中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期のJR片町線 (長尾駅~京橋駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.1万円/坪(23.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +2.7%( +2.0万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 123 件(1年前(2021年)に比べて -10.2%( -14件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 23.5年(昨年 22.7年から +3.7 %増)。平均土地面積は 38.9 坪 (昨年 40.4 坪から -3.7 %減)。平均建物面積は 38.3 坪 (昨年 39.6 坪から -3.4 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が減少。
値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全体的に上昇基調。藤阪駅、河内磐船駅、星田駅、四条畷駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは寝屋川公園駅で昨年に比べ +650.0 %、坪単価は 124 万円/坪となった。
上位 2 駅(寝屋川公園駅、藤阪駅)は +353.4 %(坪単価 +68.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(忍ケ丘駅、徳庵駅)は -37.7 %(坪単価 -32.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 31.8 % → 2022年 28.8 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.6 % → 2022年 2.5 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 18.6 % → 2022年 28.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 35.7 % → 2022年 28.8 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった河内磐船駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 136万円/坪(41.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +29.6%( +31.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった忍ケ丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.4万円/坪(11.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -46.9%( -34.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -71.4%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR片町線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
長尾駅 | 75.2万/坪 (24.4年/52.2坪) | 70.1万/坪 (21.5年/38.6坪) | 53.4万/坪 (25.8年/36.6坪) |
藤阪駅 | 81.7万/坪 (18.0年/71.1坪) | 52.1万/坪 (18.0年/68.8坪) | 48.7万/坪 (33.0年/74.6坪) |
津田駅 | 92.4万/坪 (8.6年/39.7坪) | 81.6万/坪 (24.1年/73.8坪) | 56.3万/坪 (20.0年/41.8坪) |
河内磐船駅 | 136万/坪 (6.8年/35.9坪) | 105万/坪 (18.3年/48.8坪) | 125万/坪 (11.0年/37.3坪) |
星田駅 | 105万/坪 (0年/52.9坪) | 75.4万/坪 (19.5年/99.2坪) | 84.0万/坪 (20.6年/46.4坪) |
寝屋川公園駅 | 124万/坪 (18.5年/65.8坪) | 16.5万/坪 (43.0年/10.6坪) | 66.1万/坪 (28.0年/34.8坪) |
忍ケ丘駅 | 38.4万/坪 (39.5年/45.0坪) | 72.4万/坪 (15.6年/35.9坪) | 60.2万/坪 (23.4年/39.5坪) |
四条畷駅 | 52.7万/坪 (33.8年/28.8坪) | 43.8万/坪 (37.9年/24.0坪) | 46.7万/坪 (30.2年/35.1坪) |
野崎駅 | 50.2万/坪 (27.4年/43.9坪) | 49.8万/坪 (28.2年/42.6坪) | 25.9万/坪 (41.8年/16.2坪) |
住道駅 | 69.3万/坪 (25.2年/42.5坪) | 60.5万/坪 (26.9年/23.8坪) | 59.0万/坪 (33.5年/35.0坪) |
鴻池新田駅 | 74.0万/坪 (23.5年/35.7坪) | 74.4万/坪 (19.4年/21.2坪) | 86.2万/坪 (18.6年/54.6坪) |
徳庵駅 | 75.6万/坪 (25.9年/22.3坪) | 106万/坪 (16.8年/21.6坪) | 90.5万/坪 (31.6年/55.1坪) |
放出駅 | 117万/坪 (15.5年/50.2坪) | 103万/坪 (7.2年/20.6坪) | 104万/坪 (22.7年/40.5坪) |
鴫野駅 | 117万/坪 (23.3年/28.4坪) | 116万/坪 (15.1年/26.8坪) | 98.9万/坪 (28.0年/44.1坪) |
京橋駅 | 70.9万/坪 (34.5年/16.9坪) | 91.1万/坪 (23.9年/20.3坪) | 99.0万/坪 (22.0年/21.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
寝屋川公園駅 124.0 万/坪(昨年同期比 +650.0 %)
寝屋川公園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 124万円/坪(37.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +650.0%( +107.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.5年(昨年 43.0年から -57.0 %減)。平均土地面積は 65.8 坪 (昨年 10.6 坪から +521.4 %増)。平均建物面積は 48.4 坪 (昨年 12.1 坪から +300.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 43.0 年 → 2022年 18.5 年、-57.0 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 7.0 分 → 2022年 4.0 分、-42.9 %と大きく減少)
藤阪駅 81.7 万/坪(昨年同期比 +56.9 %)
藤阪駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.7万円/坪(24.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +56.9%( +29.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 18.0年(昨年 18.0年から +0.0 %減)。平均土地面積は 71.1 坪 (昨年 68.8 坪から +3.3 %増)。平均建物面積は 90.0 坪 (昨年 55.2 坪から +63.0 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 20.5 分 → 2022年 17.0 分、-17.1 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 50.0 %)
忍ケ丘駅 38.4 万/坪(昨年同期比 -46.9 %)
忍ケ丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.4万円/坪(11.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -46.9%( -34.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -71.4%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 39.5年(昨年 15.6年から +152.9 %増)。平均土地面積は 45.0 坪 (昨年 35.9 坪から +25.5 %増)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 29.8 坪から +9.2 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 15.6 年 → 2022年 39.5 年、+152.9 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 30.8 % → 2022年 50.0 %)
徳庵駅 75.6 万/坪(昨年同期比 -28.5 %)
徳庵駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.6万円/坪(22.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -28.5%( -30.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.9年(昨年 16.8年から +54.4 %増)。平均土地面積は 22.3 坪 (昨年 21.6 坪から +3.5 %増)。平均建物面積は 29.4 坪 (昨年 31.4 坪から -6.4 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 14.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 16.8 年 → 2022年 25.9 年、+54.4 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 6.8 分 → 2022年 10.9 分、+61.1 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 42.9 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示