JR阪和線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年1月〜12月期のJR阪和線 (天王寺駅東羽衣駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.4万円/坪(19.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -4.5%( -3.0万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 691 件(1年前(2018年)に比べて +10.4%( +65件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 24.0年(昨年 21.7年から +10.7 %増)。平均土地面積は 52.3 坪 (昨年 52.2 坪から +0.1 %増)。平均建物面積は 44.1 坪 (昨年 44.4 坪から -0.8 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が小幅減少。

値上がりした駅数は 16 駅に対して、値下がりした駅数は 15 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。天王寺駅美章園駅浅香駅津久野駅北信太駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは東羽衣駅で昨年に比べ +162.8 %、坪単価は 105 万円/坪となった。

上位 2 駅(東羽衣駅津久野駅)は +104.3 %(坪単価 +41.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(長滝駅堺市駅)は -34.9 %(坪単価 -28.9 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.7 % → 2019年 2.8 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2018年 12.3 % → 2019年 13.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2018年 21.7 年 → 2019年 24.0 年、+10.7 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 23.5 % → 2019年 28.6 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 25.1 % → 2019年 19.6 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった天王寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 125万円/坪(37.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +43.9%( +38.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2018年)に比べて -20.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった新家駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.3万円/坪(8.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -9.5%( -3.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 11 件(1年前(2018年)に比べて -31.2%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。

JR阪和線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR阪和線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
天王寺駅125万/坪
(35.2年/23.4坪)
87.1万/坪
(44.7年/62.3坪)
94.4万/坪
(45.4年/29.2坪)
美章園駅82.0万/坪
(12.6年/14.6坪)
64.5万/坪
(25.4年/17.4坪)
90.8万/坪
(18.8年/39.0坪)
南田辺駅113万/坪
(12.5年/49.2坪)
108万/坪
(21.9年/23.4坪)
88.5万/坪
(24.9年/38.5坪)
鶴ケ丘駅92.0万/坪
(26.7年/32.5坪)
86.2万/坪
(29.4年/39.4坪)
110万/坪
(8.9年/25.7坪)
長居駅92.3万/坪
(23.0年/47.6坪)
78.1万/坪
(26.7年/46.6坪)
116万/坪
(16.7年/40.8坪)
我孫子町駅74.4万/坪
(33.4年/45.8坪)
64.8万/坪
(28.5年/35.2坪)
76.0万/坪
(34.8年/42.2坪)
杉本町駅64.9万/坪
(31.4年/27.6坪)
67.3万/坪
(26.0年/33.1坪)
93.7万/坪
(21.2年/40.9坪)
浅香駅86.3万/坪
(29.5年/79.2坪)
61.6万/坪
(37.1年/33.8坪)
51.7万/坪
(33.9年/27.0坪)
堺市駅74.6万/坪
(31.1年/42.6坪)
112万/坪
(27.3年/40.1坪)
104万/坪
(30.0年/31.7坪)
三国ケ丘駅74.5万/坪
(28.0年/57.1坪)
87.5万/坪
(23.2年/51.6坪)
99.4万/坪
(23.1年/35.8坪)
百舌鳥駅85.2万/坪
(29.1年/36.2坪)
102万/坪
(12.8年/55.2坪)
86.9万/坪
(25.4年/41.0坪)
上野芝駅70.5万/坪
(33.0年/40.9坪)
86.8万/坪
(21.2年/41.4坪)
78.3万/坪
(22.4年/50.4坪)
津久野駅60.0万/坪
(30.1年/49.2坪)
41.1万/坪
(33.8年/35.8坪)
87.0万/坪
(18.7年/37.9坪)
鳳駅63.4万/坪
(30.0年/50.9坪)
73.0万/坪
(23.4年/62.4坪)
77.6万/坪
(24.6年/46.0坪)
富木駅64.9万/坪
(22.5年/43.2坪)
77.8万/坪
(18.8年/42.4坪)
68.6万/坪
(22.6年/67.8坪)
北信太駅75.2万/坪
(20.2年/55.7坪)
54.7万/坪
(22.7年/35.3坪)
57.8万/坪
(27.4年/61.9坪)
信太山駅48.6万/坪
(23.0年/60.4坪)
59.6万/坪
(16.4年/49.4坪)
49.3万/坪
(25.2年/53.4坪)
和泉府中駅60.0万/坪
(21.3年/44.3坪)
76.4万/坪
(18.4年/56.1坪)
69.8万/坪
(14.7年/44.4坪)
久米田駅68.4万/坪
(18.4年/50.1坪)
69.6万/坪
(14.4年/51.5坪)
67.4万/坪
(18.6年/57.6坪)
下松駅56.4万/坪
(22.3年/75.3坪)
52.6万/坪
(23.5年/67.1坪)
59.7万/坪
(17.6年/75.8坪)
東岸和田駅62.3万/坪
(19.6年/51.2坪)
56.7万/坪
(20.8年/67.5坪)
101万/坪
(17.1年/62.8坪)
東貝塚駅55.7万/坪
(23.4年/64.8坪)
54.0万/坪
(21.7年/34.0坪)
68.0万/坪
(19.0年/60.7坪)
和泉橋本駅33.2万/坪
(26.1年/32.6坪)
42.2万/坪
(21.8年/31.3坪)
45.6万/坪
(28.8年/51.4坪)
東佐野駅53.5万/坪
(16.9年/86.3坪)
63.3万/坪
(9.5年/64.8坪)
53.7万/坪
(20.8年/103坪)
熊取駅56.3万/坪
(20.4年/60.7坪)
48.5万/坪
(23.2年/58.7坪)
64.3万/坪
(15.3年/66.1坪)
日根野駅65.8万/坪
(15.3年/61.7坪)
63.8万/坪
(13.2年/76.0坪)
61.8万/坪
(14.5年/50.8坪)
長滝駅35.7万/坪
(20.8年/57.0坪)
56.2万/坪
(12.1年/52.0坪)
27.0万/坪
(14.1年/113坪)
新家駅28.3万/坪
(34.2年/60.0坪)
31.2万/坪
(32.3年/69.1坪)
24.6万/坪
(35.2年/63.3坪)
和泉砂川駅43.5万/坪
(20.0年/57.8坪)
47.4万/坪
(18.2年/95.5坪)
47.9万/坪
(19.1年/47.0坪)
和泉鳥取駅35.5万/坪
(27.6年/55.0坪)
31.9万/坪
(29.7年/70.6坪)
43.9万/坪
(20.1年/51.9坪)
山中渓駅---
東羽衣駅105万/坪
(33.1年/49.9坪)
39.9万/坪
(34.8年/78.7坪)
162万/坪
(54.8年/115坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

