【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年7月〜9月期のJR東西線 (京橋駅~加島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.4万円/坪(28.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -10.5%( -11.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 27 件(1年前(2018年)に比べて +58.8%( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.9年(昨年 28.3年から -4.9 %減)。平均土地面積は 48.6 坪 (昨年 55.9 坪から -13.0 %減)。平均建物面積は 103.1 坪 (昨年 152.0 坪から -32.2 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。京橋駅、加島駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは海老江駅で昨年に比べ +159.3 %、坪単価は 53.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(海老江駅、加島駅)は +113.1 %(坪単価 +37.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大阪城北詰駅、御幣島駅)は -52.2 %(坪単価 -86.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 6.6 分 → 2019年 5.5 分、-17.0 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 6.7 % → 2019年 35.0 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 5.9 % → 2019年 18.5 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 52.9 % → 2019年 48.1 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった京橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 133万円/坪(40.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +47.9%( +43.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2018年)に比べて +60.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった海老江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.0万円/坪(16.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +159.3%( +32.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2018年)に比べて +400.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR東西線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
京橋駅 | 133万/坪 (23.9年/60.9坪) | 89.8万/坪 (41.3年/33.3坪) | 192万/坪 (9.5年/25.5坪) |
大阪城北詰駅 | 63.6万/坪 (53.0年/42.4坪) | 186万/坪 (-0.50年/66.6坪) | - |
大阪天満宮駅 | - | 134万/坪 (25.5年/61.3坪) | 160万/坪 (10.5年/36.3坪) |
北新地駅 | - | 150万/坪 (40.0年/49.2坪) | - |
新福島駅 | 107万/坪 (0年/32.5坪) | 107万/坪 (24.5年/27.2坪) | 136万/坪 (10.5年/15.9坪) |
海老江駅 | 53.0万/坪 (52.2年/29.0坪) | 20.4万/坪 (43.5年/24.2坪) | - |
御幣島駅 | 80.1万/坪 (24.3年/26.5坪) | 130万/坪 (11.5年/157坪) | 67.4万/坪 (38.0年/18.7坪) |
加島駅 | 108万/坪 (9.8年/70.8坪) | 64.8万/坪 (16.5年/86.7坪) | 160万/坪 (-0.50年/27.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
海老江駅 53.0 万/坪(昨年同期比 +159.3 %)
海老江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.0万円/坪(16.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +159.3%( +32.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2018年)に比べて +400.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 52.2年(昨年 43.5年から +19.9 %増)。平均土地面積は 29.0 坪 (昨年 24.2 坪から +20.0 %増)。平均建物面積は 59.6 坪 (昨年 16.6 坪から +258.2 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2018年 43.5 年 → 2019年 52.2 年、+19.9 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 80.0 %)
加島駅 108.1 万/坪(昨年同期比 +66.9 %)
加島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 108万円/坪(32.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +66.9%( +43.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2018年)に比べて +100.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 9.8年(昨年 16.5年から -40.4 %減)。平均土地面積は 70.8 坪 (昨年 86.7 坪から -18.3 %減)。平均建物面積は 97.4 坪 (昨年 138.1 坪から -29.5 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 16.5 年 → 2019年 9.8 年、-40.4 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 11.0 分 → 2019年 6.7 分、-39.4 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 50.0 %)
大阪城北詰駅 63.6 万/坪(昨年同期比 -65.7 %)
大阪城北詰駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.6万円/坪(19.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -65.7%( -121.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 53.0年(昨年 -0.5年から -10795.6 %減)。平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 66.6 坪から -36.4 %減)。平均建物面積は 119.5 坪 (昨年 296.5 坪から -59.7 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 -0.5 年 → 2019年 53.0 年、-10795.6 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 5.0 分 → 2019年 2.0 分、-60.0 %と大きく減少)
御幣島駅 80.1 万/坪(昨年同期比 -38.6 %)
御幣島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.1万円/坪(24.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -38.6%( -50.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2018年)に比べて +300.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.3年(昨年 11.5年から +110.8 %増)。平均土地面積は 26.5 坪 (昨年 157.3 坪から -83.2 %減)。平均建物面積は 29.7 坪 (昨年 574.8 坪から -94.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 8.0 分 → 2019年 6.5 分、-18.8 %と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 11.5 年 → 2019年 24.3 年、+110.8 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示