中古一戸建て相場の概況
2021年7月〜9月期の近鉄けいはんな線 (生駒駅~学研奈良登美ケ丘駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.7万円/坪(21.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -18.8%( -16.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 26 件(1年前(2020年)に比べて -29.7%( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.8年(昨年 22.6年から +22.7 %増)。平均土地面積は 98.0 坪 (昨年 68.8 坪から +42.4 %増)。平均建物面積は 53.1 坪 (昨年 36.3 坪から +46.6 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。白庭台駅は、昨年から 5 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは学研奈良登美ケ丘駅で昨年に比べ -30.5 %、坪単価は 83.4 万円/坪となった。
上位 1 駅(生駒駅)は +1.4 %(坪単価 +1.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(学研奈良登美ケ丘駅)は -30.5 %(坪単価 -36.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.7 % → 2021年 7.7 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 31.4 % → 2021年 25.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 22.6 年 → 2021年 27.8 年、+22.7 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 22.9 % → 2021年 37.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった学研奈良登美ケ丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.4万円/坪(25.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -30.5%( -36.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて -45.5%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった学研北生駒駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.2万円/坪(14.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -21.7%( -13.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて -20.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
近鉄けいはんな線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
生駒駅 | 76.7万/坪 (24.5年/87.1坪) | 75.6万/坪 (24.4年/67.6坪) | 89.9万/坪 (15.1年/61.5坪) |
白庭台駅 | 69.2万/坪 (25.0年/80.4坪) | 86.2万/坪 (21.5年/69.1坪) | 59.0万/坪 (20.2年/63.0坪) |
学研北生駒駅 | 49.2万/坪 (45.0年/190坪) | 62.9万/坪 (37.8年/70.8坪) | 69.1万/坪 (24.2年/66.8坪) |
学研奈良登美ケ丘駅 | 83.4万/坪 (23.1年/72.6坪) | 120万/坪 (14.6年/69.6坪) | 98.6万/坪 (18.8年/66.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
生駒駅 76.7 万/坪(昨年同期比 +1.4 %)
生駒駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.7万円/坪(23.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +1.4%( +1.0万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.5年(昨年 24.4年から +0.5 %増)。平均土地面積は 87.1 坪 (昨年 67.6 坪から +29.0 %増)。平均建物面積は 42.5 坪 (昨年 35.1 坪から +21.1 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 19.0 分 → 2021年 11.8 分、-37.9 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 33.3 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 26.7 % → 2021年 22.2 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 22.2 %)
学研奈良登美ケ丘駅 83.4 万/坪(昨年同期比 -30.5 %)
学研奈良登美ケ丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.4万円/坪(25.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -30.5%( -36.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて -45.5%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.1年(昨年 14.6年から +58.2 %増)。平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 69.6 坪から +4.3 %増)。平均建物面積は 44.5 坪 (昨年 37.5 坪から +18.5 %増)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 40.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 14.6 年 → 2021年 23.1 年、+58.2 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2020年 17.5 分 → 2021年 20.8 分、+19.4 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 10.0 % → 2021年 40.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示