東羽衣駅104.8 万/坪(昨年同期比 +162.8 %)

東羽衣駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 105万円/坪(31.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +162.8%( +64.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 33.1年(昨年 34.8年から -4.7 %減)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 78.7 坪から -36.5 %減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 87.7 坪から -62.1 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 13.0 分 → 2019年 4.0 分、-69.2 %と大きく減少)

津久野駅60.0 万/坪(昨年同期比 +45.9 %)

津久野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.0万円/坪(18.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +45.9%( +18.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(1年前(2018年)に比べて -5.9%( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 30.1年(昨年 33.8年から -10.9 %減)。平均土地面積は 49.2 坪 (昨年 35.8 坪から +37.4 %増)。平均建物面積は 47.5 坪 (昨年 32.9 坪から +44.3 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2018年 33.8 年 → 2019年 30.1 年、-10.9 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 37.5 % → 2019年 33.3 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 43.8 % → 2019年 40.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2018年 13.4 分 → 2019年 15.5 分、+16.1 %と増加)

長滝駅35.7 万/坪(昨年同期比 -36.5 %)

長滝駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.7万円/坪(10.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -36.5%( -20.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(1年前(2018年)に比べて -9.1%( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 20.8年(昨年 12.1年から +71.1 %増)。平均土地面積は 57.0 坪 (昨年 52.0 坪から +9.7 %増)。平均建物面積は 39.8 坪 (昨年 31.5 坪から +26.3 %増)。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 9.1 % → 2019年 10.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 12.1 年 → 2019年 20.8 年、+71.1 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 18.2 % → 2019年 50.0 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 36.4 % → 2019年 20.0 %)

堺市駅74.6 万/坪(昨年同期比 -33.3 %)

堺市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.6万円/坪(22.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -33.3%( -37.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 27 件(1年前(2018年)に比べて -3.6%( -1件/坪)と小幅に減少しています。)。

平均築年数は 31.1年(昨年 27.3年から +13.7 %増)。平均土地面積は 42.6 坪 (昨年 40.1 坪から +6.1 %増)。平均建物面積は 47.1 坪 (昨年 41.0 坪から +14.8 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2018年 7.9 分 → 2019年 7.0 分、-11.3 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2018年 28.6 % → 2019年 29.6 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2018年 27.3 年 → 2019年 31.1 年、+13.7 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 14.8 % → 2019年 21.7 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 29.6 % → 2019年 26.1 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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