6 坪から +7.3 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が減少。

値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。関屋駅真菅駅大福駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは真菅駅で昨年に比べ +63.3 %、坪単価は 76.8 万円/坪となった。

上位 2 駅(真菅駅関屋駅)は +57.8 %(坪単価 +26.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(松塚駅榛原駅)は -27.9 %(坪単価 -10.5 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 28.2 % → 2019年 31.9 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 34.5 % → 2019年 30.6 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2018年 18.0 分 → 2019年 21.2 分、+18.0 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 16.4 % → 2019年 21.3 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 1.5 % → 2019年 1.1 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった大和八木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.8万円/坪(27.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +11.7%( +9.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 29 件(1年前(2018年)に比べて +3.6%( +1件/坪)と小幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった室生口大野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.4万円/坪(3.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +4.3%( +0.5万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

近鉄大阪線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
近鉄大阪線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
関屋駅66.3万/坪
(29.4年/106坪)
43.5万/坪
(31.0年/104坪)
57.0万/坪
(29.7年/85.8坪)
二上駅61.4万/坪
(18.3年/51.8坪)
68.2万/坪
(13.4年/63.2坪)
73.1万/坪
(7.4年/50.3坪)
近鉄下田駅86.0万/坪
(12.3年/49.4坪)
73.0万/坪
(16.8年/60.5坪)
88.9万/坪
(14.5年/70.7坪)
五位堂駅84.3万/坪
(15.8年/62.5坪)
86.3万/坪
(19.7年/58.3坪)
86.2万/坪
(15.2年/61.0坪)
築山駅43.3万/坪
(25.6年/50.1坪)
50.9万/坪
(16.5年/67.4坪)
51.2万/坪
(18.5年/70.5坪)
大和高田駅46.9万/坪
(19.5年/39.5坪)
54.2万/坪
(17.1年/62.5坪)
63.8万/坪
(16.8年/94.1坪)
松塚駅34.6万/坪
(27.9年/131坪)
49.8万/坪
(15.3年/37.8坪)
49.8万/坪
(14.5年/58.2坪)
真菅駅76.8万/坪
(12.6年/49.4坪)
47.0万/坪
(31.0年/59.0坪)
53.4万/坪
(18.4年/39.6坪)
大和八木駅90.8万/坪
(13.4年/67.5坪)
81.3万/坪
(12.5年/59.5坪)
71.9万/坪
(11.7年/56.0坪)
耳成駅43.5万/坪
(27.3年/79.8坪)
36.3万/坪
(32.7年/32.2坪)
35.7万/坪
(31.7年/49.1坪)
大福駅42.9万/坪
(17.2年/99.3坪)
32.4万/坪
(15.9年/80.5坪)
43.6万/坪
(25.5年/49.4坪)
桜井駅52.9万/坪
(20.7年/62.5坪)
48.2万/坪
(17.4年/101坪)
50.6万/坪
(18.4年/57.9坪)
大和朝倉駅32.8万/坪
(33.0年/84.1坪)
34.1万/坪
(28.0年/75.2坪)
50.1万/坪
(17.9年/43.1坪)
長谷寺駅31.1万/坪
(0年/46.5坪)
-15.6万/坪
(36.5年/75.6坪)
榛原駅17.1万/坪
(34.9年/83.0坪)
22.8万/坪
(31.8年/96.9坪)
22.5万/坪
(29.3年/116坪)
室生口大野駅12.4万/坪
(44.8年/87.0坪)
11.9万/坪
(30.2年/132坪)
25.0万/坪
(19.8年/110坪)
三本松駅-11.2万/坪
(15.8年/87.7坪)
1.6万/坪
(31.0年/160坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

真菅駅76.8 万/坪(昨年同期比 +63.3 %)

真菅駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.8万円/坪(23.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +63.3%( +29.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 18 件(1年前(2018年)に比べて +20.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 12.6年(昨年 31.0年から -59.4 %減)。平均土地面積は 49.4 坪 (昨年 59.0 坪から -16.2 %減)。平均建物面積は 30.9 坪 (昨年 38.2 坪から -19.1 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 31.0 年 → 2019年 12.6 年、-59.4 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 14.3 % → 2019年 66.7 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 20.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2018年 10.9 分 → 2019年 12.2 分、+11.3 %と増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 13.3 % → 2019年 5.6 %)

関屋駅66.3 万/坪(昨年同期比 +52.4 %)

関屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.3万円/坪(20.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +52.4%( +22.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 29.4年(昨年 31.0年から -5.1 %減)。平均土地面積は 105.9 坪 (昨年 104.4 坪から +1.4 %増)。平均建物面積は 53.8 坪 (昨年 39.0 坪から +38.0 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 45.5 % → 2019年 44.4 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 18.2 % → 2019年 33.3 %)

松塚駅34.6 万/坪(昨年同期比 -30.7 %)

松塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.6万円/坪(10.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -30.7%( -15.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2018年)に比べて +250.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 27.9年(昨年 15.3年から +82.5 %増)。平均土地面積は 130.7 坪 (昨年 37.8 坪から +245.7 %増)。平均建物面積は 41.6 坪 (昨年 29.5 坪から +41.0 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 33.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 15.3 年 → 2019年 27.9 年、+82.5 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 13.0 分 → 2019年 20.9 分、+60.4 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 33.3 %)

榛原駅17.1 万/坪(昨年同期比 -25.1 %)

榛原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.1万円/坪(5.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -25.1%( -5.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 30 件(1年前(2018年)に比べて +42.9%( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 34.9年(昨年 31.8年から +9.7 %増)。平均土地面積は 83.0 坪 (昨年 96.9 坪から -14.3 %減)。平均建物面積は 56.1 坪 (昨年 36.1 坪から +55.3 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 76.5 % → 2019年 60.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 46.8 分 → 2019年 59.4 分、+27.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 11.8 % → 2019年 30.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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