JR大阪環状線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年4月〜6月期のJR大阪環状線 (大阪駅天満駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.1万円/坪(27.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +8.7%( +7.3万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 65 件(1年前(2019年)に比べて -32.3%( -31件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 24.5年(昨年 25.6年から -4.3 %減)。平均土地面積は 33.6 坪 (昨年 33.9 坪から -0.9 %減)。平均建物面積は 47.7 坪 (昨年 58.7 坪から -18.8 %減)。

近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が増加。

値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。大正駅桃谷駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは桜ノ宮駅で昨年に比べ +432.7 %、坪単価は 479 万円/坪となった。

上位 2 駅(桜ノ宮駅大正駅)は +242.8 %(坪単価 +212.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(玉造駅福島駅)は -50.1 %(坪単価 -75.1 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.7 % → 2020年 28.3 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 27.0 % → 2020年 26.4 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 21.1 % → 2020年 16.9 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 28.4 % → 2020年 30.2 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった桜ノ宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 479万円/坪(145万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +432.7%( +389.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった弁天町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.6万円/坪(17.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -11.6%( -7.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2019年)に比べて -53.8%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。

JR大阪環状線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR大阪環状線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
大阪駅---
福島駅80.1万/坪
(28.3年/20.4坪)
155万/坪
(47.6年/22.2坪)
112万/坪
(41.8年/23.4坪)
野田駅-127万/坪
(7.4年/20.9坪)
132万/坪
(22.0年/40.5坪)
西九条駅-97.2万/坪
(12.3年/18.9坪)
66.1万/坪
(47.3年/24.2坪)
弁天町駅58.6万/坪
(37.6年/40.6坪)
66.3万/坪
(23.1年/32.8坪)
53.9万/坪
(38.8年/18.5坪)
大正駅103万/坪
(11.2年/41.0坪)
67.4万/坪
(28.5年/27.1坪)
73.2万/坪
(30.1年/35.4坪)
芦原橋駅119万/坪
(34.3年/160坪)
104万/坪
(5.3年/129坪)
57.3万/坪
(3.3年/30.3坪)
今宮駅97.3万/坪
(4.0年/22.1坪)
93.9万/坪
(8.5年/29.0坪)
59.5万/坪
(38.3年/28.2坪)
新今宮駅--117万/坪
(33.8年/76.4坪)
天王寺駅164万/坪
(45.3年/25.7坪)
-75.1万/坪
(30.3年/30.3坪)
寺田町駅66.3万/坪
(15.7年/20.2坪)
74.4万/坪
(28.8年/31.9坪)
74.2万/坪
(27.9年/35.1坪)
桃谷駅87.1万/坪
(32.9年/34.4坪)
68.2万/坪
(21.4年/34.2坪)
86.1万/坪
(26.1年/25.4坪)
鶴橋駅74.8万/坪
(26.1年/16.2坪)
83.9万/坪
(27.0年/50.2坪)
76.7万/坪
(50.8年/30.8坪)
玉造駅69.8万/坪
(33.9年/31.5坪)
146万/坪
(50.3年/23.1坪)
136万/坪
(9.6年/29.5坪)
森ノ宮駅80.7万/坪
(23.3年/13.6坪)
73.5万/坪
(0年/16.6坪)
-
大阪城公園駅-18.1万/坪
(49.3年/45.4坪)
-
京橋駅84.8万/坪
(28.8年/18.7坪)
78.8万/坪
(30.3年/24.7坪)
102万/坪
(32.3年/23.4坪)
桜ノ宮駅479万/坪
(0年/33.3坪)
90.0万/坪
(65.3年/49.9坪)
-
天満駅-123万/坪
(22.3年/75.6坪)
-

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

桜ノ宮駅479.3 万/坪(昨年同期比 +432.7 %)

桜ノ宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 479万円/坪(145万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +432.7%( +389.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均土地面積は 33.3 坪 (昨年 49.9 坪から -33.3 %減)。平均建物面積は 6.1 坪 (昨年 54.5 坪から -88.9 %減)。

大正駅103.0 万/坪(昨年同期比 +52.9 %)

大正駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 103万円/坪(31.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +52.9%( +35.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2019年)に比べて -29.4%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 11.2年(昨年 28.5年から -60.8 %減)。平均土地面積は 41.0 坪 (昨年 27.1 坪から +51.0 %増)。平均建物面積は 51.0 坪 (昨年 40.0 坪から +27.4 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 28.5 年 → 2020年 11.2 年、-60.8 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 15.4 % → 2020年 60.0 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 38.5 % → 2020年 10.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2019年 18.5 分 → 2020年 21.0 分、+13.3 %と増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 23.5 % → 2020年 8.3 %)

玉造駅69.8 万/坪(昨年同期比 -52.1 %)

玉造駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.8万円/坪(21.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -52.1%( -75.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2019年)に比べて +50.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 33.9年(昨年 50.3年から -32.6 %減)。平均土地面積は 31.5 坪 (昨年 23.1 坪から +36.6 %増)。平均建物面積は 36.9 坪 (昨年 32.1 坪から +14.8 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 50.3 年 → 2020年 33.9 年、-32.6 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 40.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 3.0 分 → 2020年 8.2 分、+172.2 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 75.0 % → 2020年 33.3 %)

福島駅80.1 万/坪(昨年同期比 -48.2 %)

福島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.1万円/坪(24.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -48.2%( -74.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 28.3年(昨年 47.6年から -40.6 %減)。平均土地面積は 20.4 坪 (昨年 22.2 坪から -8.0 %減)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 25.2 坪から +56.0 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 47.6 年 → 2020年 28.3 年、-40.6 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 66.7 % → 2020年 50.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 10.0 分 → 2020年 15.5 分、+55.0 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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